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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.1.7 資源配付/インベントリ管理用コマンドの概要

資源配付、インベントリ管理用コマンドの概要を以下に示します。

表1.7 資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド名

概 要 (1)

cmcntagl

インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を行う際の接続環境を変更します。

cmaglenv

インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を行う際の各種パラメタの情報の表示や設定を行います。

cmcnvdb

Oracle Database Serverまたは Microsoft SQL Serverに構築されたインベントリデータベースから取り出されたインベントリデータを、Systemwalker標準形式に変換します。

cmcolinv

指定したノードに対してインベントリ情報を収集します。

cmdblog

データベースのテンポラリログファイルサイズを変更します。

cmenvset.exe

運用管理クライアント上でインベントリ情報表示画面を開く際に使用するネットワークの設定を行います。

cmgetora.sql

Oracle Database Serverのインベントリデータベースからインベントリデータを移出します。

cmgetsql

Microsoft SQL Serverのインベントリデータベースからインベントリデータを取得します。

cminvenv

インベントリ収集に関する設定を変更します。

cmtrndb

cmcnvdbによって変換されたインベントリデータをSystemwalker標準形式のインベントリデータベースへ移入します。

cmpsetdb

インベントリ情報をデータベースに保存するため動作環境を定義します。(注2)

drms (注4)

資源配付のサービスの起動/停止をコンソールから行います。

drmsadd

ユーザ資源をサーバのDRMS管理ファイルに以下の情報を登録します。
- メンテナンス版数データ(-a rms)
- ユーザ資源データ(-a rsc)

drmsapy

サーバで受信したユーザ資源を、自システムへ以下の資源を適用します。
- メンテナンス版数(-a rms)
- ユーザ資源(-a rsc)

drmschk

資源の世代単位の配付/適用状況を確認します。

drmscmp

ユーザが実行した処理の結果を、資源配付に以下の情報を通知します。
- ユーザ資源データの適用完了情報(-a rsc)
- バッチプログラム/シェル・スクリプトの実行結果情報(-a script)(注3)

drmscnv

メンテナンス版数からほかのメンテナンス版数へ移行した業務のステータス情報を運用管理サーバから移出して、中継/部門管理/業務サーバへ移入します。

drmscsv

資源配付が作成するCSVファイルに対して以下の加工を行います。
-CSVファイルのインベントリデータベースへの格納(-a dbimp)
- CSVファイルの不要情報削除(-a del)
- CSVファイルの情報連結(-a merge)

drmsd (注4)

資源配付のデーモンの起動/停止をコンソールから行います。

drmsdfn

資源配付で管理する以下の情報を定義します。
- バックアップ情報(-a bak)
- 業務構成情報(-a job)
- 適用先ID(-a lib)
- メンテナンス版数情報(-a rms)
- 自システム名、あて先システム名(-a sys)

drmsdlt

DRMS管理ファイルに定義した定義情報、登録したユーザ資源および受信した以下の情報を削除します。
- バックアップ情報(-a bak)
- 業務構成情報(-a job)
- 適用先ID(-a lib)
- メンテナンス版数の登録データ/定義情報(-a rms)
- ユーザ資源データ(-a rsc)
- システム名(-a sys)
- システム修正データ(-a 修正種別)
インベントリデータベースに格納した以下の情報を削除します。
- インストールレス型エージェントのインベントリ情報(-a inv)

drmsdwl

取り出しコマンドは、ユーザ資源を部門管理/業務サーバから上位の接続サーバに取り出しするコマンドで、以下の情報を取り出します。
- メンテナンス版数データの取り出し指示
- ユーザ資源データの取り出し指示

drmsexp

DRMS管理ファイルに登録されている資源をオフライン配付用資源として以下の情報を移出します。
- メンテナンス版数(-a rms)
- ユーザ資源(-a rsc)

drmsfsdc

運用管理サーバから各クライアントへ強制配付の指示を行います。

drmsimp

オフライン配付用資源として移出された資源を資源配付サーバへ以下の情報を移入します。
- メンテナンス版数の移出(-a rms)
- ユーザ資源データの移出(-a rsc)

drmslst

資源配付で管理しているDRMS管理ファイルの情報をリストとして出力し、以下の情報を検索します。
- 属性情報(-a atr)
- バックアップ情報(-a bak)
- 業務構成情報(-a job)
- 適用先IDの登録情報(-a lib)
- メンテナンス版数の登録情報、送信状況および適用状況(-a rms)
- ユーザ資源データの登録情報(-a rsc)
- システム名の定義情報、送信状況および適用状況(-a sys)
- システム修正データの登録情報(-a 修正種別)

drmslstf

資源配付で管理している管理ファイルの情報をリストとして出力し以下の情報を検索します。
- メンテナンス版数の送信状況および適用状況の検索
- ユーザ資源データの送信状況および適用状況の検索

drmsmchk

DRMS管理ファイルに何らかの異常があると判断された場合に実行します。

drmsmdfy

DRMS管理ファイルに登録された以下の情報を変更します。
- メンテナンス版数の管理情報(-a rms)
- ユーザ資源データ(-a rsc)
- システム名の定義内容(-a sys) (注5)
- システム修正データ(-a 修正種別)

