機能
セションとスレッドの関係付けを行います。本関数により、そのスレッド上でSQL文が実行可能な状態になります。
記述形式
SQLRETURN SQLThrStartID(ses_id) SQLHDBS ses_id;
一般規則
SQLRETURNは、2バイトの整数型です。
ses_idには、SQL文を実行したいセションIDを指定します。
本関数の発行の前にSQLThrAllocIDの発行が必要です。
SQLThrAllocIDと異なるスレッド上から発行可能です。
同時に1つのスレッド上に複数のセションを関係付けることはできません。
同時に複数のスレッド上に1つのセションを関係付けることはできません。
異常終了した場合、状態変数(SQLSTATE)などには影響を与えません。必ずSQLRETURNで実行状態を判別してください。
sqlrdbei.hを組み込む必要があります。
異常時の対処
復帰コード | 意味 | 対処 |
---|---|---|
SQLRDB_NORMAL | 正常終了 | - |
SQLRDB_EINVAL | パラメタ不当 | セション環境が作成されていません。 |
SQLRDB_EINVENV | 環境異常 | セションが開始中です。 |
SQLRDB_ENOMEM | メモリ不足 | メモリを増やすか多重度を減らしてください。 |