機能
記述形式
参照項番
日本語文字列 → “2.1.3 トークン”
一般規則
存在しない資源を指定することはできません。
付与者が付与可能な権限を持たないなら権限を付与することはできません。
ビューで参照する表に対するINSERT権、DELETE権、UPDATE権が、ビュー表の定義者に付与されたとき、そのビュー表が更新可能なビューならば、ビュー表に対する同じ権限もビュー表の定義者に付与されます。
ALL PRIVILEGESが指定された場合、付与者が付与可能なすべての権限が、指定された資源に設定できる範囲で付与されます。
すでに付与者が指定された資源に対し個別に権限を設定している場合、ALL PRIVILEGESは指定できません。
対象名は、権限の対象となる資源の名前です。
権限を付与する表の名前を指定します。
権限を付与するプロシジャルーチンまたはファンクションルーチンの名前を指定します。
権限を付与するスキーマの名前を指定します。
権限を付与するデータベーススペースの名前を指定します。
権限を付与するトリガの名前を指定します。
権限を付与する順序の名前を指定します。
注意
PUBLICとは、暗黙に定義された「データベースをアクセスするすべての利用者の集合」を意味します。
個々の利用者は、認可識別子を指定して直接許可された権限と、PUBLICを指定して許可された権限を合わせて受領していることに注意してください。
したがって、たとえば、PUBLICからSELECT権を剥奪することは、必ずしもその資源に対するSELECT権をすべての利用者が失うことを意味しません。直接権限を付与された人は、その権限を持ち続けます。
使用例
利用者“YAMADA”および“TANAKA”に、在庫表に対する全権限を付与します。
GRANT ALL PRIVILEGES ON TABLE STOCKS.在庫表 TO YAMADA,TANAKA
ロール“STOCKS_A2”に在庫表に対する必要な権限を付与します。
GRANT SELECT,UPDATE,INSERT ON STOCKS.在庫表 TO ROLE STOCKS_A2
ロール“STOCKS_A2”を利用者“SUZUKI”に付与します。
GRANT STOCKS_A2 TO SUZUKI