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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.63 drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))

本コマンドは、drmsdfnコマンドで管理ファイルに定義した定義情報や、drmsaddコマンドで登録したユーザ資源および受信した資源を削除するためのコマンドです。

サーバで管理する情報や資源を削除するコマンドについて説明します。

1.2.63.1 バックアップ情報の削除

機能説明

バックアップ情報を削除します。

記述形式

drmsdlt

-a bak

オプション

-a bak:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「bak」と指定します。

復帰値

0:成功

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。

定義されていません。

4:プログラムエラー

システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

使用例

drmsdlt -a bak

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.63.2 業務構成情報の削除

機能説明

業務構成情報の削除、および業務構成情報中の資源グループ情報、製品情報を削除します。

記述形式

drmsdlt

-a job -j 業務名 [-g 資源グループ名 [v バージョン・レベル]|-p 製品名 -v バージョン・レベル -o OS識別名]

オプション

-a job:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「job」と指定します。

-j 業務名:

削除する業務名を指定します。

Windows版の場合、業務名は、ASCII(30文字以内)またはシフトJIS(15文字以内)で指定します。

UNIX版の場合、業務名は、ASCII(30文字以内)、EUC(15文字以内)またはシフトJIS(15文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。

-g 資源グループ名:

削除する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。

なお、本オプションを指定する場合は、-pオプションを指定することはできません。

-v バージョン・レベル:

削除する資源グループまたは製品のバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。

なお、-gオプションを指定する場合で、本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。

-p 製品名:

削除する製品名を指定します。製品名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定する場合は、-v、-oオプションも指定する必要があります。

なお、本オプションを指定する場合は、-gオプションを指定することはできません。

-o OS識別名:

製品が動作するOSのOS識別名を指定します。本オプションは以下のように指定します。

UXPDS:

DS/90 7000シリーズのシステム修正データの場合

復帰値

0:成功

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

指定した業務名または業務構成情報が定義されていません。削除処理ができません。

オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

使用例1

業務名「人事」と対応する業務構成情報を削除します。

drmsdlt -a job -j 人事

使用例2

業務名「人事」内に定義されている資源グループ「BINDATA」、バージョン・レベルを「V11L10」を、業務構成情報から削除します。

drmsdlt -a job -j 人事 -g BINDATA -v V11L10

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.63.3 適用先IDの削除

機能説明

定義した適用先IDを削除します。

記述形式

drmsdlt

-a lib -l 適用先ID

オプション

-a lib:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「lib」と指定します。

-l 適用先ID:

適用先IDを指定します。適用先IDは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。

復帰値

0:成功

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

指定した適用先IDがありません。削除処理ができません。

オプションの指定に誤りがあります。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

適用先IDには、英数字(0~9、A~Z、a~z)と「#」で指定してください。

使用例

適用先IDを「TEXTLIB」とします。

drmsdlt -a lib -l TEXTLIB

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.63.4 メンテナンス版数の登録データ/定義情報の削除

機能説明

メンテナンス版数の登録データの最新、最古またはすべての世代を削除、またはメンテナンス版数の定義情報を削除します。登録データの場合、中間の世代だけ(最新または最古以外)の削除はできません。

記述形式

drmsdlt

-a rms [-v メンテナンス版数名] [-d add|dfn] [-n|-o] [-j 業務名|-J 削除業務情報格納ファイル] [-H own|other] [-e 世代識別名] [-E] [-m 削除先サーバ名]

オプション

-a rms:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「rms」と指定します。

-v メンテナンス版数名:

登録/定義情報を削除するメンテナンス版数名を指定します。メンテナンス版数名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定した場合は個別メンテナンス版数とみなし、本オプションを省略した場合は共通メンテナンス版数とみなします。ワイルドカード指定および複数指定はできません。

-d add|dfn:

削除を行う情報の種別を指定します。

add:

登録データを削除する場合に指定します。

dfn:

