本コマンドは、資源配付が作成するCSVファイル(資源配付のステータス情報とインベントリ情報)を加工するコマンドです。
機能説明
運用管理サーバで、インベントリのCSVファイルをインベントリデータベースに格納します。
記述形式
drmscsv | -a dbimp |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「dbimp」と指定します。
復帰値
インベントリデータベースへの格納処理が正常に完了しました。
オプションの指定に誤りがあります。インベントリデータベースへの格納処理ができません。
出力されているエラーメッセージの理由により、インベントリデータベースへの格納処理が失敗しました。
システムにエラーが発生しました。インベントリデータベースへの格納処理ができません。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
使用例
インベントリCSVファイルをインベントリデータベースに格納します。
drmscsv -a dbimp
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
機能説明
指定された配付ドメインから通知されたステータス情報のCSVファイルを削除します。日時を指定した場合は、指定した日時より前に通知されたCSVファイルを削除します。日時を省略した場合は、すべてのCSVファイルを削除します。
記述形式
drmscsv | -a del -s 配付ドメイン名 [-t YYYYMMDDhhmm] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「del」と指定します。
削除処理を行う対象の配付ドメイン名(サーバのシステム名)を指定します。
指定された日時より前に通知されたCSVファイルを削除する場合に指定します。本オプションは以下のように指定します。
西暦年を指定します
01~12で月を指定します
01~31で日付を指定します
00~23で時間を指定します
00~59で分を指定します
本オプションを省略した場合は、すべてのCSVファイルが削除の対象となります。
復帰値
削除処理が正常に終了しました。
オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。
出力されているエラーメッセージの理由により、削除処理が失敗しました。
システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
使用例
配付ドメイン「SERV01」の情報を削除します。
drmscsv -a del -s SERV01
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。
機能説明
指定された配付ドメインから通知された複数のCSVファイルを、連結先ファイルに連結して格納します。この際に、今までに本コマンドを使用した結果の旧連結ファイルを指定すれば、この情報を含めて連結処理を行います。
なお、連結後のファイルには、1行目に各項目の内容を示す行が追加されます。
記述形式
drmscsv | -a merge -k inv [-i hard|soft|text|reg] -s 配付ドメイン名 -o 連結先ファイル [-m 旧連結ファイル] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「merge」と指定します。
対象とするCSVファイルの種別として、インベントリ情報を指定します。
-kオプションに「inv」を指定した場合に、インベントリ情報のデータを指定します。
ハードウェア情報のデータを対象にします。
ソフトウェア情報のデータを対象にします。
システムのテキスト情報のデータを対象にします。
レジストリ情報のデータを対象にします。
なお、本オプションを省略した場合は、「soft」が指定されたものとみなします。
連結処理を行う対象の配付ドメイン名(サーバのシステム名)を指定します。
CSVファイルを連結した結果の格納先ファイル名を指定します。指定したファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きします。
CSVファイルを連結するときに、以前に本コマンドを使用して連結したファイルも同時に連結する場合に指定します。連結する順番は、本オプションで指定したファイル、各-sオプションで指定した各CSVファイルの順になります。
復帰値
処理が正常に終了しました。
オプションの指定に誤りがあります。連結処理ができません。
出力されているエラーメッセージの理由により、連結処理ができません。
システムエラーが発生しました。連結処理ができません。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
注意事項
-oオプションで指定する結果格納先ファイルは、DRMS管理ファイルディレクトリ配下を指定しないでください。
本コマンドでは、配付ドメイン単位(サーバ単位)に情報の連結を行います。すべてのサーバの情報を連結することはできません。
UNIX版で連結先ファイルを参照する場合は、ftpなどでPC上に転送し、Microsoft(R) EXCEL等のツールで参照してください。
使用例
【Windows版】
配付ドメイン「SERV01」から通知されたインベントリのソフトウェア情報を連携し、連結先ファイルc:\temp\drms.csvに格納します。
drmscsv -a merge - k inv -i soft -s SERV01 -o c:\temp\drms.csv
【UNIX版】
配付ドメイン「SERV01」から通知されたインベントリのソフトウェア情報を連結し、連結先ファイル/temp/9903.csvに格納します。
drmscsv -a merge - k inv -i soft -s SERV01 -o /temp/9903.csv
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。