ダイレクトバックアップ使用手引書 - SPシリーズ - |
目次
索引
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ダイレクトバックアップの動作環境に対する設定方法について説明します。
Softek AdvancedCopy Managerのコマンドまたはバックアップ管理画面から、ダイレクトバックアップが提供する機能に対して操作を行えるようにするためには、ダイレクトバックアップを導入した時にPRIMECLUSTERおよびSoftek AdvancedCopy Managerでの設定作業が必要となります。
以下に作業内容について説明します。
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SSF/Backup Facilityがシングル構成の場合は、この操作は必要ありません。 |
クラスタ構成においてSSF/Backup Facilityは、PRIMECLUSTERにより運用/待機型のクラスタシステムになっています。このため、ノードが運用ノードから待機ノードに切り替わった時に、運用ノードで稼働していたダイレクトバックアップサーバが待機ノードで継続稼動できるように、ダイレクトバックアップサーバのOnline/Offline/CheckスクリプトをPRIMECLUSTERに登録しておく必要があります。
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ダイレクトバックアップのOnline/Offline/Checkスクリプトの登録作業の詳細については、『SSF/Backup Facility導入手引書』の「5.11 リソースの設定」を参照してください。 |
複数のSSF/Backup Facilityで運用する場合、Storage管理サーバとなるSSF/Backup Facility(以後、マスタと呼びます。)で、その他のSSF/Backup Facility(以後、スレーブと呼びます。)の登録を行う必要があります。
Softek AdvancedCopy Manager の Storage管理サーバ(マスタ)のGUIにおいて、スレーブのSSF/Backup Facilityを Storage管理サーバに登録します。
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この作業を行った後は、ダイレクトバックアップの初期設定を終了してダイレクトバックアップを起動した後に、 本章の「SSF/Backup Facilityの構成変更」を行ってください。 |
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作業の詳細については、『Softek AdvancedCopy Manager運用手引書』の「6.4.4 StorageサーバおよびSPサーバの登録」を参照してください。 |
「第5章 バックアップの管理」の「期限切れしたバックアップデータの自動削除」で説明した、有効期間の切れたテープのバックアップデータを自動的に削除できるようにするための設定は、以下の手順で行います。
# EDITOR=vi
# export EDITOR
# crontab -e
分 時 日 月 曜日 /opt/FJSVfbupp/sbin/tapechk
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以下は、有効期間切れをチェックして有効期間の切れたバックアップデータを自動的に削除する時刻を「毎日、午後11時」とした場合の記述例です。 0 23 * * * /opt/FJSVfbupp/sbin/tapechk |
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SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の場合は、SSF/Backup Facilityのノード切り替えが発生した場合、そのノードでも同じ時刻に同じ処理ができるように、待機ノードについても本作業と同じ作業を行う必要があります。 |
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/opt/FJSVfbupp/sbin/tapechkコマンドは、テープに保存されているバックアップデータの有効期間切れを確認するために、ダイレクトバックアップから提供されているコマンドです。 |
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crontabコマンドの詳細については、SSF/Backup Facilityにインストールされている manコマンドで確認してください。 |
ここに挙げる項目は、ダイレクトバックアップサーバを起動する前に設定および変更を行う必要があります。設定および変更を行う場合は、ダイレクトバックアップサーバをいったん停止させ変更を行ってから再起動させてください。
テープを利用してバックアップデータを管理するには、磁気テープライブラリシステムを利用します。
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磁気テープライブラリシステムの取り扱いについては、『SSF/Backup Facility導入手引書』の「付録A 磁気テープライブラリ使用時の注意事項」を参照してください。 |
SSF/Backup Facilityに接続した磁気テープライブラリシステムをダイレクトバックアップから利用できるようにするには、磁気テープライブラリシステムに対応するテープライブラリ制御ソフトウェア LMF Lite の設定が必要です。
設定作業は、ダイレクトバックアップサーバおよび設定対象のテープライブラリ制御ソフトウェア LMF Lite が停止している状態で行います。
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ダイレクトバックアップサーバが停止していることは、「第7章 ダイレクトバックアップサーバの起動と停止」の「停止していることの確認方法」で説明する方法で確認してください。 |
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テープライブラリ制御ソフトウェア LMF Liteの停止方法については、『LMF Lite 使用手引書』の「4.7 LMFデーモンの起動と終了」を参照してください。 |
磁気テープライブラリシステムに対応するテープライブラリ制御ソフトウェアが LMF Liteの場合、ダイレクトバックアップで使用する磁気テープライブラリシステムについて以下の設定を行います。
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ダイレクトバックアップは、LMF Liteに関する磁気テープライブラリシステムの名前として「ライブラリ装置名」を使用します。同様に磁気テープドライブの名前として「論理ドライブ名」を使用します。 |
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LMF Liteで登録済みのライブラリ装置名や論理ドライブ名を確認するためには、LMFサーバのホストで lmdisplay コマンドを実行します。 |
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LMF Liteの設定方法の詳細は、『SSF/Backup Facility導入手引書』の以下のいずれかを参照してください。
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ダイレクトバックアップで使用するすべての磁気テープライブラリシステムと磁気テープドライブを、ダイレクトバックアップサーバの設定ファイルに登録します。
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SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の場合、ノードが切り替わった時に磁気テープライブラリシステムの構成が変化する場合でも、両ノードで使用する磁気テープライブラリシステム および磁気テープドライブをすべて設定ファイルに登録してください。 |
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SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の場合、本設定ファイルは両ノードで共通のものとなります。 |
以下の手順で行います。
# cd /sp/dbu/adm/setup
# vi TapeLibrary.conf
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使用テープ装置設定ファイル (TapeLibrary.conf) については、本章の「使用テープ装置設定ファイル」を参照してください。 |
# vi TapeDrive.conf
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使用ドライブ装置設定ファイル (TapeDrive.conf) については、本章の「使用ドライブ装置設定ファイル」を参照してください。 |
TapeLibrary.confファイル に設定情報を記述することにより、SSF/Backup Facilityに接続された磁気テープライブラリシステムの共有設定を行います。
TapeLibrary.confファイルの記述例を以下に示します。
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TapeLibrary.confファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
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LibraryName |
設定する磁気テープライブラリシステムの名前を記述します。ここには、「LMF Liteの設定」において、磁気テープライブラリシステムに付けた名前を記述します。 |
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Mode |
以下のいずれか1つを記述します。 |
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“USE” |
ダイレクトバックアップ専用となり、その磁気テープライブラリシステムに存在する、すべてのドライブ装置がダイレクトバックアップで使用されます。 |
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“SHARE” |
ダイレクトバックアップとダイレクトバックアップ以外のバックアップソフトウェアで共有となり、その磁気テープライブラリシステムの一部がダイレクトバックアップで使用されます。 |
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“NOTUSE” |
ダイレクトバックアップではその磁気テープライブラリシステムを使用しません。 |
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LibraryController |
磁気テープライブラリシステムに対応させるテープライブラリ制御ソフトウェアを以下のとおり記述します。 |