定義情報を削除する場合に指定します。本パラメタを指定した場合、-n、-o、-jおよび-Jオプションは指定できません。

本オプションを省略した場合は、登録データの削除を行います。

-n:

最新のメンテナンス版数データを削除する場合に指定します。登録データを削除する場合に指定します。

-o:

最古のメンテナンス版数データを削除する場合に指定します。登録データを削除する場合に指定します。

-j 業務名:

登録情報の削除を行う場合に、指定された業務に関する情報を削除する場合の削除対象業務を指定します。本オプションと-Jオプションを同時に指定することはできません。本オプションと-Jオプションを両方とも省略した場合はメンテナンス版数の登録情報の削除を行います。

-J 削除業務情報格納ファイル:

登録情報の削除を行う場合に、指定された業務に関する情報を削除する場合の削除対象業務を格納しているファイルを指定します。本オプションと-jオプションを同時に指定することはできません。本オプションと-jオプションを両方とも省略した場合はメンテナンス版数の登録情報の削除を行います。

削除業務情報格納ファイルは、1行に1業務を左詰めで設定します。以下に形式を示します。

OA業務
人事業務
   :
経理業務
備考)
各行は必ず改行します。
-H own|other:

削除対象のシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)か、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)かを指定します。本オプションは-mオプションを指定した場合だけ有効です。

own:

隣接サーバのシステムに対してメンテナンス版数を削除します。

other:

非隣接サーバのシステムに対してメンテナンス版数を削除します。

本オプションを省略した場合、「own」が指定されたものとみなします。

-e 世代識別名:

削除するメンテナンス版数の所属する世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは-nオプションまたは-oオプションのどちらかを指定する必要があります。

本オプションを省略した場合は-nオプション指定時は管理サーバ側で持つ最新世代が指定されたものとし、-oオプション指定時は管理サーバ側で持つ最古世代が指定されたものとみなします。

-E:

削除対象となるメンテナンス版数のシステムの送信・適用状況のステータスも削除する場合、および削除対象となるシステム配下のクライアントの資源を削除する場合に指定します。

-m 削除先サーバ名:

削除対象とするサーバのあて先システム名を指定します。

Windows版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)で指定します。

UNIX版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)、EUC(8文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。

本サーバ配下の全クライアントも削除対象となります。本オプションを省略した場合、自システムを削除対象とします。

削除する対象と、-mオプションおよび-Eオプションの関係を以下に示します。

削除する対象

-m指定の要否

-E指定の要否

自システムの資源

不要

不要

自システムの資源 および
自システム直下のクライアントの資源

不要

必須

サーバの資源

必須

不要

サーバの資源 および
サーバ配下クライアントの資源

必須

必須

復帰値

0:正常終了

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。

通信処理でエラーが発生しました。削除処理ができません。

指定した世代識別名は、最新または最古世代ではありません。削除処理ができません。

4:プログラムエラー

システムエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

使用例1

共通メンテナンス版数の登録データについて、最古の版数を削除します。

drmsdlt -a rms -d add -o

使用例2

共通メンテナンス版数の定義情報を削除します。

drmsdlt -a rms -d dfn

使用例3

個別メンテナンス版数の定義情報を削除します。

drmsdlt -a rms -v GIJYUTU -d dfn

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.63.5 ユーザ資源データの削除

機能説明

ユーザ資源の最新、最古、またはすべての世代を削除します。中間の世代だけ(最新または最古以外)の削除はできません。また、メンテナンス版数に登録されている世代を削除することはできません。

記述形式

drmsdlt

-a rsc -g 資源グループ名 [-n|-o] [-v バージョン・レベル] [-H own|other] [-e 世代識別名] [-E] [-m 削除先サーバ名]

オプション

-a rsc:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「rsc」と指定します。

-g 資源グループ名:

削除するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または「#」で指定します。

-n:

最新のユーザ資源の世代を削除する場合に指定します。

-o:

