本コマンドは、運用管理サーバから部門管理/業務サーバにユーザ資源を送信します。また、開発用サーバから運用管理サーバへユーザ資源を送信します。
機能説明
業務構成情報の送信を指示します。本コマンドは、運用管理サーバから部門管理/業務サーバに業務構成情報を送信するとき、または部門管理/業務サーバから部門管理/業務サーバに業務構成情報を送信するときに使用します。
記述形式
drmssnd | -a job -j 業務名 -s あて先システム名 [-W] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「job」と指定します。
送信する業務名を指定します。
業務名は、ASCII(30文字以内)、EUC(15文字以内)またはシフトJIS(15文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
送信するあて先システム名を指定します。
あて先システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
あて先システム名には、ワイルド・カードが指定できます。この場合、あて先システム名を「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。あて先システムがワイルド・カードで指定された場合、該当するあて先システムに対して同時に業務構成情報を送信します。
任意個の任意の文字列
任意の1字に対する文字
本コマンドが、送信処理を完了するまで待ち合わせる場合に指定します。-sオプションでワイルド・カードが指定されている場合は、すべてのあて先システムへの送信処理が完了するまで本コマンドが待ち合わせます。本オプションが省略された場合、あて先システムへの送信処理の完了を待ち合わせず、本コマンドは即座に復帰します。
復帰値
送信処理が正常に終了しました。
同じあて先システムに二重に送信されました。送信処理は行われません。
指定したあて先システムがありません。
指定した業務名がありません。
オプションの指定に誤りがあります。送信処理ができません。
システムにエラーが発生しました。送信処理ができません。
参照
コマンド格納場所
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
注意事項
業務構成情報を受信したサーバにすでに同一の業務構成情報が登録されている場合、登録済の業務構成情報を新しく受信した業務構成情報に置き換えます。
業務構成情報を受信したサーバで、受信した業務名以外の業務構成情報は変わりません。
複数の業務名の業務構成情報を送信する場合は、本コマンドを業務名ごとに実行する必要があります。
指定された業務に業務構成情報が定義されていない場合は、送信処理を行いません。
-Wオプションが省略された場合は、送信処理中であっても送信指示の結果として、本コマンドの復帰値は0となります。送信処理の結果については、資源配付が出力するメッセージで確認してください。
使用例
あて先システム名を「SERVER」、業務名を「人事」と指定し、送信処理を待ち合わせます。
drmssnd -a job -j 人事 -s SERVER -W
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。
機能説明
メンテナンス版数データの送信を指示します。本コマンドは、運用管理サーバから各配付ドメインにメンテナンス版数を送信するとき、または開発用サーバから運用管理サーバにメンテナンス版数を送信するときに使用します。
記述形式
drmssnd | -a rms [-v メンテナンス版数名] [-e メンテナンス版数の世代] [-t YYYYMMDDhhmm|unfix] [-W] [-k quick|man|ipl|date] [-y YYYYMMDDhhmm|unfix|rmsdate] [-L 分割量 -T 時間間隔] [-S cmd|rot] [-Z 資源属性情報格納ファイル] [-G quick|apply] [-s 配付ドメイン名|-M あて先格納ファイル|-P 経路指定要求ファイル] [-U] [-A quick|man |ipl |date] [-B YYYYMMDDhhmm |unfix] [-Y YYYYMMDDhhmm |unfix |rmsdate] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「rms」と指定します。
送信するメンテナンス版数データの名前をASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定した場合は個別メンテナンス版数とみなし、本オプションを省略した場合は共通メンテナンス版数とみなします。ワイルドカード指定および複数指定はできません。
送信するメンテナンス版数の世代を指定します。メンテナンス版数の世代は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。
送信するメンテナンス版数の適用予定日時を指定します。本オプションは以下のように指定します。-kオプションでdateを指定する場合は、必ず本オプションを指定してください。-kオプションでdate以外を指定した場合、本オプションは無効となります。本オプションを省略した場合は、メンテナンス版数資源の登録時に指定した内容が有効となります。
