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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.58 drmscnv(メンテナンス版数を移行した業務のステータス情報移出入コマンド)

機能説明

本コマンドは、メンテナンス版数からほかのメンテナンス版数へ移行した業務のステータス情報を運用管理サーバから移出して、中継/部門管理/業務サーバへ移入します。

記述形式

drmscnv

-a rms -k stsimp | stsexp [-v メンテナンス版数名] -f 移行情報格納ファイル [-e メンテナンス版数の世代]

オプション

-a rms:

本コマンドの機能を指定します。本オプションは「rms」と指定します。

-k stsimp | stsexp:

移行の移出/移入の種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。

stsexp:

ステータス情報の移出を行う場合に指定します。本オプションを指定した場合は、必ず-eオプションも指定してください。

stsimp:

ステータス情報の移入を行う場合に指定します。

-v メンテナンス版数名:

対象となるメンテナンス版数名をASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定した場合は、個別メンテナンス版数とみなし、本オプションを省略した場合は、共通メンテナンス版数とみなします。ワイルドカード指定および複数指定はできません。

-f 移行情報格納ファイル:

移行を行う場合の移行情報格納ファイルを指定します。移行情報格納ファイルは、メンテナンス版数の世代別に1つ指定します。

Windows版の場合は、本オプションにネットワークドライブを指定することができます。ただし、UNC名は指定できません。

-e メンテナンス版数の世代:

移行するメンテナンス版数の世代を指定します。本オプションは、-kのstsexpオプションを指定した場合だけ有効となり、その他の場合は無効となります。-kのstsexpオプションを指定した場合は、必ず指定してください。省略した場合は、エラーメッセージが出力されます。

復帰値

0:成功

移行処理が正常に終了しました。

3:処理続行不可能な使用者エラー

オプションの指定に誤りがあります。移行処理ができません。

4:プログラムエラー

システムにエラーが発生しました。移行処理ができません。

参照

資源配/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

移行時の前提条件として、個別メンテナンス版数に移行される資源グループについては、1世代以上の世代が残っている状態で実施してください。移行する前に移動される資源グループを削除する必要はありません。

使用例

【Windows版】

個別メンテナンス版数名「v01」のメンテナンス版数の世代「RMSINIT」のステータス情報を、移行情報格納ファイル「a:\cnv.txt」に移行(移出)します。

drmscnv -a rms -k stsexp -v v01 -e RMSINIT -f a:\cnv.txt

【UNIX版】

個別メンテナンス版数名「v01」のメンテナンス版数の世代「RMSINIT」のステータス情報を、移行情報格納ファイル「/temp/cnvfile」に移行(移出)します。

drmscnv -a rms -k stsexp -v v01 -e RMSINIT -f /temp/cnvfile

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。