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“LMF-LITE” |
LMF Liteを指定します。 |
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Server |
対応するテープライブラリ制御ソフトウェアのサーバが動作しているホストのノード名(クラスタ構成の場合は、引継ぎノード名)を記述します。hostsで定義したノード名と同じものを定義してください。 |
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Kind |
磁気テープライブラリシステムの機種名を32文字以内の印刷可能文字で記述します。記述した文字列は、その装置の機種名として表示されるようになります。 |
TapeLibrary.confファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
TapeDrive.confファイルに設定情報を記述することにより、ダイレクトバックアップとダイレクトバックアップ以外のバックアップソフトウェアで共有している、磁気テープライブラリシステムの磁気テープドライブに対し、ダイレクトバックアップにおいて“使用する”または“使用しない”ことの設定を行います。
TapeDrive.confファイルの記述例を以下に示します。
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TapeDrive.confファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
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LibraryName |
「使用テープ装置設定ファイル」において共用の設定をした磁気テープライブラリシステムの名前を記述します。 |
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DriveName |
設定する磁気テープドライブの名前を記述します。ここには、「LMF Liteの設定」において、磁気テープドライブに付けた名前を記述します。 |
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Mode |
以下のいずれか1つを記述します。 |
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“USE” |
その磁気テープドライブがダイレクトバックアップで使用されます。 |
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“NOTUSE” |
ダイレクトバックアップではその磁気テープドライブを使用しません。 |
TapeDrive.confファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
ダイレクトバックアップで使用するテープについて、使用時間による寿命をテープの規格ごとに設定することができます。
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この設定作業は必須ではありません。 |
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SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の場合、本設定ファイルは両ノードで共通のものとなります。 |
寿命の設定を行わない規格のテープには、寿命として“0 (無期限) ”を設定します。
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テープの寿命が切れているか否かの確認方法は、本章の「テープ寿命切れの確認方法」を参照してください。 |
テープの使用時間は、テープが磁気テープドライブにマウントされている時間の累計として計算されます。
寿命が切れたテープは、バックアップ処理において選択されにくくなります。ただし、他に書き込みできるテープがない場合は、寿命が切れたテープも使用されます。
設定は、以下の手順で行います。
# cd /sp/dbu/adm/setup
# vi LifeSpan.conf
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テープ寿命設定ファイル (LifeSpan.conf) については、本章の「テープ寿命設定ファイル」を参照してください。 |
LifeSpan.confファイルに設定情報を記述することにより、ダイレクトバックアップで使用するテープに対し、テープの規格ごとに寿命設定を行えます。
LifeSpan.confファイルの記述例を以下に示します。
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LifeSpan.confファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
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StandardName |
設定するテープの規格名を記述します。記述できる文字列は以下のいずれかです。 |
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“Ultrium1-100” |
LTO Ultrium1 など |
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“Ultrium2-200” |
LTO Ultrium2 など |
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LifeSpan |
そのテープの規格に設定する寿命を、時間単位の10進数で指定します。 |
LifeSpan.confファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
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磁気テープライブラリシステムのマニュアルなどで規格ごとに定められた寿命がわかる場合は、その定められた値を指定します。 |
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一定時間利用したテープを破棄するような運用を行う場合は、テープを破棄するまでの時間を指定します。 |
テープの寿命が切れているか否かは、バックアップ管理画面で確認することができます。
テープの寿命を見るには、以下の手順で行います。
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テープの寿命が切れていない場合、「残り寿命」項目には寿命が切れるまでの時間数が表示されます。なお、“無期限”と表示されているテープに寿命はありません。 |
ダイレクトバックアップのテープ制御に関する各種パラメタを設定できます。
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この設定作業は必須ではありません。 |
設定は、以下の手順で行います。
# cd /sp/dbu/adm/setup
# vi TapeGeneral.conf
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テープ制御汎用設定ファイル (TapeGeneral.conf) については、本章の「テープ制御汎用設定ファイル」を参照してください。 |
TapeGeneral.confファイル に設定情報を記述することにより、ダイレクトバックアップのテープ制御に関する各種パラメタの設定を行います。
TapeGeneral.confファイルの記述例を以下に示します。
#Parameter_Name Value |
TapeGeneral.confファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
「Parameter_Name」に表の“パラメタ”の文字列、「Value」には指定したパラメタの“設定値”を記述します。
パラメタ |
意味 |
"ERASED_CHECK” |
新規テープの種別チェック機能の有効/無効を指定します。
ダイレクトバックアップ初期導入時には“1” が記述されています。 |
TapeGeneral.confファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
テープのアンマウントを定期的に行う場合、または一定期間以上使用していないテープのアンマウントを自動で行えるようにするための設定は、以下の手順で行います。
# EDITOR=vi
# export EDITOR
# crontab -e
分 時間 日 月 曜日 /usr/sbin/mount | /usr/bin/egrep -s "^/sp/dbu/primary" && /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbu_umount_drive [-t 未使用時間(分)] [-d ドライブ名] ライブラリ名 > /dev/null 2>&1 |
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以下はドライブ名 (PILTO01) において、マウントしたまま60分以上使用されていないすべてのテープを毎時間の02分にアンマウントさせる場合の記述例です。 2 * * * * /usr/sbin/mount | /usr/bin/egrep -s "^/sp/dbu/primary" && /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbu_umount_drive -t 60 Lib001 > /dev/null 2>&1 |
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dbu_umount_driveコマンドを実行した際に、指定した磁気テープドライブが使用中の場合は、テープはアンマウントされません。 |
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dbu_umount_driveコマンドは、テープを手動でアンマウントするために、ダイレクトバックアップから提供されているコマンドです。 |
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crontabコマンドの詳細については、SSF/Backup Facilityにインストールされている manコマンドで確認してください。 |
テープドライブの運用停止など「定期アンマウントの設定」運用の解除は、以下の手順で行います。
# crontab -e
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crontabコマンドの詳細については、SSF/Backup Facilityにインストールされている manコマンドで確認してください。 |
ダイレクトバックアップで使用する磁気テープライブラリシステムが、長時間においてテープドライブにテープをマウントしたまま使用しない状態が続く場合、テープ媒体またはドライブヘッドの劣化が発生する可能性があります。
