各節、各項で説明している内容の検索が便利なようにSQLの文/要素の一覧を“表1.1 文/要素の一覧”に示します。簡単な機能とそれを説明している本文の項番号を知ることができます。
“表1.1 文/要素の一覧”の見方は次のとおりです。
各項目名が記述されています。
文/要素の機能を簡単に説明してあります。
対応する文/要素の説明がある本書中の項番号です。
“表1.1 文/要素の一覧”は以下の項目から構成されています。
共通要素の文法規則
注) Symfoware Server クライアント機能では、データベース定義文およびデータベース操作文は利用できません。
項目 | 文/要素 | 機能 | 項番 | ||
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共通要素の文法規則 | 文字 | SQL文で使用可能な文字を規定します。 | |||
定数 | NULLでない値を指定します。 | ||||
トークン | SQL文を構成する識別子、キーワード、各種定数などの最小単位の要素を指定します。 | ||||
名前 | 種々の名前を指定します。 | ||||
データ型 | データの型を定義します。 | ||||
値指定と相手指定 | 値および変数を指定します。 | ||||
列指定 | 名前で指定された列を参照します。 | ||||
関数 | さまざまなデータ型の関数を指定します。 | ||||
| 集合関数指定 | 引数に関数を適用することによって導出される値を指定します。 | |||
数値関数 | 数値型の値をとる関数を指定します。 | ||||
データ列値関数 | 文字列値の値をとる関数を指定します。 | ||||
日時値関数 | 日時型の値となる関数を指定します。 | ||||
ファンクションルーチン指定 | ファンクションルーチンを指定します。 | ||||
XMLQUERY関数 | XQuery式を実行し、XMLデータを返却する関数を指定します。 | ||||
CASE式 | 条件付けられた値を指定します。 | ||||
CAST指定 | データ変換を指定します。 | ||||
順序 | 順序を指定します。 | ||||
値式 | 値指定、列指定、集合関数指定、またはこれらの演算結果による、値を指定します。 | ||||
| 数値式 | 数値を指定します。 | |||
データ列値式 | 文字列値を指定します。 | ||||
日時値式 | 日時値を指定します。 | ||||
時間隔値式 | 時間隔値を指定します。 | ||||
述語 | “真”、“偽”または“不定”の真偽値の評価ができる条件を指定します。 | ||||
| 比較述語 | 2つの値の比較を指定します。 | |||
BETWEEN述語 | 範囲比較を指定します。 | ||||
IN述語 | ある限定された値の集合について比較を指定します。 | ||||
LIKE述語 | 文字型データについて、指定された文字パターンの照合比較を指定します。 | ||||
NULL述語 | NULL値との比較を指定します。 | ||||
限定述語 | 限定された値の集合との比較を指定します。 | ||||
EXISTS述語 | 空集合との比較を指定します。 | ||||
XMLEXISTS述語 | XQuery式に指定した検索式に一致するXMLデータであるかを評価します。 | ||||
探索条件 | ブール演算子を適用した結果によって、“真”、“偽”または“不定”となる条件を指定します。 | ||||
副問合せ | 表式の結果から導出される値の集合を指定します。 | ||||
データベース定義文 | CREATE DATABASE文 | データベースを定義します。 | |||
CREATE DBSPACE文 | データベーススペースを定義します。 | ||||
データベース操作文 | DROP DATABASE文 | データベースを削除します。 | |||
DROP DBSPACE文 | データベーススペースを削除します。 | ||||
スキーマ定義文 | CREATE SCHEMA文 | スキーマを定義します。 | |||
CREATE TABLE文 | 表を定義します。 | ||||
CREATE VIEW文 | ビュー表を定義します。 | ||||
CREATE PROCEDURE文 | プロシジャルーチンを定義します。 | ||||
CREATE FUNCTION文 | ファンクションルーチンを定義します。 | ||||
CREATE INDEX文 | インデックスを定義します。 | ||||
CREATE TRIGGER文 | トリガを定義します。 | ||||
CREATE SEQUENCE文 | 順序を定義します。 | ||||
スキーマ操作文 | DROP SCHEMA文 | スキーマを削除します。 | |||
DROP TABLE文 | 表を削除します。 | ||||
ALTER TABLE文 | 表とその定義を変更します。 | ||||
DROP VIEW文 | ビュー表を削除します。 | ||||
DROP PROCEDURE文 | プロシジャルーチンを削除します。 | ||||
