負荷分散/QoS制御 機能ガイド
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第2章 機能> 2.1 負荷分散

2.1.1 サイト負荷分散

サイト負荷分散は、Traffic Director(サーバ)が配置されるサイトと同じサイト内に分散対象のサーバ(サーバファーム)を設置して負荷分散を行う機能です。サーバファームを構成する分散対象サーバとして、あらゆる種類のオペレーティング・システム(OS)、機種、ハードウェア仕様(CPU、メモリなど)のサーバを配置することができます。

Traffic Director(サーバ)は、クライアントとサーバファームの間に配置します。配置方法は、下図のように、通過型と並列型の2つの方法があります。並列型配置は、クライアントからのリクエストはTraffic Director(サーバ)を経由し、サーバからのレスポンスは直接クライアントに送信されますので高速な負荷分散が可能ですが、以降で説明する機能で使用できないものがあります。(例えば、URLベース負荷分散など)

Traffic Director(サーバ)上で動作する負荷分散エンジンは、分散対象のサーバの稼動状況を監視し、利用者からのリクエストを最適なサーバに振り分けます。サイト負荷分散機能は、さまざまな転送方式、サーバ分散方式、サーバ負荷の計測方式を提供していますので、サーバ上で動作するアプリケーションに適した柔軟で拡張性のあるサーバファームを構築することができます。



下へ2.1.1.1 転送方式
下へ2.1.1.2 サーバ分散方式
下へ2.1.1.3 マルチシステムの負荷分散
下へ2.1.1.4 URLベース負荷分散
下へ2.1.1.5 HTTPヘッダ負荷分散
下へ2.1.1.6 Webアクセラレーション
下へ2.1.1.7 セッション維持(一意性保証)
下へ2.1.1.8 故障監視
下へ2.1.1.9 セッション・リカバリ
下へ2.1.1.10 ポート多重制御
下へ2.1.1.11 アクセス数の制限
下へ2.1.1.12 バックアップ・サーバ
下へ2.1.1.13 クライアントの関連付け
下へ2.1.1.14 シャットダウン制御
下へ2.1.1.15 スロースタート制御
下へ2.1.1.16 IIOP負荷分散
下へ2.1.1.17 IJServerとWebサーバを分離して運用するシステムの負荷分散
下へ2.1.1.18 サイト間連携

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