負荷分散／QoS制御 機能ガイド

2.1.1.10 ポート多重制御

サーバファーム内の各サーバの信頼性をより高めるために、1台のサーバ上に同じアプリケーションを多重に起動しておきたいという要件があります。この場合、アプリケーションが使用するポート番号を変えて起動します。サイト負荷分散機能は、このような要件に対応するために、ポート多重制御機能を提供します。ポート多重制御機能は、1台の物理サーバ上で動作しているポート番号の異なるアプリケーションのそれぞれを仮想的なサーバと見なして負荷分散を行います。

ポート多重化機能は、転送方式で「IPアドレス変換」方式を使用する場合に利用できます。「MACアドレス変換」方式を使用する場合は、この機能を利用できません。

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Traffic Director(Solaris版)では以下の注意事項があります。

• セッション維持機能を使用して、分散先ポートの一意性保証を行なうことは出来ません。
• 分散先ポート群内の分散はラウンドロビン方式で行なわれます。