西暦年を指定します。
01~12で月を指定します。
01~31で日付を指定します。
00~23で時間を指定します。
00~59で分を指定します。
なお、適用予定日時を未定にしたい場合は、以下のように指定します。
適用予定日時を未定にします。
送信処理を完了するまで、本コマンドを待ち合わせたい場合に指定します。-sオプションでワイルド・カードが指定されている場合は、すべてのあて先ドメインへの送信処理が完了するまで本コマンドが待ち合わせます。本オプションが省略された場合、あて先ドメインへの送信処理の完了を待ち合わせず、本コマンドは即座に復帰します。
なお、-sオプションが省略されている場合、本コマンドは隣接するあて先ドメインへの送信処理だけを待ち合わせます。
適用種別を指定します。適用種別を以下に示します。
即時適用
手動適用
ipl適用
後刻適用
本オプションを省略した場合は、メンテナンス版数登録時の内容が採用されます。
メンテナンス版数内にあるクライアント資源の適用予定日時を指定します。本オプションは以下のように指定します。
西暦年を指定します。
01~12で月を指定します。
01~31で日付を指定します。
00~23で時間を指定します。
00~59で分を指定します。
メンテナンス版数の適用日と同じにします。
なお、適用予定日時を未定にしたい場合は、以下のように指定します。
適用予定日時を未定にします。
本オプションを省略した場合は、メンテナンス版数登録時の内容が採用されます。
メンテナンス版数を分割して送信するときの分割量をMバイト単位で指定します。0.1~2000の範囲で0.1単位で指定してください。-Tオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
メンテナンス版数を分割して送信する場合の送信間隔を分単位で指定します。1~1440の範囲で指定してください。-Lオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
本コマンドが、コマンドとして指定された情報だけで送信するのか、あらかじめ中継サーバが持っている経路情報に従って中継サーバから再送信するのかを指定します。本オプションを省略した場合は、「cmd」が指定されたものとします。
コマンドとして指定した情報だけで送信する場合に指定します。
経路情報に従って再送信する場合に指定します。
資源属性情報格納ファイルへのパス名を指定します。属性情報は、DRMS編集ファイルのown_gennumオプション、other_gennumオプション、apply_gennumオプション、newgenオプションの指定値となります。各オプションは、必要なものだけ指定してください。前回の設定値は、すべて本オプションで指定された値に置き換わります。なお、本オプションを指定した場合は、-eオプションは指定できません。
ファイルの形式については、“資源属性情報格納ファイル”を参照してください。
クライアント資源のダウンロード種別を指定します。
指定された世代の資源グループを事前配付する場合に指定します。
指定された世代の資源グループを通常配付する場合に指定します。
本オプションを省略した場合は、登録時の値を使用します。
送信するあて先の配付ドメイン名を指定します。
Windows版の場合、配付ドメイン名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。
UNIX版の場合、配付ドメイン名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
配付ドメイン名には、ワイルド・カードが指定できます。この場合、配付ドメイン名を「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。配付ドメイン名がワイルド・カードで指定された場合、該当する配付ドメインに対して同時にユーザ資源を送信します。
なお、本オプションを指定した場合は、-Mおよび-Pオプションは指定できません。
任意個の任意の文字列
任意の1字に対する文字
また、配付ドメイン名としてIPアドレスを直接記述することも可能です。
なお、本オプションを省略した場合は、配下の配付ドメインすべてに送信します。
送信先の隣接サーバのシステム名を格納したファイル名を、フルパスまたは相対パスで指定します。あて先格納ファイルに記載されたあて先システムに対して、資源を送信します。
なお、本オプションを指定する場合は、-s、-Sおよび-Pオプションは指定できません。
あて先格納ファイルの指定形式を、以下に示します。
送信先サーバシステム名 送信先サーバシステム名 送信先サーバシステム名
1行に1システム名ずつ記述し、必ず改行します。
送信先のサーバのシステム名は、隣接サーバとして定義済のシステム名を指定します。
Windows版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。
UNIX版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