テープ定期アンマウントでは、dbu_umount_driveコマンドの未使用時間(-t オプション)に60分以下を指定することを推奨します。
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dbu_umount_driveコマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_umount_drive (テープの手動アンマウント)」を参照してください。 |
ここに挙げる項目は、ダイレクトバックアップサーバが稼動中の時に、設定および変更を行うことができます。
ダイレクトバックアップで使用する論理ユニットの情報を “SP論理ユニット使用用途設定ファイル (/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf) ”に記述し、ダイレクトバックアップとしての使用用途を定義します。
なお、ダイレクトバックアップの運用が、論理ユニットを使用しないで直接テープへのバックアップをするのみの場合には、ETERNUS3000/6000,GR seriesの識別名以外は記述しません。
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この作業を行う前に、ETERNUS3000/6000,GR seriesの識別名が定義されている必要があります。 |
/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf ファイルの書式を以下に示します。
GR (<GR name >) { |
GR (<GR name >) { |
/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf ファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
GR name |
「ディスクアレイ装置名の定義」で定義したSSF/Backup Facilityで管理するETERNUS3000/6000,GR seriesの識別名です。 |
volume type |
項目“volume number”で指定する論理ユニットの、ハードウェア上の種類を指定します。
ダイレクトバックアップでは“1” (OLU) を指定してください。 |
volume number |
ダイレクトバックアップで使用する論理ユニット番号(16進数)を指定します。 ETERNUS3000,GR seriesの場合16進数3桁で "0〜fff"、ETERNUS6000の場合16進数4桁で "0〜1fff" の数を指定可能です。また、ETERNUS6000の場合でも16進数 1000未満の論理ユニット番号については、16進数3桁で指定可能です。 |
usage |
バックアップ運用における使用用途を指定します。
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論理ユニットプールで使用する論理ユニットには、使用用途が“プール領域用”で定義されている必要があります。 |
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一行に複数の論理ユニットを定義しないでください。 |
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各項目の間は、スペースで区切ってください。なお、行頭に“#”を記述すると、そこから行末までをコメント扱いします。 |
/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.confの記述例を以下に示します。
# This line is a comment |
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/sp/uty/conf/diskadm/devpath.confファイルに記述された“管理ボリューム”および“それぞれのETERNUS3000/6000,GR series内の代表論理ユニット(アクセスパス提示のため)の論理パス”に対する論理ユニットは定義できません。 |
# This line is a comment |
「論理ユニットの使用用途の定義」で定義した論理ユニットの使用用途などの論理ユニット情報をダイレクトバックアップに登録します。
SSF/Backup Facility上で chkluinfo コマンドを実行する場合の実行例を示します。
# /opt/FJSVsputl/bin/chkluinfo
chkluinfo completed
#
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chkluinfo コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「chkluinfo (論理ユニット定義の有効化) 」を参照してください。 |
Softek AdvancedCopy Manager の Storage管理サーバのGUIにて、SSF/Backup Facilityの変更を行います。この操作により、SSF/Backup Facilityの構成情報の更新が行われます。
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ETERNUS3000/6000,GR seriesを増設した場合は、この操作を行う必要があります。 |
SSF/Backup Facilityの構成変更は、以下の手順で行います。
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ダイアログボックスでの入力を中止する場合は、各ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
バックアップ運用中に論理ユニットプールに登録されている論理ユニットの構成を変更(論理ユニットのサイズ変更など)する場合は、以下の手順を行います。
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バックアップ履歴の削除方法については、以下のいずれかを参照してください。
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# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbudelvol GR001:OLU0001 LU_pool
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dbudelvol コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbudelvol (論理ユニットプールから論理ユニットの削除) 」を参照してください。 |
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SP論理ユニット使用用途設定ファイル (/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf) については、本章の「論理ユニットの使用用途の定義」を参照してください。 |
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chkluinfo コマンドの実行については、本章の「論理ユニットの登録」を参照してください。 |
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論理ユニットの構成変更については、ETERNUSmgr のマニュアル『ETERNUSmgrユーザガイド』を参照してください。 |
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SP論理ユニット使用用途設定ファイル (/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf) については、本章の「論理ユニットの使用用途の定義」を参照してください。 |
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chkluinfo コマンドの実行については、本章の「論理ユニットの登録」を参照してください。 |
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“サーバの変更”の操作方法については、本章の「SSF/Backup Facilityの構成変更」を参照してください。 |
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuaddvol GR001:OLU0001 LU_pool
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dbuaddvol コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbuaddvol (論理ユニットプールへの論理ユニットの登録) 」を参照してください。 |
以下の例では、GRIPaddressが“200.30.40.30”のETERNUS3000から情報を取得します。
# /opt/FJSVsputl/bin/dbu_get_oluinfo -l 200.30.40.30
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ETERNUS3000が含まれる構成以外では、GR筐体識別情報、OLU番号、担当CM番号を取得する必要がないため、本コマンドを使用しません。 |
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dbu_get_oluinfo コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbu_get_oluinfo (ETERNUS3000の情報取得) 」を参照してください。 |
# mplbconfig -q
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ETERNUS3000が含まれる構成以外では、GR筐体識別情報、OLU番号、担当CM番号を取得する必要がないため、本コマンドを使用しません。 |
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mplbconfigコマンドについては、『GRマルチパスドライバ ユーザーズガイド』を参照してください。 |
論理ユニットプールは、ダイレクトバックアップサーバが、バックアップデータを保存する論理ユニットの集合です。
バックアップデータの保存先として論理ユニットプールを指定すると、バックアップデータを格納するのに十分な空き容量が存在する論理ユニットをその論理ユニットプールの中から自動的に選択します。
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論理ユニットプールを利用したバックアップ運用を行うには、バックアップ運用前に、スペア論理ユニットプール以外に最低 1つの論理ユニットプールを追加しておく必要があります。 |
ダイレクトバックアップ導入時には、1つのETERNUS3000/6000,GR seriesに対して 1つ“スペア論理ユニットプール”が存在します。このスペア論理ユニットプールは、バックアップデータの保存先として指定することはできません。
