ダイレクトバックアップ使用手引書 - SPシリーズ -
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第19章 バックアップ管理画面

19.1 バックアップ管理画面からの簡易操作 

ダイレクトバックアップでは、バックアップ管理画面から簡易操作できるGUIを提供しています。

 

19.1.1 バックアップ管理画面の呼び出 

バックアップ管理画面は、以下の手順で呼び出すことができます。

  1. SPアシスタントを起動します。
    この操作により、SPアシスタントの初期画面が表示されます。
     

    SPアシスタントの起動方法については、『SSF/Backup Facility運用手引書』の「A.1.3 SPアシスタントの呼び出し」を参照してください。


  2. SPアシスタントの初期画面の[機能の選択]エリアから「バックアップ/リストア」を選択し、[実行]ボタンを押します。
    この操作により、以下のようなSoftek AdvancedCopy Managerの認証ダイアログボックスが表示されます。Softek AdvancedCopy Managerの認証機構で登録済のユーザ名とパスワードを入力し、[OK]を押します。

     

    Softek AdvancedCopy Managerのユーザ認証の詳細については、『Softek AdvancedCopy Manager 使用手引書』の「1.2.1 ユーザ認証」を参照してください。

  3. Softek AdvancedCopy Managerのユーザ認証後、以下のようなSoftek AdvancedCopy Managerの初期画面が表示されます。

  4. Softek AdvancedCopy Managerの初期画面上の[ファイル]メニューから、以下のように[Backup管理]を選択します。

  5. バックアップ管理のサーバ一覧画面が表示されます。


    サーバ一覧画面を表示させてから他の画面に遷移する方法は、本章の「各画面の説明」で説明する画面の「表示方法」を参照してください。

 

19.1.2 操作の種類 

バックアップやリストア/リカバリをはじめとする各種操作は、バックアップ管理画面から呼び出して表示される各画面で簡易入力できます。代表的な操作には以下があります。


バックアップ管理画面を利用したすべての操作については、以下の章を参照してくだい。

 

19.2 バックアップ管理画面の説明

バックアップ管理の画面について説明します。

 

19.2.1 バックアップ管理画面の構

バックアップ管理画面は、以下のように、メニュー、ツリー、一覧、およびステータスバーから構成されています。

バックアップ管理画面の構成要素について、表19.1 に示します。


[表19.1 バックアップ管理画面の構成要素]

構成要素

説明

メニュー

操作メニューを表示します。
バックアップ管理画面での操作は、このメニューで行うことができます。メニューに表示される項目は、ツリーで選択している階層により異なります。

ツリー

業務サーバや業務ボリューム、SSF/Backup Facilityを階層構造で表示します。
各階層の[+]記号をクリックするか、アイコンまたは階層名をクリックすることで、その下の階層を表示できます。

一覧

ツリーで選択した階層に関する情報を一覧表示します。

ステータスバー

ツリーや一覧で選択した対象の補助的な情報を表示します。


画面によっては、表示情報と画面サイズとの関係で、一覧にすべての項目を表示できない場合があります。その場合は、以下のように、一覧の下に横スクロールバーが出ます。

参照したい情報が一覧に表示されていない場合は、以下のように、横スクロールバーを適度に右方向に移動させてください。

 

19.2.2 ツリーの構成 

バックアップ管理画面でのツリーの階層は、大きく以下の2つに分けられます。

業務サーバの階層とSSF/Backup Facilityの階層では、ツリー構成が異なります。以下に、それぞれのツリーについて説明します。

 

19.2.2.1 業務サーバのツリー 

業務サーバのツリーでは、バックアップ運用を行っているサーバの情報を表示します。業務サーバにインストールされたオペレーティングシステムがSolaris OSの場合、ツリー構成は図19.1 のようになります。


[図19.1 業務サーバのツリー階層イメージ]


このツリーは、業務画面で表示することができます。


業務サーバのツリーに表示される項目について、表19.2 に説明します。


[表19.2 業務サーバのツリー表示項目の説明]