送信先のサーバのシステム名を格納したファイル名を、フルパスまたは相対パスで指定します。本オプションを指定する場合は、-sおよび-Sオプションは指定できません。送信先のシステム名を格納した経路指定要求ファイル情報を基に資源配付は指定したあて先に資源を送信します。
なお、本指定は、個別メンテナンス版数を送信する場合に有効です。本オプションおよび-sオプションを両方とも省略した場合、個別メンテナンス版数の場合は直下の配付ドメインにだけ送信し、共通メンテナンス版数の場合は配下の配付ドメインすべてに送信します。
なお、本オプションを指定する場合は、-s、-Sおよび-Mオプションは指定できません。
経路指定要求ファイルの指定形式を、以下に示します。
送信あて先のシステム名 送信あて先のシステム名 送信あて先のシステム名
1行に1システム名ずつ記述し、必ず改行します。
送信先のサーバのシステム名は、サーバとして定義済のシステム名を指定します。
Windows版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。
UNIX版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
あて先のサーバが中継サーバ配下のサーバの場合、経路指定要求ファイルにはあて先のサーバを指定するだけで、中継サーバを経由して配付されます。
-Pオプションで指定された経路指定要求ファイルに記述されているあて先システム名が存在しない場合、エラーとせずに送信処理を継続する場合に指定します。
配付対象サーバに対して配付する資源の適用種別を指定します。
本オプションでの指定形式は、-kオプションと同様です。本オプションは、配付対象サーバの上位サーバ(中継サーバ)まで配付済のメンテナンス版数資源に対して、配付対象サーバでの適用種別を変更して配付したい場合に指定します。
配付対象サーバに対して配付する資源の適用予定日時を指定します。
本オプションでの指定形式は、-tオプションと同様です。本オプションは、配付対象サーバの上位サーバ(中継サーバ)まで配付済のメンテナンス版数資源に対して、配付対象サーバでの適用予定日時を変更して配付したい場合に指定します。
配付対象サーバに対して配付する資源のクライアント適用予定日時を指定します。
本オプションでの指定形式は、-yオプションと同様です。本オプションは、配付対象サーバの上位サーバ(中継サーバ)まで配付済のメンテナンス版数資源に対して、配付対象サーバ配下クライアントでの適用予定日時を変更して配付したい場合に指定します。
復帰値
送信処理が正常に終了しました。
同じあて先配付ドメインに二重に送信されました。送信処理は行われません。
指定したあて先配付ドメインがありません。
指定したメンテナンス版数がありません。
オプションの指定に誤りがあります。送信処理ができません。
システムにエラーが発生しました。送信処理ができません。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
注意事項
-Wオプションが省略された場合は、送信処理中であっても、本コマンドの復帰値は0となります。送信処理結果については、資源配付が出力するメッセージで確認してください。
メンテナンス版数の世代には英数字(0~9、A~Z、a~z)と「#」だけ、メンテナンス版数名には英数字(0~9、A~Z、a~z)だけ指定できます。
配付ドメイン名には「/」、「\」、「*」、「?」、「,」、「%」を使用しないでください。
サーバに対してメンテナンス版数を複数世代一度に送信する場合、最新世代の適用予定日時が有効となります。複数世代のメンテナンス版数送信時に、それぞれの世代の適用予定日時を有効としたい場合には、1世代ずつ送信指示を行ってください。
-Lオプションおよび-Tオプションは、通信種別がTCP/IPの場合だけ使用できます。
-sオプションに指定した配付ドメイン名のシステム定義が行われていない場合は、隣接サーバとして自動定義されます。
-s、-Mおよび-Pオプションは排他指定であり、同時に指定することはできません。いずれか1つを指定してください。
使用例1
配付ドメイン名(配付ドメインのサーバのあて先システム名)を「SERV」、共通メンテナンス版数の世代を「RMS001」と指定し、送信処理を待ち合わせます。
drmssnd -a rms -e RMS001 -s SERV -W
使用例2
配付ドメイン名(配付ドメインのサーバのあて先システム名)を「SRV」で始まる配付ドメイン名すべて、共通メンテナンス版数の世代を「RMS001」、適用予定日時を「2010年6月17日15時00分」と指定し、送信処理を待ち合わせません。
drmssnd -a rms -e RMS001 -s "SRV*" -t 201006171500
使用例3
【Windows版】
システム名格納ファイルを「c:\tmp\KEIRO.txt」、共通メンテナンス版数「RMS00001」、適用種別を「date」、適用予定日時を「2010年07月14日15時00分」と指定し、送信処理を待ち合わせません。
drmssnd -a rms -P c:\tmp\KEIRO.txt -e RMS00001 -k date -t 201007141500
【UNIX版】