最古のユーザ資源の世代を削除する場合に指定します。

-v バージョン・レベル:

削除するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。省略した場合は、空白のバージョン・レベルが指定されたものとみなします。

-H own|other:

削除対象のシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)か、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)かを指定します。本オプションは-mオプションを指定した場合に有効になります。

own:

隣接サーバのシステムに対してユーザ資源を削除します。

other:

非隣接サーバのシステムに対してユーザ資源を削除します。

本オプションを省略した場合、「own」が指定されたものとみなします。

-e 世代識別名:

削除する資源グループの所属する世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは-nオプションまたは-oオプションのどちらかを指定する必要があります。本オプションを省略した場合は-nオプション指定時は運用管理サーバ側で持つ最新世代が指定されたものとし、-oオプション指定時は運用管理サーバ側で持つ最古世代が指定されたものとみなします。

-E:

削除対象となる資源グループのシステムの送信・適用状況のステータスも削除する場合、および削除対象となるシステム配下のクライアントの資源を削除する場合に指定します。

-m 削除先サーバ名:

削除対象とするサーバのあて先システム名を指定します。

Windows版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)で指定します。

UNIX版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)、EUC(8文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。

本サーバ配下の全クライアントも削除対象となります。本オプションを省略した場合、自システムを削除対象とします。

削除する対象と、-mオプションおよび-Eオプションの関係を以下に示します。

削除する対象

-m指定の要否

-E指定の要否

自システムの資源

不要

不要

自システムの資源 および
自システム直下のクライアントの資源

不要

必須

サーバの資源

必須

不要

サーバの資源 および
サーバ配下クライアントの資源

必須

必須

復帰値

0:正常終了

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

指定した資源グループ名がありません。削除処理ができません。

指定した世代識別名は、最新または最古世代ではありません。削除処理ができません。

オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。

通信処理でエラーが発生しました。削除処理ができません。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

使用例1

資源グループ「TEXTDATA」、バージョン・レベル「V11L10」の、最古世代の資源グループを削除します。

drmsdlt -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -o

使用例2

サーバ「SERV1」にある資源グループ「TEXTDATA」、バージョン・レベル「V11L10」のすべての世代について削除します。

drmsdlt -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -m SERV1 -E

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.63.6 システム名の削除

機能説明

システム名または資源の送信状況および受信状況を削除します。システム名を削除した場合、該当システムについて管理されている情報は、すべて削除されます。

記述形式

drmsdlt

-a sys -k システム種別 -s システム名 [-d 削除オプション] [-N|-O|-l 修正番号] [-g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル]] [-p 製品名 -v バージョン・レベル -o OS識別名] [-H own|other] [-D ドメイン名] [-m ドメイン名]

オプション

-a sys:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「sys」と指定します。

-k システム種別:

削除するシステムの種別を指定します。

【Windows版】

本オプションは以下のように指定します。

own:

自システムの登録資源および受信状況を削除する場合

serv:

あて先システム名または送信状況を削除する場合(あて先システムがサーバの場合)

cl:

あて先システム名または送信状況を削除する場合(あて先システムがクライアントの場合)

【UNIX版】

本オプションは以下のように指定します。

own:

自システムの登録資源および受信状況を削除する場合

serv:

あて先システム名または送信状況を削除する場合(あて先システムがサーバの場合)

ws:

あて先システム名または送信状況を削除する場合(あて先システムがクライアントの場合)

-s システム名:

削除するシステム名を指定します。

Windows版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。

UNIX版の場合、システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)で指定します。ただし、LinuxでシフトJISは指定できません。

-d 削除オプション:

資源の送信状況または受信状況を削除するための削除オプションを指定します。本オプションは以下のように指定します。

rsc:

ユーザ資源の送信状況を削除

ptf:

一括修正データの送信状況を削除

puf:

応急修正データまたは緊急修正データの送信状況を削除

本オプションを省略した場合は、指定されたシステムについて管理されているすべての情報を削除します。

-kオプションに「own」を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。

-N:

