List Worksクライアントは、オートメーションメソッドを使用して、ほかのアプリケーションやスクリプトから、List Worksクライアントの機能を制御することができます。
オートメーション メソッド/プロパティを記述するとき、CreateObject関数などに指定するオブジェクト名は、以下の名前を使用します。
リストナビの機能:ListNavi.Application リストビューアの機能:ListViewer.Application
以下に、リストナビ、およびリストビューアのオートメーション メソッド/プロパティを示します。
オートメーションメソッド/プロパティ | 機能 |
---|---|
オブジェクト情報の変更 | |
帳票の検索条件の解除 | |
リスト管理サーバへの接続 | |
オブジェクトの複写/移動 | |
オブジェクトの数の取得 | |
マイ コンピュータの保管フォルダの作成 | |
リスト管理サーバの保管フォルダの作成 | |
フォルダ/帳票の削除 | |
フォルダの削除 | |
受信フォルダ内の帳票の再振り分け (注1) | |
リスト管理サーバからの切断 | |
ファイリング | |
オブジェクト一覧の取得 | |
帳票を開くためのファイル名を取得 | |
オブジェクト情報の取得 | |
オブジェクト一覧の印刷 | |
オブジェクト一覧のファイル出力 | |
ローカル印刷のページ設定 | |
ローカル印刷 | |
ウィンドウの最大化 | |
ウィンドウの最小化 | |
ウィンドウの移動 | |
フォルダを開く | |
選択されているオブジェクトを開く | |
リストナビの終了 | |
リモート印刷のページ設定 (注1) | |
リモート印刷(Solaris版の場合はSolaris9またはSolaris10のみ) | |
ウィンドウを元のサイズに戻す | |
リモート印刷の再開 (注1) | |
帳票を検索 | |
すべてのオブジェクトを選択 | |
保管フォルダ内のオブジェクトを選択 | |
オブジェクトを選択 | |
次のオブジェクトを選択 | |
前のオブジェクトを選択 | |
一覧の表示条件の設定(装置フォルダ) | |
SetKeepCondition (注2) | 一覧の表示条件の設定(保管フォルダ) |
一覧の表示条件の設定(保管フォルダ) | |
一覧の表示条件の設定(印刷フォルダ) | |
一覧の表示条件の設定(受信フォルダ) | |
帳票の検索条件の設定(日付情報) | |
帳票の検索条件の設定(管理情報) | |
帳票の検索条件の設定(印刷データ内の文字情報) | |
ウィンドウの表示/非表示 | |
ウィンドウのサイズ変更 | |
リモート印刷の開始 (注1) | |
リモート印刷の中断 (注1) | |
オブジェクトの選択状態の解除 |
Windows版のみの機能です。
ListWORKS、およびList Works V6.0L10/6.0から移行した場合に、プログラムを変更しなくても継続して運用できるよう、互換のために用意されているメソッドです。
通常はSetKeepConditionExメソッドを使用してください。
オートメーション メソッド | 機能 | |
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リストビューアをアクティブにする | ||
重ねて表示 | ||
クリップボードへコピー | ||
データ変換 | ||
絞り込みの解除 | ||
検索による絞り込み | ||
記入による絞り込み | ||
ページによる絞り込み | ||
帳票項目の範囲の追加 | ||
帳票項目の削除 | ||
帳票項目の削除(先頭/中間/最後のページごと異なる範囲) | ||
帳票項目の日付型の範囲の追加 | ||
帳票項目の設定 | ||
帳票項目の追加 | ||
帳票項目の追加(先頭/中間/最後のページごと異なる範囲) | ||
印刷データを検索 | ||
検索条件の削除 | ||
検索結果のデータ変換(行の一覧) | ||
日付の検索条件の設定 | ||
検索条件の読み込み | ||
下方向に検索 | ||
数値の検索条件の設定 | ||
検索の方法の設定 | ||
検索結果のデータ変換(表形式の一覧) | ||
検索結果の表形式の一覧の項目名の選択 | ||
上方向に検索 | ||
検索結果の表示/非表示 | ||
検索結果一覧の表示/非表示 | ||
検索条件の保存 | ||
文字列の検索条件の設定 | ||
全画面表示 | ||
全ページ数の取得 | ||
水平方向へスクロール | ||
絞り込み状態の取得 | ||
記入の一覧の表示/非表示 | ||
帳票を印刷 | ||
ウィンドウの最大化 | ||
ウィンドウの最小化 | ||
ウィンドウの移動 | ||
帳票を開く | ||
オプションの設定 | ||
最後のページへ | ||
指定のページへ | ||
次のページへ | ||
前のページへ | ||
ページ設定 | ||
最初のページへ | ||
パンウィンドウの表示/非表示 | ||
リストビューアの終了 | ||
ウィンドウを元のサイズに戻す | ||
上書き保存 | ||
名前を付けて保存 | ||
範囲選択 | ||
すべて選択 | ||
表示項目の設定 | ||
ウィンドウの表示/非表示 | ||
ウィンドウのサイズ変更 | ||
分割/分割解除 | ||
並べて表示 | ||
垂直方向へスクロール | ||
倍率の指定 |
オートメーションメソッドのサンプルプログラムは、List Worksクライアントの以下のフォルダ配下に格納されています。
List Worksのインストールフォルダ\Samples\sample.vbs
スクリプトを実行する場合は、実行する前に、ほかのウィンドウを最小化してください。
クライアント機能オートメーションの記述例については、“付録C オートメーションメソッドのサンプルプログラム”を参照してください。 |
注意
パラメタを省略するときの注意
複数のパラメタをもつオートメーション メソッド/プロパティで、パラメタ列の途中の値を省略する場合でも、パラメタの区切りを示す「,」は省略できません。パラメタを省略するときの記述方法の詳細は、それぞれのオートメーション メソッド/プロパティの使用例を参照してください。
復帰値に関する注意
「正常終了しました。」とは、メソッドに指定したパラメタが正しく、List Works クライアント機能を制御したことを意味しています。そのため、List Works クライアント機能を制御した結果までは復帰値から判断することはできません。
「異常終了しました。」とは、メソッドに指定したパラメタに誤りがあり、List Works クライアント機能を制御できなかったことを意味します。
使用上の注意
クライアントのオートメーション機能はクライアント上で動作することを前提としているため、WWWサーバでの動作を保証しておりません。例えば、ASP(Active Server Pages)経由で使用することはできません。
Microsoft Visual Basic.NETで開発した、クライアント機能オートメーションを使用したアプリケーションは、Windowsサーバ(x64)では32ビットアプリケーションとして動作させる必要があります。64ビットアプリケーションとしての動作は保証していません。
クライアントのオートメーション機能を使用する場合は、オペレーティングシステムにログインしている必要があります。例えば、ログオフ時、またはログオフしている状態で、タスクスケジューラにより、クライアントのオートメーション機能を使用したアプリケーションやスクリプトを起動しないでください。
パラメタに指定できる文字について
使用できない文字など、文字の詳細については“解説書”を参照してください。