負荷分散/QoS制御 機能ガイド
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第2章 機能> 2.1 負荷分散> 2.1.1 サイト負荷分散

2.1.1.18 サイト間連携

サーバファーム内のすべてのサーバが高負荷状態の場合やすべてのサーバが故障してしまった場合、そのサイトの利用者は一切サービスが受けられなくなってしまいます。サイト負荷分散では、このような問題を解決する手段として、サーバファーム内のすべてのサーバが高負荷、あるいは、故障した場合は、一時的に別のサイトのサーバファームにリクエストを転送する「サイト間連携」機能を提供します。

なお、「サイト間連携」を「UDPカプセリング」を使用して行う場合は、サイトファームの「転送方式」として「IPアドレス変換」を選択する必要があります。

サイト間連携機能を使用することで、あるサイトのサーバファームが何らかの原因で利用者のリクエストを処理できなくなっても、別のサイトでサービスを継続して受けることができるため、非常に信頼性の高いシステムを構築することができます。

サイト間連携機能を使用すると、各サイトのTraffic Director(サーバ)は、他のサイトのTraffic Director(サーバ)と定期的に情報交換を行い、お互いのサイトの稼動状況を把握しています。

あるサイトのTraffic Director(サーバ)が別のサイトのTraffic Director(サーバ)にリクエストを転送する際、最適な転送先サイトを決定する必要があります。サイト間連携機能では、つぎの2つの方式を提供しています。


Traffic Director(Solaris版)では、以下の注意事項があります。


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