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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.67 drmsfsdc(クライアントへの強制配付コマンド)

機能説明

本コマンドは、運用管理サーバからクライアントに対して強制配付の指示を行います。

記述形式

【Windows版】

drmsfsdc

-a snd -s システム名 -k {cl|serv} [-h all|only] [-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel] [-G quick|apply] [-l new|old]

【UNIX版】

drmsfsdc

-a snd [-s システム名] -k {ws|serv|own} [-h all|only] [-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel] [-G quick|apply] [-l new|old]

オプション

-a snd:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「snd」と指定します。

-s システム名:

強制配付されるシステム名を指定します。

UNIX版の場合、「-k own」を指定した場合には、当オプションは指定できません。また、「-k own」以外を指定した場合には、当オプションは必須です。

-k {cl|serv}【Windows版】:

システムの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。

cl:

クライアント

serv:

サーバ

「serv」を指定した場合、指定サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。

-k {ws|serv|own}【UNIX版】:

システムの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。

ws:

クライアント

serv:

サーバ

「serv」を指定した場合、指定サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。

own:

自システム

「own」を指定した場合、自サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。

-h all|only:

-sで指定した配下のサーバを対象にするかどうかを指定します。本オプションは、-kオプションに「serv」、および-lオプションに「new」を指定した場合だけ有効です。

なお、本オプションを省略した場合は「all」を指定したものとみなします。

all:

配下のサーバを対象とする

only:

配下のサーバを対象としない

-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel:

クライアントへダウンロードが開始する予定日時を指定します。省略した場合は、「quick」を指定したものとみなします。

YYYY:

西暦年を指定します。

MM:

01~12で月を指定します。

DD:

01~31で日付を指定します。

hh:

00~23で時間を指定します。

mm:

00~59で分を指定します。

quick:

即時指定。配付指示後、即時にクライアントのダウンロードが開始されます。

cancel:

キャンセル。日時指定の状態を解除します。

-G quick|apply:

クライアント資源のダウンロード種別を指定します。ダウンロード種別を以下に示します。

quick:

クライアントの設定に従って、分割転送する場合に指定します。

apply:

クライアントの設定に従って、分割転送配付しない場合に指定します。

なお、本オプションを省略した場合は、「apply」を指定したものとみなします。

-l new|old:

部門管理/業務サーバ配下のクライアント情報を部門管理/業務サーバへ問い合わせるかどうかを指定します。

new:

部門管理/業務サーバへ問い合わせる場合に指定します。

old:

部門管理/業務サーバへ問い合わせない場合に指定します。

なお、本オプションを省略した場合は、「new」を指定したものとみなします。

復帰値

0:成功

強制配付指示が正常に終了しました。

1:パラメタエラー

パラメタエラーが発生しました。処理を中断します。

2:タイムアウト

タイムアウトが発生しました。処理を中断します。

3:処理続行不可能なエラー

処理続行不可能なエラーが発生しました。処理を中断します。

Windows版の場合は、errcl.txtを参照してください。

参照

強制配付の情報設定ァイルの定義【Windows版】

資源配付/インベンリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

使用例1

【Windows版】

システム名を「drmscl1」、システム種別を「cl」、予定日時を「quick」と指定して、配付指示します。

drmsfsdc -a snd -s drmscl1 -k cl -t quick

【UNIX版】

システム名を「drmsws1」、システム種別を「ws」、予定日時を「quick」と指定して、配付指示します。

drmsfsdc -a snd -s drmsws1 -k ws -t quick

使用例2

システム名を「drmssrv1」、システム種別を「serv」、予定日時を「2011年4月28日12時00分」として、drmssrv1サーバ配下のクライアント、およびdrmssrv1サーバ配下の全サーバ配下のクライアントに対して配付指示します。

drmsfsdc -a snd -s drmssrv1 -k serv -h all -t 201104281200

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。