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“スペア論理ユニットプール”は、ダイレクトバックアップでは 利用できません。 |
ダイレクトバックアップに 論理ユニットプールの登録、および 登録した論理ユニットプールに 論理ユニットを登録します。運用開始前には この作業を行っておいてください。
新規登録作業は、以下の手順で行います。
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuaddpool LU_pool
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dbuaddpool コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbuaddpool (論理ユニットプールの登録) 」を参照してください。 |
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuaddvol GR01:OLU0001 LU_pool
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dbuaddvol コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbuaddvol (論理ユニットプールへの論理ユニット登録) 」を参照してください。 |
ダイレクトバックアップに登録済みの論理ユニットプール名を変更する場合は、以下の手順で行います。
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dbugetpoolinfo コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbugetpoolinfo (論理ユニットプールの情報表示) 」を参照してください。 |
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbugetpoolinfo -l LU_pool
LU_pool
Setting device at policy
-------------------------------------------------------------------------
afs-node1:/dev/dsk/c1t1d1s4 ←対象の業務ボリューム
afs-node1:/dev/dsk/c1t1d2s4 ←対象の業務ボリューム
belong volume RLU exclusive
-------------------------------------------------------------------------
GR1:OLU0001 LUN_R001 -
GR1:OLU0002 LUN_R002 -
GR1:OLU0003 LUN_R003 -
GR1:OLU0004 LUN_R004 -
#
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dburenamepool LU_pool Host_pool
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dburenamepool コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dburenamepool (論理ユニットプール名の変更) 」を参照してください。 |
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バックアップポリシーの変更の方法については、以下のいずれかを参照してください。
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論理ユニットプールに登録済みの論理ユニットを他の論理ユニットプールへ移動する場合は、以下の手順で行います。
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バックアップ履歴の削除方法については、以下のいずれかを参照してください。
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# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbudelvol GR01:OLU0001 LU_pool
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dbudelvol コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbudelvol (論理ユニットプールから論理ユニットの削除) 」を参照してください。 |
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuaddvol GR01:OLU0001 Host_pool
|
dbuaddvol コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbuaddvol (論理ユニットプールへの論理ユニットの登録) 」を参照してください。 |
論理ユニットプールから論理ユニットを削除、およびダイレクトバックアップの登録から論理ユニットプールを削除します。
削除作業は、以下の手順で行います。
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バックアップ履歴の削除方法については、以下のいずれかを参照してください。
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# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbudelvol GR01:OLU0001 LU_pool
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バックアップ履歴がある状態で、「論理ユニットの削除」はできません。 |
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dbudelvol コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbudelvol (論理ユニットプールから論理ユニットの削除) 」を参照してください。 |
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbudelpool LU_pool
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論理ユニットが登録された状態で、「論理ユニットプールの削除」はできません。 |
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dbudelpool コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbudelpool (論理ユニットプールの削除) 」を参照してください。 |
ダイレクトバックアップのバックアップポリシーにはデフォルト値があります。このデフォルト値は、ダイレクトバックアップサーバが稼動している時はいつでも変更することができます。
変更された値は、新たな業務ボリュームまたは論理ユニットにバックアップポリシーを設定する場合のデフォルト値として利用されます。
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ETERNUS NR1000F seriesのバックアップでは、バックアップポリシーにデフォルト値がありません。よって、バックアップポリシーを設定する時にすべてのパラメタを設定する必要があります。 |
なお、デフォルト値を変更しても、業務ボリュームまたは論理ユニットに対して個別に設定されているバックアップポリシーに影響はありません。
バックアップポリシーのデフォルト値の変更は、バックアップ管理画面から以下の手順で行います。
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ダイアログボックスでの入力を中止する場合は、各ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
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ダイアログボックスでの入力を中止する場合は、各ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
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パラメタ「バックアップ先」に“テープ”を指定した時、パラメタ「バックアップ先ディスク」が設定不可となります。 |
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デフォルトバックアップポリシーの設定では、「バックアップ同期処理開始」は“手動”固定となります。“自動”に変更することはできません。 |
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「テーププール名」項目に“spare_tapepool”を指定すると、設定が失敗します。「テーププール名」には、“spare_tapepool”以外のテーププールを指定するようにしてください。 |
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デフォルトバックアップポリシーの設定では、テープリストやテープ名を指定できません。 |
設定が成功すると、“デフォルトバックアップポリシー設定”ダイアログボックスに「デフォルトバックアップポリシー設定に成功しました。」と出力されます。
設定が失敗すると、“デフォルトバックアップポリシー設定”ダイアログボックスに「デフォルトバックアップポリシー設定に失敗しました。」と出力されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
管理情報領域に対してダイレクトバックアップサーバが管理情報を記録できなくなると、ダイレクトバックアップを利用したバックアップ運用を行えなくなります。そのため、ダイレクトバックアップサーバは、管理情報領域の領域使用量を常時監視し、領域使用量が一定基準を超えるとコンソールに警告メッセージを出力します。
管理情報領域の警告率とは、警告メッセージを出力する基準のことです。ダイレクトバックアップ導入時には、デフォルト値として80%が設定されています。
値の変更は、バックアップ管理画面から行うことができます。
警告メッセージは、領域使用率が設定された値に到達した時点ではじめて出力されます。その後、5%すつ使用率が上がったタイミングで出力されます。
例えば、設定値が80%の場合、使用率が80%、85%、90%、95%になった時点で1回ずつ出力されます。
管理情報領域の警告率の変更は、バックアップ管理画面から以下の手順で行います。
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この項目に入力できる値は、“0〜90”の10の倍数値です。“0”を設定した場合は、警告メッセージが出力されなくなります。 |