システム名格納ファイルを「/tmp/KEIRO」、共通メンテナンス版数「RMS00001」、適用種別を「date」、適用予定日時を「2010年07月14日15時00分」と指定し、送信処理を待ち合わせません。
drmssnd -a rms -P /tmp/KEIRO -e RMS00001 -k date -t 201007141500
使用例4
サーバ3階層のシステム構成(運用管理サーバ-中継サーバ-業務サーバ)で、あらかじめ中継サーバまでメンテナンス版数資源が配付されています。このメンテナン版数において、特定の業務サーバについては適用予定日時を 「2010年9月15日15:00」に変更して配付します。配付対象の業務サーバは、経路指定要求ファイル「c:\tmp\KEIRO.txt」に指定します。
drmssnd -a rms -v MNT001 -e RMS001 -P c:\tmp\KEIRO.txt -B 201009151500
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。
機能説明
ユーザ資源データの送信を指示します。本コマンドは、運用管理サーバから部門管理/業務サーバにユーザ資源を送信するとき、部門管理/業務サーバから部門管理/業務サーバにユーザ資源を送信するとき、または開発システムから運用管理サーバにユーザ資源を送信するときに使用します。
記述形式
drmssnd | -a rsc -g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] [-k quick|man|ipl|date] [-c yes|no] [-t YYYYMMDDhhmm|unfix] [-W] [-L 分割量 -T 時間間隔] [-S cmd|rot] [-Z 資源属性情報格納ファイル] [-G quick|apply] [-s あて先システム名|-M あて先格納ファイル|-P 経路指定要求ファイル] [-U] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「rsc」と指定します。
送信するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。
送信するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとなります。
どの世代まで送信するかを世代識別名で指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の先頭が英字で始まる英数字で指定します。
本オプションを省略した場合は、登録されている最新世代が指定されたものとみなします。
送信する適用種別を指定します。適用種別を以下に示します。
即時適用
手動適用
後刻適用
ipl適用
なお、本オプションが省略された場合、quickが指定されたものとみなします。
-eオプションで指定した世代だけを送信するか、指定した世代までのすべての世代を送信するかを以下のとおり指定します。
-eオプションで指定した世代までのすべての世代を送信します。
-eで指定した世代だけを送信します。
本オプションを省略した場合は、「yes」が指定されたものとみなします。通常は、本オプションを省略するか、「yes」を指定して送信してください。
なお、「no」を指定する場合は、-eオプションには部門管理/業務サーバで受信、適用済の最新世代、または次の世代を記述する必要があります。
本オプションで「no」を指定し、かつ-eオプションに部門管理/業務サーバで受信、または適用済の最新世代を指定した場合、「最新世代の再送」が行われます。
送信するユーザ資源の適用予定日時を指定します。本オプションは以下のように指定します。-kでdateを指定する場合は、必ず本オプションを指定してください。-kオプションでdate以外を指定した場合、本オプションは無効となります。
西暦年を指定します。
01~12で月を指定します。
01~31で日付を指定します。
00~23で時間を指定します。
00~59で分を指定します。
なお、適用予定日時を未定にしたい場合は、以下のように指定します。
適用予定日時を未定にします。
本コマンドが、送信処理を完了するまで、待ち合わせたい場合に指定します。-sオプションでワイルド・カードが指定されている場合は、すべてのあて先システムへの送信処理が完了するまで本コマンドが待ち合わせます。本オプションが省略された場合、あて先システムへの送信処理の完了を待ち合わせず、本コマンドは即座に復帰します。
資源を分割して送信するときの分割量をMバイト単位で指定します。0.1~2000の範囲で0.1単位で指定してください。-Tオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
資源を分割して送信するときの送信間隔を分単位で指定します。1~1440の範囲で指定してください。-Lオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
本コマンドが、コマンドとして指定された情報だけで送信するのか、あらかじめ中継サーバが持っている経路情報に従って中継サーバから再送信するのかを指定します。本オプションを省略した場合は、「cmd」が指定されたものとします。
コマンドとして指定した情報だけで送信する場合に指定します。