drmspull

指定したサーバが保持するインベントリ情報の取り出しを行います。

drmsrcv

サーバで、任意のタイミングで資源を受信または受信後続けて適用する運用を行う場合に使用します。

drmsrqst

部門管理サーバ/業務サーバに対して、運用管理サーバから適用指示を行います。

drmssel

業務をクライアントに公開するかどうかを指定します。

drmssnd

ユーザ資源を運用管理サーバからサーバに送信、および開発サーバから運用管理サーバへ以下の資源を送信します。
- 業務構成情報(-a job)【UNIX版】
- メンテナンス版数データ(-a rms)
- ユーザ資源データ(-a rsc)
- システム修正データ(-a 修正種別)

drmssts

オフライン配付されたユーザ資源とシステム修正データの情報を、DRMS管理ファイルに追加します。情報を追加するだけで、資源そのものを登録することはできません。
オフライン配付した資源の以下の情報をDRMS管理ファイルに追加することで運用管理サーバからの検索を可能にします。
- ユーザ資源データ(-a rsc)
- システム修正データ(-a 修正種別)

drmsstsr

システムのマスタ作成時、およびシステム破壊後のリカバリ時において、システムのレベルと資源配付の適用世代のレベルを合わせるために、ある世代までを適用済みに設定します。

MpDTPSetup

インベントリ情報をデータベースに保存するための動作環境を定義します。(注6)

注1)

カッコ内は各コマンドの処理を区別するオプションです。

2)

インベントリデータベースに指定できるデータベース種別は、Systemwalker標準です。

注3)

Windows版 drmscmpコマンドの-a scriptオプション指定は、バッチプログラム用の専用コマンドです。

UNIX版 drmscmpコマンドの-a scriptオプション指定は、シェル・スクリプト用の専用コマンドです。

注4)

drmsコマンド、およびdrmsdコマンドは、コンソール用の専用コマンドです。

注5)

drmsmdfyコマンドの-a sysオプション指定(システム定義の登録内容の変更)の場合は、DistributionAdmin権限が必要です。

注6)

エディションにより、インベントリデータベースに指定できるデータベース種別が異なります。

SE版:標準、またはSystemwalker標準

EE版:Systemwalker標準

GEE版:Systemwalker標準

表1.8 インベントリ管理用コマンド(サーバ/クライアント用)

コマンド名

概 要

drmscmp

環境構築直後のインベントリ情報を、即時に収集/通知します。

表1.9 資源配付用コマンド(クライアント用)

コマンド名

概 要

drmscmp (注)

ユーザが実行した処理の結果を、資源配付に通知します。

drmsdfn

以下を定義します。
- 個別メンテナンス版数の定義
- 業務の定義
- 資源グループ名の定義
- セション開設情報の定義
- プロキシ情報の定義

drmsdlt

以下を削除します。
- 個別メンテナンス版数の削除
- 業務の削除
- 資源グループ名の削除
- セション開設情報の削除

drmsinf

クライアントに存在する以下の情報を出力します。
- 管理情報の取得
- セション開設情報の取得

drmsmdfy

以下を変更します。
- 個別メンテナンス版数の適用先ドライブ変更
- 業務の適用先ドライブ変更
- セション開設情報の変更
- プロキシ情報の変更

drmssts

資源配付クライアントの管理ファイルに対して以下を設定します。
- メンテナンス版数適用済版数の設定
- 資源グループ適用済世代の設定

impdrms

サーバ上で移出した資源をクライアント上で移入します。

nodechk (注)

指定されたコンピュータ名または、IPアドレスが自システムと一致しているかを判定します。

注)

drmscmpコマンドおよびnodechkコマンドは、バッチプログラム用の専用コマンドです。

表1.10 資源配付移行用コマンド

コマンド名

概 要

backup.exe

サーバ/クライアント上の旧資産を退避します。

restore.exe

backup.exeで退避した旧資産を本バージョンの環境上に復元します。

注意事項

サーバ側およびクライアント側の共通

DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド(drmsadd)の-cオプション

資源配付の管理情報定義コマンド(drmsdfn)の-jオプション

サーバ側

資源配付のサーバ用の各コマンドに共通する注意事項を以下に示します。

サーバでは、資源の管理者はネットワーク全体、および部門の管理者であることを想定し、利用者を特権利用者(root)に特定しています。したがって、一般利用者はこれらのコマンドを利用することはできません。

コマンドで扱える文字種は以下のとおりです。

クライアント側

資源配付のクライアント用の各コマンドに共通する注意事項を以下に示します。

コマンド名(drmsdfnやdrmsdltなど)は、特に英大文字/英小文字を区別する必要はありません。コマンドで記述する各オプションに指定するパス名には、オプションの説明に断りのない限り、ネットワークドライブは指定できません。

コマンドとしての使用可のコマンドについては、ほかの資源配付クライアント機能が動作していないときに実行してください。