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ダイアログボックスでの入力を中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
|
“動作環境設定”ダイアログボックスでは、表示されている他の項目も同時に設定できます。 |
設定が成功すると、ダイアログボックスに「動作環境の設定に成功しました。」と表示されます。
設定が失敗すると、ダイアログボックスに「動作環境の設定に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
|
メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
ダイレクトバックアップ導入時、運用ログ出力レベルは“1”が設定されています。障害発生時の資料採取を行う場合、運用ログ出力レベルの値を“2”に変更することによってダイレクトバックアップサーバの内部処理遷移に関する情報をログ出力できます。
なお、障害に対する資料採取が終わってバックアップ運用を再開するような場合は、運用ログ出力レベルの値を“1”に戻すようにしてください。
値の変更は、バックアップ管理画面から行うことができます。
運用ログ出力レベルの変更は、バックアップ管理画面から以下の手順で行います。
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この項目に入力できる値は、“1”および“2”です。 |
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ダイアログボックスでの入力を中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
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“動作環境設定”ダイアログボックスでは、表示されている他の項目も同時に設定できます。 |
設定が成功すると、ダイアログボックスに「動作環境の設定に成功しました。」と表示されます。
設定が失敗すると、ダイアログボックスに「動作環境の設定に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
実行した操作に対する結果を後日確認したり定期的に確認したりするような場合に、処理結果を表示する範囲を設定することができます。ダイレクトバックアップ導入時には、デフォルト値として“3日”に設定されています。
値の変更は、バックアップ管理画面で行うことができます。
処理結果表示範囲の変更は、バックアップ管理画面から以下の手順で行います。
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この項目に入力できる値は、“1〜365”までの整数値です。 |
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ダイアログボックスでの入力を中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
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“動作環境設定”ダイアログボックスでは、表示されている他の項目も同時に設定できます。 |
設定が成功すると、ダイアログボックスに「動作環境の設定に成功しました。」と表示されます。
設定が失敗すると、ダイアログボックスに「動作環境の設定に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
テーププールは、ダイレクトバックアップサーバがバックアップデータを保存するテープの集合です。
バックアップデータの保存先としてテーププールを指定すると、バックアップデータを格納するのに十分な空き容量が存在するテープをそのテーププールの中から自動的に選択します。このため、個々のテープを意識しないバックアップ運用が可能となります。
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テーププールを利用したバックアップ運用を行うには、バックアップ運用前に、“spare_tapepool”以外に最低 1つのテーププールを追加しておく必要があります。 |
ダイレクトバックアップ導入時には、“spare_tapepool”という名前が付けられた予備のテーププールが1つだけ存在します。このテーププールは、ダイレクトバックアップにとって特殊な用途を持つテーププールであり、バックアップデータの保存先として指定することはできません。
このテーププールには、バックアップデータの保存先となっている他のテーププールにおいてテープの不足が発生した時に、自動的に補充するためのテープを登録しておきます。
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テープをテーププールに登録する方法については、本章の「新規テープの登録」を参照してください。 |
テーププールを追加する操作は、バックアップ管理画面で行うことができます。
テーププールの追加は、以下の手順で行います。
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“テーププール名”として設定できる文字列は32文字以内です。また、使用できる文字は、ASCII文字コード表で定義されている文字のうちの、印刷可能文字です。 |
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テーププールの追加を中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
テーププールの追加が成功すると、ダイアログボックスに「テーププール追加に成功しました。」と表示されます。また、テーププール一覧画面を最新の状態に更新すると、ツリーおよび一覧において、追加したテーププールが表示されるようになります。
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テーププール一覧画面を最新の状態に更新するには、テーププール一覧画面にある[表示]メニューの「最新の状態に更新」を押してください。 |
テーププールの追加が失敗すると、ダイアログボックスに「テーププール追加に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
テーププールの削除は、バックアップ管理画面から以下の手順で行います。
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テーププールの削除を中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、何も処理されずにダイアログボックスが閉じられます。 |
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テープが登録されている状態のテーププールは削除できません。 |
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“spare_tapepool”という名前の付いたテーププールは削除できません。 |
テーププールの削除が成功すると、ダイアログボックスに「テーププール削除に成功しました。」と表示されます。また、テーププール一覧画面を最新の状態に更新すると、ツリーおよび一覧において、削除したテーププールが表示されなくなります。
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テーププール一覧画面を最新の状態に更新するには、テーププール一覧画面にある[表示]メニューの「最新の状態に更新」を押してください。 |
テーププールの削除が失敗すると、ダイアログボックスに「テーププール削除に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
テープを利用したバックアップ運用を行うには、バックアップデータの格納されていないテープをどれか1つのテーププールに登録しなければいけません。この空きのテープの登録を“新規テープの登録”と呼びます。
新規テープの登録は、テープライブラリ制御ソフトウェアのコマンドとバックアップ管理画面を使用した、以下の手順で行います。
磁気テープライブラリシステムによっては、任意の名前のバーコードラベルを作成することができず、決められたラベルの中から選択しなければならないものがあります。そのような場合には、すでに付けられたラベルと重ならないものを選択するようにしてください。
磁気テープライブラリシステムへのテープの投入とテープライブラリ制御ソフトウェアへの登録手順は、テープを投入する磁気テープライブラリシステムに対応するテープライブラリ制御ソフトウェアの種類によって異なります。
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磁気テープライブラリシステムへのテープの投入とテープライブラリ制御ソフトウェアへの登録については、『SSF/Backup Facility運用手引書』の「5.1.1.4 磁気テープライブラリシステムへのテープの投入と登録」を参照してください。 |
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テープの登録を中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、そのダイアログボックスでの入力が無効となり、ダイアログボックスが閉じられます。 |
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テーププールには、同一磁気テープライブラリシステムに投入されている同一規格のテープを登録してください。 |
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本章の「テープ制御汎用設定ファイルの設定」において“磁気情報消去済みのテープのみ新規テープとして利用”を設定している場合、磁気情報削除済みテープしか新規登録できません。磁気情報未消去テープを新規登録する方法(テープの初期化の方法)については、本章の「磁気情報が消去されていないテープの登録」を参照してください。 |
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登録されたテープは、媒体の先頭から上書きされて使用されます。 |
新規テープの登録が成功すると、ダイアログボックスに「テープの新規登録に成功しました。」と表示されます。
新規テープの登録が失敗すると、ダイアログボックスに「テープの新規登録に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
「第6章 その他の機能」の「新規テープの種別チェック機能」で説明した、磁気情報が消去されていないテープをダイレクトバックアップに新規テープとして登録する場合、登録する前に以下の手順でテープの初期化を行ってください。
# /opt/FJSVlmf/bin/lmmount -d ドライブ名 テープ名
lmmountコマンドを実行すると、以下の情報が表示されます。
このうち、「special file (rewind)」に表示される“特殊ファイル名”を使用します。
special file (rewind ) = /dev/rmt/?