最新の送信状況を削除する場合に指定します。本オプションは、-dオプションで「ptf」または「rsc」を指定した場合に指定することができます。-dオプションに「puf」を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。

-O:

最古の送信状況を削除する場合に指定します。本オプションは、-dオプションで「ptf」または「rsc」を指定した場合に指定することができます。-dオプションに「puf」を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。

-l 修正番号:

応急修正データまたは緊急修正データの送信状況を削除する場合に、修正レベルを指定します。修正レベルはASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは-dオプションで「puf」を指定した場合に指定することができます。-dオプションに「ptf」または「rsc」を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。

-g 資源グループ名:

削除するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。本オプションは、-dオプションで「rsc」を指定した場合に指定することができます。-dオプションで「rsc」を指定して、本オプションを省略した場合は、該当するすべてのユーザ資源の送信状況を削除します。

-v バージョン・レベル:

削除する資源グループ、または製品のバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。

なお、-gオプションを指定して、本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルが指定されたものとみなします。

-p 製品名:

削除するシステム修正データの製品名を指定します。製品名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。本オプションは、-dオプションで「ptf」または「puf」を指定した場合に指定することができます。本オプションを指定する場合は、-v、-oオプションも指定する必要があります。-dオプションで「ptf」または「puf」を指定して、本オプションを省略した場合は、該当するすべてのシステム修正データの送信状況を削除します。

-o OS識別名:

削除する製品が動作するOSのOS識別名を指定します。本オプションは以下のように指定します。

UXPDS:

DS/90 7000シリーズのシステム修正データの場合

-H own|other:

本オプションは以下のように指定します。

削除対象がサーバの場合

自システムに直接接続される(隣接)サーバか、自システムに直接接続されない(非隣接)サーバかを指定します。

削除対象がクライアントの場合

自システム配下、または隣接サーバ配下に接続されるクライアントか、非隣接サーバ配下に接続されるクライアントかを指定します。

本オプションは以下のように指定します。本オプションを省略した場合は、「own」が指定されたものとみなします。

own:

削除対象が、隣接サーバ、自システム配下のクライアント、隣接サーバ配下のクライアントの場合に指定します。

other:

削除対象が、非隣接サーバ、非隣接サーバ配下のクライアントの場合に指定します。

自サーバから見て隣接と非隣接は以下の考え方で指定してください。

削除対象

-Hオプションの指定

-Dオプション

自サーバ配下のクライアント

ownまたはデフォルト

不要

隣接サーバ

ownまたはデフォルト

不要

隣接サーバ配下のクライアント

ownまたはデフォルト

必要

非隣接サーバ

other

必要

非隣接サーバ配下のクライアント

other

必要

-D ドメイン名:

削除対象とするシステムが自システムに直接接続されない(非隣接)システムの場合、該当システムが属するドメインを指定します。

本オプションは、-Hオプションに「other」を指定した場合、または隣接サーバ配下のクライアント削除時に必ず指定します。

-Hオプションを省略または「own」を指定し、-kオプションに「serv」を指定した場合には、本オプションを指定することはできません。

ドメイン名として指定する名前は以下のとおりです。

削除対象

-Dオプションの指定値

隣接サーバ配下のクライアント

隣接サーバのシステム名

非隣接サーバ

非隣接サーバのすぐ上位のサーバのシステム名

非隣接サーバ配下のクライアント

クライアント接続先の非隣接サーバのシステム名

-m ドメイン名:

-kオプションに「serv」、かつ-Hオプションに「other」を指定し、非隣接サーバを削除する際、非隣接サーバの上位サーバ上の定義を同時に削除する場合に指定します。非隣接サーバの上サーバのシステム名を指定します(-Dオプションに指定するシステム名と同じ)。

