環境構築直後のインベントリ情報を即時に収集/通知したい場合に使用します。
機能説明
自システム(サーバ)のインベントリ情報の収集/通知を行います。
記述形式
drmscmp | -a inv [-n 通知先ノード名] [-N {own | all}] [-p {all | collect | notify}] [-m {wait | nowait}] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションでは「inv」と指定します。
インベントリ情報の通知先のノード名を指定します。ノード名にはホスト名、またはIPアドレスを指定します。-pオプションに「collect」を指定した場合は、本オプションは指定できません。
インベントリ情報の通知を行う場合に、自ドメイン内の情報だけを通知するか、配下のドメインの情報も通知するかを指定します。本オプションを省略した場合は、「own」を指定したものとみなします。
自ドメインの情報のみを通知します。
自ドメイン、および配下のドメインの情報を通知します。
インベントリ情報の収集を行うか、通知を行うかを指定します。本オプションは以下のように指定します。本オプションを省略した場合は、「all」が指定されたものとみなします。
インベントリ情報の収集および通知を行います。
インベントリ情報の収集を行います。
インベントリ情報の通知を行います。
インベントリ情報の収集、通知が完了するまで、待ち合わせを行うか否かを指定します。本オプションは以下のように指定します。本オプションを省略した場合は、「wait」が指定されたものとみなします。
コマンドの完了はインベントリ情報の収集、通知の完了を待って終了します。
コマンドの完了はインベントリ情報の収集、通知の完了を待たず終了します。
復帰値
通知処理が正常に終了しました。
通知処理で何らかのエラーが発生しました。通知処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。通知処理ができません。
システムにエラーが発生しました。通知処理ができません。
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionReference権限が必要です。
サーバ用コマンドです
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです
注意事項
本コマンドの-pオプションで「all」または「notify」を指定した場合、即時でインベントリ情報を通知します。DRMS編集ファイルのnotify_allowanceオプションは意味を持ちません。
使用例
自ドメインおよび配下のドメインの情報において「インベントリ情報の収集」と指定します。
drmscmp -a inv -N all -p collect
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
機能説明
自システム(クライアント)のインベントリ情報の収集/通知を行います。
記述形式
drmscmp | -a inv [-p all | collect | notify] [-m wait | nowait] [-b] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションでは「inv」と指定します。
インベントリ情報の収集を行うか、通知を行うかを指定します。本オプションは以下のように指定します。本オプションを省略した場合は、「all」が指定されたものとみなします。
インベントリ情報の収集および通知を行います。
インベントリ情報の収集を行います。
インベントリ情報の通知を行います。
インベントリ情報の収集が完了するまで、待ち合わせを行うか否かを指定します。本オプションは以下のように指定します。本オプションを省略した場合は、「wait」が指定されたものとみなします。
コマンドの完了はインベントリ情報の収集を待って終了します。
コマンドの完了はインベントリ情報の収集を待たず終了します。
インベントリ情報の通知(-pオプションで「all」または「notify」指定)時、全情報(ベース情報)を通知するか、差分情報を通知するかを指定します。
本オプションを指定した場合は、全情報(ベース情報)を通知します。本オプションを省略した場合は、差分情報があれば通知を行い、差分情報がなければ通知を行いません。
復帰値
収集処理が正常に終了しました。
収集処理で何らかのエラーが発生しました。収集処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。収集処理ができません。
システムにエラーが発生しました。収集処理ができません。
通知先サーバでの反映処理に失敗しました。通知先サーバにベース情報がないため、差分情報の反映ができません。
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\drmscl |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionReference権限が必要です。
クライアントで使用できます。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
クライアントで使用できます。
注意事項
コマンドで異常が発生した場合、管理ファイルディレクトリ配下のerrcmd.datファイルを参照してください。ファイル内に、メッセージが出力されています。メッセージに従って対処してください。
インベントリ情報は、初回通知時に全情報(ベース情報)を通知し、以降は、差分情報が通知され、接続先サーバでベース情報に対して差分反映が行われます。
クライアント環境設定で接続先ノードを変更するなど、通知先の接続先サーバが変更された場合、差分情報の反映に失敗し、本コマンドが復帰値4で復帰することがあります。この場合は、再度本コマンドを実行するか、-bオプションを指定して、全情報(ベース情報)の通知を行ってください。
使用例
「インベントリ情報の収集および通知」、「drmscmpコマンドの完了はインベントリ情報の収集を待って終了」と指定します。
drmscmp -a inv -p all -m wait
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。