special file (no-rewind) = /dev/rmt/?n
volume = テープ名
library = ライブラリ装置名
local drive name = ドライブ名
medium type = 1/2 inch cartridge
# mt -f 特殊ファイル名 weof 2
# mt -f 特殊ファイル名 offline
# /opt/FJSVlmf/bin/lmumount テープ名
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ダイレクトバックアップの起動や停止については、「第7章 ダイレクトバックアップサーバの起動と停止」を参照してください。 |
ダイレクトバックアップサーバの停止において、テープを使用している処理が強制中断されることがあります。この現象は、ダイレクトバックアップから使用している磁気テープドライブのアンマウント処理がダイレクトバックアップサーバの停止時間内に完了しなかった時に発生します。
ダイレクトバックアップサーバの停止処理では、すべての磁気テープドライブのアンマウント処理を待ち合わせることはしません。これは、待ち合わせを行うと、磁気テープドライブ数が多い場合にダイレクトバックアップの停止処理に時間がかかり、その結果としてシステム停止時間にも影響を与えるためです。
ただ、テープを使用している処理が強制中断されると、ダイレクトバックアップサーバの再起動時に手戻りが発生するため、磁気テープドライブのアンマウントをある程度待ち合わせることができるインタフェースを提供しています。
磁気テープドライブのアンマウントの待ち合わせの設定は、以下の手順で行います。
待ち合わせ時間 = 5分 + (テープドライブ数 × 1分) |
# cd /sp/dbu/adm/setup
# vi DbuStop.conf
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待ち合わせ時間設定ファイル (DbuStop.conf) については、本章の「待ち合わせ時間設定ファイル」を参照してください |
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SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の場合、設定ファイルは両ノードで共通のものとなります。 |
DbuStop.confファイル に設定情報を記述することにより、ダイレクトバックアップサーバの停止処理での待ち合わせ時間の設定を行います。
DbuStop.confファイルの記述例を以下に示します。
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DbuStop.confファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
Time limit to stop dbud nomally |
待ち合わせを行う時間を、分単位で有効行に記述します。 |
DbuStop.confファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
登録されたテープが不要となった場合、そのテープを登録から削除することができます。
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操作を中止する場合は、“テープ削除”ダイアログボックスにある[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、何も処理されずにそのダイアログボックスが閉じられます。 |
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テープの強制削除は、テープドライブにマウントされているテープに対して行うことができません。
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dbu_statdisp_drive コマンド, dbu_umount_drive コマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_statdisp_drive (磁気テープドライブ状態の表示)」、「dbu_umount_drive (テープの手動アンマウント)」を参照してください。 |
テープの削除が成功すると、“テープ削除”ダイアログボックスに「テープ削除に成功しました。」と表示されます。
テープの削除が失敗すると、“テープ削除”ダイアログボックスに「テープ削除に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンをクリックして表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。表示されるメッセージの詳細原因は/sp/dbu/logに保存されるログを参照してください。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
テープの削除に失敗した場合、表示されたメッセージに対する対処を実施後、以下の手順で再度削除を実施してください。
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テープの排出については、「SSF/Backup Facility運用手引書」の「付録D 磁気テープライブラリ使用時の注意事項」の各テープライブラリシステムの「■テープの排出」を参照してください。 |
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本方法で削除したテープを再度ダイレクトバックアップで利用するには、本章の「磁気情報が消去されていないテープの登録」で示した方法で、テープ内の磁気情報を消去する必要があります。 |
テープの状態回復とは、閉塞されたテープを再び使用できる状態にすることです。
操作は、バックアップ管理画面で行うことができます。
テープの状態回復は、以下の手順で行います。
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操作を中止する場合は、ダイアログボックスにある[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、何も処理されずにダイアログボックスが閉じられます。 |
テープの状態回復が成功すると、ダイアログボックスに「テープの状態回復に成功しました。」と表示されます。
テープの状態回復が失敗すると、ダイアログボックスに「テープの状態回復に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
メンテナンス作業を行うため、ダイレクトバックアップサーバ稼動中に磁気テープドライブを一時的に切り離す場合、磁気テープドライブの手動閉塞の操作を行います。
磁気テープドライブの手動閉塞は、以下の手順で行います。
磁気テープライブラリシステム (Lib001) の磁気テープドライブ (Drv001) におけるテープのマウント状態、およびドライブの閉塞状態を表示します。
# dbu_statdisp_drive -d Drv001 Lib001
Lib_name |
Drv_name |
Tapename |
Drv_status |
Drv_Release_Time |
---------------------------------------------------------------------------- |
||||
Lib001 |
Drv001 |
Tape1 |
Mounted-Release(Enable) |
2003/07/31 18:32 |
#
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dbu_statdisp_driveコマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_statdisp_drive (磁気テープドライブ状態の表示)」を参照してください。 |
磁気テープライブラリシステム (Lib001) の磁気テープドライブ (Drv001) にマウントされているテープをアンマウントします。
# dbu_umount_drive -d Drv001 Lib001
Lib001:Drv001 umount.
#
|
ダイレクトバックアップにおけるテープのアンマウントは、磁気テープライブラリシステムのオペレーションパネル、またはテープライブラリ制御ソフトウェアなどから手動で行わないでください。 |
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dbu_umount_driveコマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_umount_drive (テープの手動アンマウント)」を参照してください。 |
磁気テープライブラリシステム (Lib001) の磁気テープドライブ (Drv001) を閉塞します。
# dbu_disable_drive Drv001 Lib001
|
dbu_disable_driveコマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_disable_drive (磁気テープドライブの手動閉塞) 」を参照してください。 |
磁気テープドライブの状態回復とは、磁気テープドライブの閉塞を解除することであり、使用する磁気テープドライブを「運用中」に変更する場合に使用します。
磁気テープドライブの状態回復は、以下のいずれかで行うことができます。
以下に、それぞれの方法について説明します。
dbu_enable_driveコマンドを利用した磁気テープドライブの状態回復は、以下の手順で行います。
以下に実行例を示します。
磁気テープライブラリシステム (Lib001) に存在する磁気テープドライブ (Drv001) の閉塞を解除します。
# dbu_enable_drive Drv001 Lib001
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dbu_enable_driveコマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_enable_drive (磁気テープドライブの手動閉塞解除) 」を参照してください。 |
バックアップ管理画面からの磁気テープドライブの状態回復は、以下の手順で行います。