-kオプションに「cl」(Windows版)/「ws」(UNIX版)を指定し、隣接サーバ、または非隣接サーバ配下のクライアント定義を削除する際、隣接サーバ、または非隣接サーバ上のクライアント定義を同時に削除する場合に指定します。クライアントの上位サーバのシステム名を指定します(-Dオプションに指定するシステム名と同じ)。

復帰値

0:成功

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。

指定したシステム名が定義されていません。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

使用例1

自システム名を「SERV1」、システム種別を「own」と指定します。

drmsdlt -a sys -s SERV1 -k own

使用例2

あて先システム名を「SERV2」、システム種別を「serv」と指定します。

drmsdlt -a sys -s SERV2 -k serv

使用例3

あて先システム名「SERV2」、システム種別「serv」、資源グループ「TEXTDATA」の最新の送信情報を削除します。

drmsdlt -a sys -s SERV2 -k serv -d rsc -N -g TEXTDATA

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.63.7 システム修正データの削除

機能説明

システム修正データの、指定の修正レベルを削除します。一括修正データは最新または最古の修正レベルを削除し、応急修正データまたは固有修正データは指定された修正レベルを削除します。

記述形式

drmsdlt

-a 修正種別 -o OS識別名 -p 製品名 -v バージョン・レベル [-n|-l 修正レベル]

オプション

-a 修正種別:

削除するシステム修正データの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。

ptf:

一括修正データ

puf:

応急修正データまたは固有修正データ

-o OS識別名:

製品が動作するOSのOS識別名を指定します。本オプションは以下のように指定します。

UXPDS:

DS/90 7000シリーズのシステム修正データの場合

-p 製品名:

システム修正データの製品名を指定します。製品名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。

-v バージョン・レベル:

削除する製品のバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。

-n:

最新の一括修正レベルを削除する場合に指定します。省略した場合は、最古の修正レベルの削除を指定したとみなします。本コマンドでは、中間の一括修正レベルを削除することができません。本オプションは、-aオプションで「ptf」を指定した場合に指定することができます。-aオプションに「puf」を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。

-l 修正レベル:

応急修正データまたは緊急修正データを削除する場合に、修正レベルを指定します。修正レベルはASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは、-aオプションで「puf」を指定した場合に指定する必要があります。-aオプションに「ptf」を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。

復帰値

0:成功

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

指定した製品がありません。

指定した修正レベルがありません。

オプションの指定に誤りがあります。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

製品のレベルアップを保証するため、中間の一括修正レベルを削除することはできません。

使用例1

修正種別「ptf」、製品名「BS1」、バージョン・レベル「V10L20」、OS識別名「UXPDS」の最新の修正レベルを削除します。

drmsdlt -a ptf -o UXPDS -p BS1 -v V10L20 -n

使用例2

修正種別「puf」、製品名「UXPDRMS」、バージョン・レベル「V12L10」、OS識別名「UXPDS」、修正レベル「TY00001」を削除します。

drmsdlt -a puf -o UXPDS -p UXPDRMS -v V12L10 -l TY00001

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。

1.2.63.8 インストールレス型エージェントのインベントリ情報削除

機能説明

インストールレス型エージェントで収集したインベントリ情報をインベントリデータベースから削除します。

記述形式

drmsdlt

-a inv -s エージェント名

オプション

-a inv:

本コマンドの機能を定義します。本オプションは「inv」と指定します。

-s エージェント名:

インベントリ情報を削除するインストールレス型エージェントのエージェント名を指定します。エージェント名は、ASCII(128文字以内)で指定します。ワイルドカードの指定はできません。また、複数のエージェントを指定することもできません。

復帰値

0:成功

削除処理が正常に終了しました。

3:処理継続不可能な使用者エラー

オプションの指定に誤りがあります

指定したエージェント名の情報はありません。

4:プログラム・エラー

システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)

drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

使用例

エージェント名「www.xxx.com」のインベントリ情報を削除します。

drmsdlt -a inv -s www.xxx.com

実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。