負荷分散/QoS制御 機能ガイド |
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第2章 機能 | > 2.1 負荷分散 | > 2.1.1 サイト負荷分散 |
サーバファーム内のすべてのサーバが高負荷状態の場合やすべてのサーバが故障してしまった場合、そのサイトの利用者は一切サービスが受けられなくなってしまいます。サイト負荷分散では、このような問題を解決する手段として、サーバファーム内のすべてのサーバが高負荷、あるいは、故障した場合は、一時的に別のサイトのサーバファームにリクエストを転送する「サイト間連携」機能を提供します。
なお、「サイト間連携」を「UDPカプセリング」を使用して行う場合は、サイトファームの「転送方式」として「IPアドレス変換」を選択する必要があります。
サイト間連携機能を使用することで、あるサイトのサーバファームが何らかの原因で利用者のリクエストを処理できなくなっても、別のサイトでサービスを継続して受けることができるため、非常に信頼性の高いシステムを構築することができます。
サイト間連携機能を使用すると、各サイトのTraffic Director(サーバ)は、他のサイトのTraffic Director(サーバ)と定期的に情報交換を行い、お互いのサイトの稼動状況を把握しています。
あるサイトのTraffic Director(サーバ)が別のサイトのTraffic Director(サーバ)にリクエストを転送する際、最適な転送先サイトを決定する必要があります。サイト間連携機能では、つぎの2つの方式を提供しています。
Traffic Director(Solaris版)では、以下の注意事項があります。
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