機能
データベースシステムにアクセスする利用者を定義します。
記述形式
参照項番
日本語文字列 → “2.1.3 トークン”
一般規則
利用者登録の使用宣言をしている場合に実行できます。利用者登録の使用宣言はSET SYSTEM PARAMETER文で指定します。
RDBシステムに登録する利用者の名前を指定します。
認可識別子は、18文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または9文字以内の日本語文字列を指定します。
認可識別子は、RDBシステム内で一意でなければなりません。
英小文字の区切り識別子を認可識別子に指定することはできません。
DBMSを指定した場合は、利用者の認可識別子とパスワードをSymfoware/RDBで管理します。
OSを指定した場合は、認可識別子をOSのユーザ名に対応させて管理します。
USER_CONTROL=YESを指定している場合、rdbuptコマンドおよびrdbunlsqlコマンドは、CREATE USER文のWITH句でOSを指定した利用者のみ実行することができます。
パスワードは、以下の形式で指定します。
パスワードは、以下の文字で構成される文字列定数で指定します。
英字
数字
特殊文字
拡張文字
パスワードは、最低長以上8バイト以下の長さで指定します。最低長はユーザパラメタ“MIN_PASSWORD_SIZE”で変更することができます。
パスワードは、文字列中に2つ以上の英字を含まなければなりません。また、1つ以上の数字、特殊文字または拡張文字を含まなければなりません。
パスワードは利用者名と比較して、同じもの、ずらしたものまたは反転したものであってはなりません。
利用者の認証情報のユーザパラメタのパラメタ名を指定します。指定可能なユーザパラメタは以下のとおりです。
MAX_TRAN_MEM(注)
注) Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合のみ指定可能です。
ユーザパラメタ名の指定は、WITH句にDBMSを指定して、利用者の認可識別子とパスワードをSymfoware/RDBで管理する場合のみ有効となります。
利用者の認証情報のユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文で設定した利用者全員のユーザパラメタのデフォルト値を、利用者ごとに設定する場合に指定します。
利用者の認証情報のユーザパラメタの詳細については、“3.61 SET SYSTEM PARAMETER文”を参照してください。
使用例
認可識別子“SUZUKI”をデータベース専用利用者として定義します。
CREATE USER SUZUKI WITH DBMS PASSWORD 'ABC001@' FOR USER
認可識別子“SATO”に対して、パスワードの期限“PASSWORD_LIMIT_TIME”を60日に定義します。
CREATE USER SATO WITH DBMS PASSWORD '888##FF' FOR USER PASSWORD_LIMIT_TIME=60
認可識別子“SATO”に対して、1つのコネクションで使用可能なメモリ量“MAX_MEMORY_USE”を8メガバイト、1つのコネクションで使用可能な作業用ファイルの量“MAX_WORKFILE_USE”を100メガバイトに定義します。
CREATE USER SATO WITH DBMS PASSWORD '888##FF' FOR USER MAX_MEMORY_USE=8, MAX_WORKFILE_USE=100