経路情報に従って再送信する場合に指定します。
資源属性情報格納ファイルへのパス名を指定します。属性情報は、DRMS編集ファイルのown_gennumオプション、other_gennumオプション、apply_gennumオプション、newgenオプションの指定値となります。各オプションは、必要なものだけ指定してください。前回の設定値は、すべて本オプションで指定された値に置き換わります。なお、本オプションを指定した場合は、-eオプションは指定できません。
ファイルの形式については、“資源属性情報格納ファイル”を参照してください。
クライアント資源のダウンロード種別を指定します。
指定された世代の資源グループを事前配付する場合に指定します。
指定された世代の資源グループを通常配付する場合に指定します。
本オペランドを省略した場合は、登録時の値を使用します。
送信するあて先システム名を指定します。
Windows版の場合、あて先システム名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。
UNIX版の場合、あて先システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
定義済のシステムに対しては、あて先システム名に、ワイルド・カードが指定できます。この場合、あて先システム名を「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。あて先システムがワイルド・カードで指定された場合、該当するあて先システムに対して同時にユーザ資源を送信します。
なお、本オプションを指定した場合は、-Mおよび-Pオプションは指定できません。
任意個の任意の文字列
任意の1字に対する文字
また、あて先システム名としてIPアドレスを直接記述することも可能です。
送信先の隣接サーバのシステム名を格納したファイル名を、フルパスまたは相対パスで指定します。あて先格納ファイルに記載したあて先システムに対して、資源が送信されます。
なお、本オプションを指定した場合は、-s、-Sおよび-Pオプションは指定できません。
あて先格納ファイルの指定形式を、以下に示します。
送信先サーバシステム名 送信先サーバシステム名 送信先サーバシステム名
1行に1システム名ずつ記述し、必ず改行します。
送信先のサーバのシステム名は、隣接サーバとして定義済のシステム名を指定します。
Windows版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。
UNIX版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
送信先のサーバのシステム名を格納したファイル名を、フルパスまたは相対パスで指定します。本オプションを指定する場合は、-sおよび-Sオプションは指定できません。送信先のシステム名を格納した経路指定要求ファイル情報を基に資源配付は指定したあて先に資源を送信します。
なお、本オプションを指定する場合は、-s、-Sおよび-Mオプションは指定できません。
経路指定要求ファイルの指定形式を、以下に示します。
送信あて先のシステム名 送信あて先のシステム名 送信あて先のシステム名
1行に1システム名ずつ記述し、必ず改行します。
送信先のサーバのシステム名は、サーバとして定義済のシステム名を指定します。
Windows版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。
UNIX版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
あて先のサーバが中継サーバ配下のサーバの場合、経路指定要求ファイルにはあて先のサーバを指定するだけで、中継サーバを経由して配付されます。
-Pオプションで指定された経路指定要求ファイルに記述されているあて先システム名が存在しない場合、エラーとせずに送信処理を継続する場合に指定します。
復帰値
送信処理が正常に終了しました。
同じあて先システムに二重に送信されました。送信処理は行われません。
指定したあて先システムがありません。
指定した資源グループまたは世代識別名がありません。
オプションの指定に誤りがあります。送信処理ができません。
システムにエラーが発生しました。送信処理ができません。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
注意事項
同一のあて先システムに同一の資源を送信する場合は、前回の送信処理を確認してから、送信処理を行ってください。
-Wオプションが省略された場合は、送信処理中であっても、本コマンドの復帰値は0となります。送信処理結果については、資源配付が出力するメッセージで確認してください。
資源グループ名には、英数字(0~9、A~Z、a~z)と「#」、バージョン・レベル、世代識別名には、英数字(0~9、A~Z、a~z)を使用してください。
あて先システム名には「/」、「\」、「*」、「?」、「,」、「%」を使用しないでください。
-Lオプションおよび-Tオプションは、通信種別がTCP/IPの場合だけ使用できます。
-sオプションに指定したあて先システム名のシステム定義が行われていない場合は、隣接サーバとして自動定義されます。
