本コマンドは、オフライン配付したユーザ資源とシステム修正データの情報を、DRMS管理ファイルに追加するコマンドです。情報を追加するだけで、資源そのものを登録することはできません。オフライン配付した資源の情報をDRMS管理ファイルに追加することで運用管理サーバからの検索を可能にします。
機能説明
オフライン配付したユーザ資源の情報をDRMS管理ファイルに追加します。
記述形式
drmssts | -a rsc -g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル] -e 世代識別名 -d 資源種別 |
オプション
本コマンドの機能を指定します。本オプションは「rsc」と指定します。
情報を追加する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または「#」で指定します。ユーザ資源がパッケージ形式の製品の場合は、本オプションにパッケージ形式の製品の略称名を指定することをお勧めします。
情報を追加する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。
なお、本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。
情報を追加する資源グループの世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。
資源種別を指定します。資源種別は以下のとおりです。
テキスト・ファイルの場合
バイナリ・ファイルの場合
パッケージ形式の製品の場合
シェル・スクリプトの場合
文字パターンの場合
復帰値
情報の追加が正常に終了しました。
オプションの指定に誤りがあります。情報の追加ができません。
システムにエラーが発生しました。情報の追加ができません。
参照
コマンド格納場所
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
使用例
資源グループ名を「TEXT01」、バージョン・レベルを「V10L30」、世代識別名「E010」、資源種別を「text」として、DRMS管理ファイルに情報を追加します。
drmssts -a rsc -g TEXT01 -v V10L30 -e E010 -d text
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
機能説明
オフライン配付したシステム修正データの情報をDRMS管理ファイルに追加します。
記述形式
drmssts | -a 修正種別 -o OS識別名 -p 製品名 -v バージョン・レベル -l 修正レベル |
オプション
情報を追加するシステム修正データの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。
一括修正データ
応急修正データまたは固有修正データ
製品が動作するOSのOS識別名を指定します。本オプションには、「UXPDS」と指定します。
情報を追加するシステム修正データの製品名を指定します。製品名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。本オプションで指定された製品名が、複数パッケージ全体の代表名となり、資源配付はこの製品名でシステム修正データを扱います。本オプションには、追加するシステム修正データの「ソフトウェア名称」に対応する「ソフトウェア略称名」を指定することをお勧めします。
情報を追加するシステム修正データのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションには、システム修正データの媒体ラベルまたはシステム修正データに添付される「修正説明書」の表紙に記述されている、「バージョン・レベル」を指定することをお勧めします。
情報を追加するシステム修正データの修正レベルを指定します。修正レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションには、システム修正データの媒体ラベルまたはシステム修正データに添付される「修正説明書」の表紙に記述されている、「集積単位名」を指定します。また、応急修正データまたは固有修正データ集約時は、集約修正データの代表レベルを指定します。
復帰値
情報の追加が正常に終了しました。
オプションの指定に誤りがあります。情報の追加ができません。
システムにエラーが発生しました。情報の追加ができません。
参照
コマンド格納場所
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
使用例
製品名「BS1」、バージョン・レベル「V10L20」、修正レベル「Y98031」と指定して、DRMS管理ファイルに情報を追加します。
drmssts -a ptf -o UXPDS -p BS1 -v V10L20 -l Y98031
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。