DROP INDEX文 | インデックスを削除します。 | ||||
DROP TRIGGER文 | トリガを削除します。 | ||||
SWAP TABLE文 | 指定された2つの表について、表名を交換します。 | ||||
DROP SEQUENCE文 | 順序を削除します。 | ||||
DROP FUNCTION文 | ファンクションルーチンを削除します。 | ||||
格納構造定義文 | CREATE DSO文 | 表のDSOを定義します。 | |||
CREATE DSO文 | インデックスのDSOを定義します。 | ||||
CREATE DSI文 | 表のDSO定義に従って、表とデータベーススペースとの割付けを定義します。 | ||||
CREATE DSI文 | インデックスのDSO定義に従って、インデックスとデータベーススペースとの割付けを定義します。 | ||||
CREATE SCOPE文 | データ操作の範囲(スコープ)を定義します。 | ||||
格納構造操作文 | DROP DSO文 | DSOを削除します。 | |||
DROP DSI文 | DSIを削除します。 | ||||
ALTER DSI文 | 分割値を変更または容量を拡張します。 | ||||
DROP SCOPE文 | スコープを削除します。 | ||||
APPLY SCOPE文 | スコープを表の利用者に適用します。 | ||||
RELEASE SCOPE文 | 適用されたスコープを解除します。 | ||||
PRINT STATISTICS文 | 最適化情報を出力します。 | ||||
SET STATISTICS文 | データベースに最適化情報を設定します。 | ||||
データ操作文 | 非カーソル系 | Single row SELECT文 | 表の指定された行から値を取り出します。 | ||
DELETE文: 探索 | 表から探索条件を満たす行を削除します。 | ||||
INSERT文 | 表に新しい行を挿入します。 | ||||
UPDATE文: 探索 | 探索条件を満たす行の列を更新します。 | ||||
カーソル系 | DECLARE CURSOR | カーソルを定義します。 | |||
OPEN文 | カーソルを開きます。 | ||||
CLOSE文 | カーソルを閉じます。 | ||||
FETCH文 | カーソルを表の次の行に位置づけ、その行から値を取り出します。 | ||||
DELETE文: 位置づけ | カーソルによって位置づけられた1行を削除します。 | ||||
UPDATE文: 位置づけ | カーソルによって位置づけられた1行を更新します。 | ||||
DECLARE TABLE | 修飾なしの表名を定義します。 | ||||
トランザクション管理文 | SET TRANSACTION文 | トランザクションモードの切替えを行います。 | |||
COMMIT文 | 現行のデータベースの変更をすべて有効にしてトランザクションを終了させます。 | ||||
ROLLBACK文 | 現行のデータベースの変更をすべて無効にしてトランザクションを終了させます。 | ||||
コネクション管理文 | CONNECT文 | コネクションを接続します。 | |||
SET CONNECTION文 | 現コネクションを変更します。 | ||||
DISCONNECT文 | コネクションを切断します。 | ||||
セション管理文 | SET CATALOG文 | 動的SQLの被準備文の対象となるデータベース名を設定します。 | |||
SET SCHEMA文 | 動的SQLの被準備文の省略したスキーマ名を設定します。 | ||||
SET SESSION | 現行セションの対象となる利用者を変更します。 | ||||
資源操作文 | RELEASE TABLE文 | 一時表を解放します。 | |||
利用者制御文 | CREATE USER文 | 利用者を定義します。 | |||
DROP USER文 | 利用者を削除します。 | ||||
ALTER USER文 | 利用者の属性を変更します。 | ||||
SET USER PASSWORD文 | 現行セションの利用者のパスワードを変更します。 | ||||
アクセス制御文 | CREATE ROLE文 | ロールを定義します。 | |||
DROP ROLE文 | ロールを削除します。 | ||||
GRANT文 | 権限を定義します。 | ||||
REVOKE文 | 権限を削除します。 | ||||
SET ROLE文 | 現行SQLセションの対象となる利用者を変更します。 | ||||
システム制御文 | SET SYSTEM PARAMETER文 | セキュリティパラメタを設定します。 | |||
動的SQL文 | ALLOCATE DESCRIPTOR文 | SQL記述子域を割り当てます。 | |||
DEALLOCATE DESCRIPTOR文 | SQL記述子域を解放します。 | ||||
DESCRIPTOR取得文 | SQL記述子域から情報を取得します。 | ||||
