本コマンドは、サーバで受信した資源を自システムへ手動で適用するコマンドです。
機能説明
メンテナンス版数を適用します。
記述形式
drmsapy | -a rms [-v メンテナンス版数名] -e メンテナンス版数の世代 |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「rms」と指定します。
適用するメンテナンス版数名を指定します。メンテナンス版数名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定した場合は個別メンテナンス版数とみなし、本オプションを省略した場合は共通メンテナンス版数とみなします。ワイルドカード指定および複数指定はできません。
適用するメンテナンス版数の世代を指定します。メンテナンス版数の世代は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。
復帰値
適用処理が正常に終了しました。
適用したメンテナンス版数中に、当サーバで適用する資源グループがありました。
適用処理が正常に終了しました。適用したメンテナンス版数中に、当サーバで適用する資源グループはありませんでした。
指定したメンテナンス版数がありません。適用処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。適用処理ができません。
システムにエラーが発生しました。適用処理ができません。
エラーメッセージの内容に従って対処してください。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
使用例1
共通メンテナンス版数の世代を「RMS001」とします。
drmsapy -a rms -e RMS001
使用例2
個別メンテナンス版数名を「Contents」、世代を「RMS00000」とします。
drmsapy -a rms -v Contents -e RMS00000
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
機能説明
本コマンドは、ユーザ資源の適用を自動化できない場合に、手動で適用を行うためのものです。受信したユーザ資源を、資源グループ単位で適用します。
記述形式
drmsapy | -a rsc -g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは「rsc」と指定します。
適用するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。
資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または「#」で指定します。
適用するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルはASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。
適用する資源グループの世代識別名を指定します。適用は指定された世代まで行われます。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略すると、資源グループに属している未適用の世代をすべて適用します。
復帰値
適用処理が正常に終了しました。
指定した資源グループ名がありません。適用処理ができません。
識別名で指定された世代がありません。適用処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。適用処理ができません。
システムにエラーが発生しました。適用処理ができません。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
注意事項
適用異常となった世代を、エラー原因を取り除いた後で、再適用する場合は、-eオプションで世代識別名を指定する必要があります。
複数世代が適用異常の場合、-eオプションで最新世代を指定することで、資源グループの全世代を適用することができます。
【Windows版】
資源の適用は、適用先ディレクトリに存在する置き換え前のファイルを一旦リネームした後、資源配付で配付したファイルを適用先ディレクトリにコピーします。その後、リネームした置き換え前のファイルを削除する動作を行います。そのため、置き換え前のファイルが動作中のファイルであっても、リネームが成功したファイルについては、強制的にファイルの置き換えを行います。ファイルのリネームが失敗した場合は、資源の適用に失敗します。
使用例
資源グループ名を「TEXTDATA」、バージョン・レベルを「V11L10」、世代識別名を「E010」とします。
drmsapy -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -e E010
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。