Systemwalker Centric Managerが提供するコマンドについて説明します。
注意
Solaris 10以降の場合の注意事項
Solaris 10以降では、特定の操作を行えないように設定できるため、そのような設定をした場合、root権限を持つユーザであってもコマンドを実行することができません。
例えば、シェルの起動時に読み込まれるファイルに、プロセスの起動を抑止するように設定しておけば、シェルからの操作を抑止することができます。このため、プロセスの起動を抑止するように設定している場合、Systemwalker Centric Managerで提供するコマンドを実行しても、プロセスが起動できないため実行できません。
Systemwalker Centric Managerが提供するコマンドによる操作に対しては、抑止の設定をしないでください。
CSVなどのファイルを入力として利用する場合の注意事項
各コマンドにおいて、CSVなどのファイルを入力として利用する場合、各コマンドの説明に記載されているファイルの文字コードに注意してください。
特に、入力ファイルの文字コードでUTF-8を利用可能なコマンドについては、UNIX版の場合は、BOM(Byte Order Mark)なしのファイルを利用してください。
UTF-8ファイルのBOMの有無については、lessコマンドで確認することができます。
BOM付きUTF-8ファイルの場合、先頭にBOM文字(「<EF><BB><BF>」または「<U+FEFF>」)が表示されます。
イベント監視エージェントを使用する場合の注意事項
「イベント監視エージェント」としてインストールした環境で操作する場合、本書に記載されているコマンド名を以下のように読み替えてください。
読み替え前のコマンド名 | 読み替え後のコマンド名 |
---|---|
mpcrtaddcert | evcrtaddcert |
mpcrtchgpasswd | evcrtchgpasswd |
mpcrtlistcacert | evcrtlistcacert |
mpcrtrmcert | evcrtrmcert |
mpcrtrmenv | evcrtrmenv |
mpcrtsetenv | evcrtsetenv |
LD_LIBRARY_PATH_32 を設定している場合の注意事項【Solaris】
LD_LIBRARY_PATH_32 環境変数を設定している場合は、以下のコマンドを実行してから、コマンドを投入してください。
unset LD_LIBRARY_PATH_32 |