-s、-Mおよび-Pオプションは排他指定であり、同時に指定することはできません。いずれか1つを指定してください。
使用例1
あて先システム名を「SERV」、資源グループ名を「TEXTDATA」、バージョン・レベルを「V11L10」、世代識別名を「GEN01」、適用種別の指定を「quick」と指定し、送信処理を待ち合わせます。
drmssnd -a rsc -s SERV -g TEXTDATA -v V11L10 -e GEN01 -k quick -W
使用例2
あて先システム名を「SERV」で始まるシステム名すべて、資源グループ名を「TEXTDATA」、バージョン・レベルを「V11L10」、世代識別名を「GEN01」、適用種別の指定を「quick」と指定し、送信処理を待ち合わせます。
drmssnd -a rsc -s SERV -g TEXTDATA -v V11L10 -e GEN01 -k quick -W
使用例3
あて先システム名を「SERV」、資源グループ名を「TEXTDATA」、バージョン・レベルを「V11L10」、世代識別名を「E001」、適用種別を「date」、適用予定日時を「2010年4月1日15時00分」と指定し、送信処理を待ち合わせません。
drmssnd -a rsc -s SERV -g TEXTDATA -v V11L10 -e GEN01 -k quick -W
使用例4
【Windows版】
システム名格納ファイルを「c:\tmp\KEIRO.txt」、資源グループ名を「TEXTDATA」、バージョン・レベルを「V11L10」、世代識別名を「E001」、適用種別を「date」、適用予定日時を「2010年07月14日15時00分」と指定し、送信処理を待ち合わせません。
drmssnd -a rsc -P c:\tmp\KEIRO.txt -g TEXTDATA -v V11L10 -e E001 -k date -t 201007141500
【UNIX版】
システム名格納ファイルを「/tmp/KEIRO.txt」、資源グループ名を「TEXTDATA」、バージョン・レベルを「V11L10」、世代識別名を「E001」、適用種別を「date」、適用予定日時を「2010年07月14日15時00分」と指定し、送信処理を待ち合わせません。
drmssnd -a rsc -P /tmp/KEIRO.txt -g TEXTDATA -v V11L10 -e E001 -k date -t 201007141500
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。
機能説明
システム修正データの送信を指示します。本コマンドは、運用管理サーバから部門管理/業務サーバにシステム修正データを送信するとき、部門管理/業務サーバから部門管理/業務サーバにシステム修正データを送信するときに使用します。
UNIX版の場合は、開発システムから運用管理サーバにシステム修正データを送信するときにも使用します。
記述形式
drmssnd | -a 修正種別 -o OS識別名 -p 製品名 -v バージョン・レベル [-l 修正レベル] -s あて先システム名 [-k ipl|man|date] [-c yes|no] [-t YYYYMMDDhhmm|unfix] [-W] [-L 分割量 -T 時間間隔] |
オプション
送信するシステム修正データの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。
一括修正データ
応急修正データまたは固有修正データ
製品が動作するOSのOS識別名を指定します。本オプションは以下のように指定します。
DS/90 7000シリーズのシステム修正データの場合
システム修正データの製品名を指定します。製品名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。
送信する製品のバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。
送信するシステム修正データの修正レベルを指定します。修正レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。
一括修正データの修正レベルが複数ある場合は、本オプションで指定した修正レベルまでのシステム修正データをすべて送信します。なお、一括修正データで本オプションが省略された場合、保持している最新の修正レベルが指定されたものとみなします。応急修正データまたは固有修正データの場合は、本オプションは必須であり、指定した修正レベルだけを送信します。
送信するあて先システム名を指定します。
Windows版の場合、あて先システム名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。
UNIX版の場合、あて先システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。
定義済のシステムに対しては、あて先システム名に、ワイルド・カードが指定できます。この場合、あて先システム名を、「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。あて先システムがワイルド・カードで指定された場合、該当するあて先システムに対して、同時にシステム修正データを送信します。
