負荷分散/QoS制御 機能ガイド
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2.1.1.11 アクセス数の制限
サーバファーム内のサーバ毎に、受け入れることができる「最大コネクション数(TCPコネクション数、UDPフロー数)」、「最大クライアント数」を設定することができます。受け入れ最大コネクション数を越えた時点、または、受け入れ最大クライアント数を超えた時点で分散対象サーバから除外(クライアントからの新規リクエストの割振りを行わない)されます。また、分散対象サーバから除外されたサーバを分散対象に復帰させるための条件も指定することができます。復帰条件を満足する状況になった際、自動的に分散対象サーバとして再び組み込まれます。無制限に利用者からのアクセスを受け入れてしまうと、分散対象サーバのハングアップなどの原因となります。この機能を利用することで、分散対象サーバの安定的な運用を保証することができます。
なお、「セッション維持(一意性保証)」として「ノード単位の分散」を選択した場合には「クライアント数」による接続制限を「コネクション単位の分散」を選択した場合には「コネクション数」による接続制限を選択します。

- 「最大コネクション数」によるアクセス数制限を行っても、一意性保証対象のコネクションは制限を越えて分散され続けます。
- Traffic Director(Solaris版)では、「最大コネクション数」のアクセス数の制限のみサポートします。
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