DESCRIPTOR設定文 | SQL記述子域に情報を設定します。 | ||||
PREPARE文 | 動的に実行するSQL文を準備します。 | ||||
DEALLOCATE PREPARE文 | PREPARE文によって準備されている被準備文を解放します。 | ||||
DESCRIBE文 | 被準備文の動的パラメタ指定または選択リストについての情報を取り出します。 | ||||
EXECUTE文 | 被準備文を実行します。 | ||||
EXECUTE IMMEDIATE文 | SQL文を動的に実行します。 | ||||
DECLARE CURSOR | 動的カーソルを定義します。 | ||||
OPEN文(動的OPEN文) | 動的カーソルを開きます。 | ||||
FETCH文 | 動的カーソルを表の次の行に位置づけ、その行から値を取り出します。 | ||||
CLOSE文 | 動的カーソルを閉じます。 | ||||
DELETE文(動的DELETE文: 位置づけ) | 動的カーソル宣言で宣言されたカーソルによって位置づけられた1行を削除します。 | ||||
UPDATE文(動的UPDATE文: 位置づけ) | 動的カーソル宣言で宣言されたカーソルによって位置づけられた1行を更新します。 | ||||
DELETE文(準備可能動的DELETE文: 位置づけ) | 動的カーソル宣言で宣言されたカーソルによって位置づけられた1行を削除します。 | ||||
UPDATE文(準備可能動的UPDATE文: 位置づけ) | 動的カーソル宣言で宣言されたカーソルによって位置づけられた1行を更新します。 | ||||
ストアドプロシジャ | CALL文 | プロシジャを呼び出します。 | |||
SQL変数宣言 | 複合文中で使用するSQL変数を宣言します。 | ||||
条件宣言 | 特定のSQLSTATE値の条件名を宣言します。 | ||||
ハンドラ宣言 | 複合文中で使用するハンドラを宣言します。 | ||||
SET文(代入文) | 値を変数に設定します。 | ||||
複合文 | 複数のSQL文をグループ化します。 | ||||
IF文 | 条件付き実行制御を行います。 | ||||
LOOP文 | 文の実行を繰り返します。 | ||||
LEAVE文 | LOOP文や複合文から脱出します。 | ||||
WHILE文 | 条件が真の間、実行文を繰り返します。 | ||||
REPEAT文 | 条件が真になるまで文の実行を繰り返します。 | ||||
GOTO文 | 文ラベルに無条件に分岐します。 | ||||
分岐先文 | 分岐先である文ラベルです。 | ||||
WHENEVER文 | ルーチン内のSQL手続き文実行時に、例外事象が発生した場合にとる動作を指定します。 | ||||
SIGNAL文 | 例外条件を送信します。 | ||||
RESIGNAL文 | 例外条件を再送します。 | ||||
埋込みSQL | SQL埋込みホストプログラム | 埋込みSQL適用業務プログラムを指定します。 | |||
Embedded SQL文 | ホストプログラムにSQL文を埋め込みます。 | ||||
INCLUDE文 | 別ファイルのSQL文や対象となる言語テキストを展開します。 | ||||
SQL埋込みCプログラム | ホストプログラムとしてC言語を使用するために必要な各種の定義をします。 | ||||
SQL埋込みCOBOLプログラム | ホストプログラムとしてCOBOLを使用するために必要な各種の定義をします。 | ||||
WHENEVER文 | SQL文が例外条件を発生したときに、SQL埋込みホストプログラムがとるべき動作を指定します。 |
SQL拡張インタフェースで説明している内容の検索が便利なように関数の一覧を“表1.2 関数の一覧”に示します。簡単な機能とそれを説明している本文の項番号を知ることができます。
“表1.2 関数の一覧”の見方は次のとおりです。
各関数名が記述されています。
関数の機能を簡単に説明してあります。
関数の説明がある本書中の項番号です。
項目 | 関数 | 機能 | 項番 |
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SQL拡張インタフェース | SQLThrALLocID | プロセス内にセションを作成します。 | |
SQLThrEndID | セションとスレッドの関係付けを終了します。 | ||
SQLThrFreeID | セションを破棄します。 | ||
SQLThrStartID | セションとスレッドの関係付けを行います。 | ||
SQLSignalMSG | プログラムの処理で異常を検出して、Symfoware/RDBに異常復帰します。 | ||
SQLDynSetCallback | コールバック関数を動的に登録します。このコールバック関数は、利用者が作成します。 | ||
SQLGetCallback | コールバック関数の登録状況を取得します。 | ||
SQLSetCallback | コールバック関数を登録します。 |