任意個の任意の文字列
任意の1字に対する文字
また、あて先システム名として、IPアドレスを直接記述することも可能です。
送信する適用種別を指定します。以下に適用種別を示します。
ipl
man
date
本オプションを省略した場合は、「ipl」を指定したものとみなします。
なお、資源の送信先がUXP/DSシステム以外の場合、本オプションで適用種別を指定しても意味がありません。
一括修正データの場合、-lオプションで指定した修正レベルだけを送信するか、指定した修正レベルまでのすべての修正レベルを送信するかを、以下のとおり指定します。
-aオプションで「puf」を指定した場合は、本オプションは無効となります。
-lオプションで指定した修正レベルまでのすべての修正レベルを送信します。
-lオプションで指定した修正レベルだけを送信します。
ただし、指定した修正レベルが送信するあて先システムで受信または適用異常状態の最新の修正レベルか次の修正レベルである必要があります。
本オプションを省略した場合は、「yes」が指定されたものとみなします。通常は、本オプションを省略するか、「yes」を指定して送信してください。
送信するシステム修正データの適用予定日時を指定します。本オプションは以下のように指定します。-kでdateを指定する場合は、必ず本オプションを指定してください。-kオプションでdate以外を指定した場合、本オプションは無効となります。
西暦年を指定します
01~12で月を指定します
01~31で日付を指定します
00~23で時間を指定します
00~59で分を指定します
適用予定日時を未定にします
本コマンドが、送信処理を完了するまで待ち合わせる場合に指定します。-sオプションでワイルド・カードが指定されている場合は、すべてのあて先システムへの送信処理が完了するまで本コマンドが待ち合わせます。本オプションが省略された場合、あて先システムへの送信処理の完了を待ち合わせず、本コマンドは即座に復帰します。
資源を分割して送信するときの分割量をMバイト単位で指定します。0.1~2000の範囲で0.1単位で指定してください。-Tオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
資源を分割して送信するときの送信間隔を分単位で指定します。1~1440の範囲で指定してください。-Lオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
復帰値
送信処理が正常に終了しました。
同じあて先システムに二重に送信されました。送信処理は行われません。
指定したあて先システムがありません。送信処理ができません。
指定した製品または修正レベルがありません。送信処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。送信処理ができません。
システムにエラーが発生しました。送信処理ができません。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
注意事項
-Wオプションが省略された場合は、送信処理中であっても送信指示の結果として、本コマンドの復帰値は0となります。送信処理の結果については、資源配付が出力するメッセージで確認してください。
-aオプションでpufを指定した場合、-cオプションは無効となります。この場合、指定された修正レベルだけを送信します。
pufの送信または-cオプションで「no」を指定したptfの送信で、あて先システムで指定の修正レベルが適用異常となっている場合は、この修正レベルを再送信することはできません。
-sオプションに指定したあて先システム名のシステム定義が行われていない場合は、隣接サーバとして自動定義されます。
使用例1
あて先システム名を「DS90」、製品名を「BS1」、バージョン・レベルを「V10L20」、修正レベルを「Y95091」、適用種別を「ipl」と指定し、送信処理を待ち合わせます。
drmssnd -a ptf -o UXPDS -p BS1 -v V10L20 -l Y95091 -s DS90 -k ipl -W
使用例2
あて先システム名を「DS90」で始まるシステム名すべて、製品名を「BS1」、バージョン・レベルを「V10L20」、修正レベルを「Y95091」、適用種別を「ipl」と指定します。送信処理は待ち合わせません。
drmssnd -a ptf -o UXPDS -p BS1 -v V10L20 -l Y95091 -s "DS90*" -k ipl
使用例3
あて先システム名を「DS90」、製品名を「BS1」、バージョン・レベルを「V10L20」、修正レベルを「Y95091」、適用種別を「date」、適用予定日時を「2010年4月1日10時00分」と指定します。送信処理は待ち合わせません。
drmssnd -a ptf -o UXPDS -p BS1 -v V10L20 -l Y95091 -s DS90 -k date -t 2010040111000
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。