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操作を中止する場合は、ダイアログボックスにある[キャンセル]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すと、何も処理されずにダイアログボックスが閉じられます。 |
磁気テープドライブ状態回復が成功すると、ダイアログボックスに「テープドライブの状態回復に成功しました。」と表示されます。
磁気テープドライブ状態回復が失敗すると、ダイアログボックスに「テープドライブの状態回復に失敗しました。」と表示されます。また、[詳細>>]ボタンを押して表示される画面に失敗原因を示すメッセージが表示されます。
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メッセージの意味と対処方法については、「付録A メッセージと対処方法」を参照してください。 |
すでにバックアップ運用を開始している状態で、新たなETERNUS3000/6000,GR seriesを増設する場合は、以下の流れにそった作業を行います。
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ETERNUS3000が含まれる構成以外では、GR筐体識別情報、OLU番号、担当CM番号を取得する必要がないため、dbu_set_oluinfoおよびmplbconfig -q コマンドの入力はしません。 |
ETERNUSmgr によって、増設したETERNUS3000/6000,GR series内の論理ユニットのサイズ、RLU (RAID Logical Unit) グループ番号を設定し、論理ユニットを作成します。
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バックアップ運用で使用する論理ユニットとは別に、マルチパスディスク用に4つの論理ユニットが必要です。 |
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論理ユニットの作成についての詳細については、ETERNUSmgr のマニュアル『ETERNUSmgrユーザガイド』を参照してください。 |
増設したETERNUS3000/6000,GR series内に確保したマルチパスディスクに対して設定を行い、マルチパスを作成します。
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マルチパスの作成については、『GRマルチパスドライバ ユーザーズガイド』の「第2章 インストールと環境設定」を参照してください。 |
Softek Storage Cruiser の構成管理機能 または手動によって、増設したETERNUS3000/6000,GR seriesの識別名を定義します。
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SSF/Backup Facilityに接続するETERNUS3000/6000,GR seriesが1台のみの場合でも、ディスクアレイ装置名の設定が必要です。 |
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ETERNUS3000/6000,GR seriesの識別名の定義については、「第4章 プール管理」の「ディスクアレイ装置名の定義」を参照してください。 |
増設したETERNUS3000/6000,GR series内の論理ユニットの使用用途を定義します。
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マルチパスを作成した論理ユニットは、使用用途を “ファイルシステム用”と指定します。 |
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論理ユニットの使用用途の定義については、本章の「論理ユニットの使用用途の定義」を参照してください。 |
ダイレクトバックアップが ETERNUS3000/6000,GR seriesにアクセスするための4つのマルチパスを“/sp/uty/conf/diskadm/devpath.confファイル”に追加します。
記述例を以下に示します。ボリューム全体を示すように スライス2 を指定します。
/dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2048s2 ←すでに登録済みのマルチパス(5本) /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2053s2 ←新たに追加するマルチパス(4本) |
シングルの場合
/dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2051s2 ←すでに登録済みのマルチパス(5本) /dev/sfdsk/class/rdsk/volume:mplb2049 /dev/sfdsk/class/rdsk/volume:mplb2050 /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2053s2 ←新たに追加するマルチパス(4本) |
クラスタの場合
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クラスタの場合、管理ファイル領域を構築している ETERNUS3000/6000,GR seriesにはマルチパス5本について、上記例のように必ずmplb、GDSの順に記載してください。記載が誤っていると/opt/FJSVsputl/bin/chkluinfo実行時にエラーとなります。 |
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管理ファイル領域を構築している ETERNUS3000/6000,GR seriesにはマルチパスが5本、それ以外のETERNUS3000/6000,GR seriesは各4本のマルチパスが必要です。 |
増設したETERNUS3000/6000,GR series内の論理ユニットをダイレクトバックアップに登録します。
SSF/Backup Facility上で chkluinfo コマンドを実行する場合の実行例を示します。
# /opt/FJSVsputl/bin/chkluinfo
chkluinfo completed
#
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chkluinfo コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「chkluinfo (論理ユニット定義の有効化) 」を参照してください。 |
SSF/Backup Facilityに対して ETERNUS3000/6000,GR seriesを増設すると、SSF/Backup Facilityの構成が変更されるため、SSF/Backup Facilityの情報更新を行います。SSF/Backup Facilityの情報は Softek AdvancedCopy Manager の Storage管理サーバに 登録されている SSF/Backup Facilityの変更を行うことによって更新されます。
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SSF/Backup Facilityの情報更新は、ダイレクトバックアップが起動した状態で行う必要があります。 |
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SSF/Backup Facilityの変更については、本章の「SSF/Backup Facilityの構成変更」を参照してください。 |
ダイレクトバックアップに 増設したETERNUS3000/6000,GR seriesの論理ユニットプールを dbuaddpoolコマンドで登録します。
SSF/Backup Facility上で dbuaddpool コマンドを実行する場合の実行例を示します。
dbuaddpoolコマンドで、論理ユニットプール (LU_pool) を登録します。
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuaddpool LU_pool
dbuaddpool completed
#
|
dbuaddpool コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbuaddpool (論理ユニットプールの登録) 」を参照してください。 |
「増設したETERNUS3000/6000,GR seriesの論理ユニットプールの登録」で登録した論理ユニットプールに 論理ユニットを dbuaddvolコマンドで登録します。
SSF/Backup Facility上で dbuaddvol コマンドを実行する場合の実行例を示します。
dbuaddvolコマンドで、論理ユニットプール (LU_pool) にディスクアレイ装置名(GR01) にある論理ユニット (OLU0001) を登録します。
# /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuaddvol GR01:OLU0001 LU_pool
dbuaddvol completed
#
|
dbuaddvol コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbuaddvol (論理ユニットプールへの論理ユニットの登録) 」を参照してください。 |
新たにバックアップ運用を行う業務ボリュームまたは論理ユニットのバックアップポリシー設定を行います。
|
バックアップポリシーの設定方法については、以下のいずれかを参照してください。
|
ETERNUS3000のGR筐体識別情報、OLU番号、担当CM番号を取得して、“/var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.confファイル”に記述するために、SSF/Backup Facility からdbu_get_oluinfoコマンドを実行します。
以下に実行例を示します。
GRIPaddressが“200.30.40.30”のETERNUS3000から情報を取得します。
# /opt/FJSVsputl/bin/dbu_get_oluinfo -l 200.30.40.30
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ETERNUS3000が含まれる構成以外では、GR筐体識別情報、OLU番号、担当CM番号を取得する必要がないため、本コマンドを使用しません。 |
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|
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dbu_get_oluinfo コマンドの詳細については、「第17章 バックアップ運用のためのコマンド」の「dbu_get_oluinfo (ETERNUS3000の情報取得) 」を参照してください。 |
SSF/Backup Facilityからmplbconfig -qコマンドを実行し、“/var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.confファイル”に記述した情報をmplbドライバに読み込みます。
# mplbconfig -q
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ETERNUS3000が含まれる構成以外では、GR筐体識別情報、OLU番号、担当CM番号を取得する必要がないため、本コマンドを使用しません。 |
|
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すでにバックアップ運用を開始している状態で、新たなETERNUS NR1000F seriesを増設する場合は、以下の流れにそった作業を行います。
現在設定されているETERNUS NR1000F series用のゾーニング設定に、増設したETERNUS NR1000F seriesのFC-HBAを追加します。
SSF/Backup Facilityの/etc/hostsファイルに、増設したETERNUS NR1000F seriesのホスト名を定義します。
ホスト名の定義は、以下の手順で行います。
ホスト名 (NR02) およびIPアドレス (124.99.125.32) を追加します。
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ETERNUS NR1000F seriesのホスト名は、255文字以内で定義してください。ホスト名に使用できる文字は、ASCII文字コード表で定義されている文字のうちの、印刷可能文字です。ホスト名に日本語文字は使用できません。 |
増設したETERNUS NR1000F seriesの /etc/hosts.equivファイルに、SSF/Backup Facilityのホスト名を定義します。
ホスト名の定義は、以下の手順で行います。
ホスト名 (afs-node1) およびユーザ (root) を追加します。
|
|
SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の時は、引継ぎノード名を/etc/hosts.equivファイルに記述します。 |
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/etc/hosts.equivファイルについては、『ネットワーク接続型ディスクアレイ装置 運用管理ガイド』を参照してください。 |
増設したETERNUS NR1000F seriesの情報を“NR定義ファイル (/sp/uty/conf/diskadm/NR.conf) ”に定義します。
|
ETERNUS NR1000F seriesの定義については、「第12章 ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用操作」の「ETERNUS NR1000F seriesの定義」を参照してください。 |
増設したETERNUS NR1000F seriesで使用する磁気テープドライブの情報を“NR使用テープドライブ定義ファイル (/sp/dbu/adm/setup/NDMPtape.conf)”に定義します。
|
磁気テープドライブの定義については、「第12章 ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用操作」の「磁気テープドライブの定義」を参照してください。 |
「NR定義ファイル」、「NR使用テープドライブ定義ファイル」に記述した内容をダイレクトバックアップサーバに反映するため、ダイレクトバックアップを再起動します。
|
ダイレクトバックアップの起動方法については、「第7章 ダイレクトバックアップサーバの起動と停止」を参照してください。 |
バックアップ運用を行うディレクトリに、バックアップポリシーを設定します。
|
バックアップポリシーの設定については、「第12章 ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用操作」の「バックアップポリシーの設定」を参照してください。 |
Symfowareデータベースのバックアップ運用では、バックアップ同期処理開始、バックアップ、およびリカバリにおいて、データベーススペースとバックアップ先の論理ユニットを1対1で対応させることにより、ロググループに含まれる各業務ボリュームに対してバックアップ先の論理ユニットを定義することができます。
バックアップ先の論理ユニットを定義するには、バックアップ対象のSymfowareデータベースを保有している業務サーバ名、ロググループに含まれるすべての業務ボリューム名、バックアップ先として業務ボリュームごとに対応させる論理ユニット名を/sp/dbu/adm/setup/lupool.confファイルに記述します。
/sp/dbu/adm/setup/lupool.conf ファイルの記述例を以下に示します。
|
/sp/dbu/adm/setup/lupool.conf ファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
ServerName |
バックアップ対象のSymfowareデータベースを保有している業務サーバの名前です。 |
DeviceName |
バックアップ対象のロググループに含まれる業務ボリュームのブロックデバイス名です。 |
LUN_VNumber |
各業務ボリュームにバックアップ先として対応させる論理ユニットの名前です。 なお、接続されているETERNUS3000/6000,GR seriesが1台のみの場合は、ディスクアレイ装置名が省略できます。 |
/sp/dbu/adm/setup/lupool.confファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
|
Symfowareデータベースに対するバックアップ先の論理ユニットの設計については、『SSF/Backup Facility運用手引書』の「1.1.11 バックアップに必要な論理ユニット数の算出」を参照してください。 |
ETERNUS NR1000F seriesのバックアップでは、バックアップ運用するETERNUS NR1000F seriesの情報を/sp/uty/conf/diskadm/NR.conf ファイルに定義します。
/sp/uty/conf/diskadm/NR.conf ファイルに情報を定義することにより、ダイレクトバックアップにおいてバックアップ運用を行うことができます。
|
本ファイルには、NDMPのアカウント名(rootに固定)およびパスワードを平文で記述するため、取り扱いには充分気をつけてください。管理者以外は参照できないようにするなどの処置を推奨します。 |
/sp/uty/conf/diskadm/NR.confファイルの書式を以下に示します。
|
/sp/uty/conf/diskadm/NR.confファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
NR name |
バックアップ運用するETERNUS NR1000F seriesのホスト名です。 |
Account |
ETERNUS NR1000F seriesに設定されているNDMPのアカウント名です。 |
password |
ETERNUS NR1000F seriesに設定されているNDMPのパスワードです。 |
Dirname |
ダイレクトバックアップで使用するETERNUS NR1000F seriesのディレクトリ名です。 |
Usage |
バックアップ運用におけるディレクトリの使用用途を指定します。
このパラメタは、“dirname”と同時に指定してください。 |
|
ETERNUS NR1000F seriesにおけるNDMPの設定については、『ネットワーク接続型ディスクアレイ装置 運用管理ガイド』を参照してください。 |
/sp/uty/conf/diskadm/NR.confファイルの記述例を以下に示します。
|
|
/sp/uty/conf/diskadm/NR.confファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
ETERNUS NR1000F seriesのバックアップでは、ダイレクトバックアップに登録されている磁気テープドライブの内、ETERNUS NR1000F seriesが使用する磁気テープドライブの情報を/sp/dbu/adm/setup/NDMPtape.conf ファイルに定義します。
/sp/dbu/adm/setup/NDMPtape.conf ファイルに情報を定義することにより、ETERNUS NR1000F seriesのデータを磁気テープへバックアップすることができます。
/sp/dbu/adm/setup/NDMPtape.conf ファイルの記述例を以下に示します。
|
/sp/dbu/adm/setup/NDMPtape.conf ファイルに記述する、パラメタを以下に示します。
パラメタ |
意味 |
NR name |
バックアップ運用するETERNUS NR1000F seriesのホスト名です。 |
NR tape-device |
“NR name”が認識しているテープドライブのAlias Nameです。 |
SP library name |
“NR tape-device”が存在している磁気テープライブラリシステム名です。 |
SP drive name |
“NR tape-device”に対応する磁気テープドライブ名です。 |
Usage |
磁気テープドライブの共有設定です。 |
|
磁気テープライブラリシステム名およびテープドライブ名の登録については、本章の「磁気テープライブラリシステムと磁気テープドライブの設定」を参照してください。 |
|
|
|
ダイレクトバックアップに登録された、磁気テープライブラリシステム名およびテープドライブ名は以下のいずれかで参照できます。 |
/sp/dbu/adm/setup/NDMPtape.conf ファイルへの記述には、以下の注意事項があります。
目次
索引
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