ツリー表示項目

説明

業務ボリューム

Softek AdvancedCopy Managerでバックアップ運用される業務ボリュームのフォルダです。

バックアップボリューム

Softek AdvancedCopy Managerでのバックアップ運用で使用されるバックアップボリュームのフォルダです。

業務ボリューム (SP)

ダイレクトバックアップでバックアップ運用される業務ボリュームのフォルダです。

 

19.2.2.2 SSF/Backup Facilityのツリー 

SSF/Backup Facilityのツリーでは、SSF/Backup Facilityの管理している論理ユニットやテープの情報を表示します。ツリー構成は、図19.2 のようになります。


[図19.2  SSF/Backup Facilityのツリー階層イメージ ]


このツリーは、SP初期画面で表示することができます。


SSF/Backup Facilityのツリーに表示される項目について、表19.3 に説明します。


[表19.3  SSF/Backup Facilityのツリー表示項目の説明]

ツリー表示項目

説明

論理ユニットプール

ダイレクトバックアップに割り当てられた論理ユニットのフォルダです。
このフォルダ配下には、バックアップ管理者が追加した論理ユニットプールに加えて、“スペア論理ユニットプール”が表示されます。

テーププール

テーププールのフォルダです。
このフォルダ配下には、バックアップ管理者が追加したテーププールに加えて、“spare_tapepool”という名称のテーププールが表示されます。

再登録テープ

再登録されたテープのフォルダです。
このフォルダ配下には、再登録されたテープの名称が表示されます。

現在は、“テープの再登録”がサポートされていないため、ここに表示されるテープはありません。

磁気テープライブラリシステム

磁気テープライブラリシステムのフォルダです。
このフォルダ配下には、定義されたテープライブラリの名称が表示されます。

グローバルサーバ

グローバルサーバのフォルダです。
このフォルダ配下には、ダイレクトバックアップで管理されるグローバルサーバのホスト名が表示されます。

 

19.2.3 バックアップ管理画面の操作例 

バックアップ管理画面を利用してバックアップやリストア/リカバリを実行する具体的な操作方法を説明します。

バックアップ管理画面での操作は、以下の手順が基本となります。

  1. 実行する操作が可能な画面の表示
  2. 一覧から操作対象の選択
  3. 操作項目の選択
  4. 処理の実行
  5. 処理状況の確認
  6. 処理結果の確認

以下に論理デバイスバックアップを利用した、バックアップ操作を例に説明します。

 

19.2.3.1 実行する操作が可能な画面の表示

バックアップ対象の業務ボリューム情報を一覧に表示します。業務ボリューム情報は、業務ボリューム一覧画面で表示させることができます。

業務ボリューム一覧画面は、以下の手順で表示できます。

  1. サーバ一覧画面で、バックアップ対象の業務ボリュームを保有している業務サーバのアイコンまたは階層名を選択 (クリック) し、業務画面を表示させます。
  2. 業務画面で、“業務ボリューム (SP) ”のアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

19.2.3.2 一覧から操作対象の選択

業務ボリューム一覧画面の一覧に表示された業務ボリューム情報から、以下のようにバックアップ対象の業務ボリュームを選択 (クリック) します。

Symfowareデータベースのバックアップ運用では、業務ボリュームの一覧から、操作対象となるロググループに含まれる1つの業務ボリュームを選択すると、ロググループに含まれるすべての業務ボリュームが反転表示されます。

 

19.2.3.3 操作項目の選択

バックアップ対象の業務ボリュームを選択したら、次に、その業務ボリュームに対する操作を選択します。操作の選択は、[操作]メニューをクリックして表示される項目をさらにクリックすることで行います。
以下は、[操作]メニューから[バックアップ]を選択する場合の例です。

操作の選択は、以下のように、操作する業務ボリュームを選択し、マウスの右ボタンをクリックして表示されるポップアップメニューの項目をクリックして行うこともできます。


本章では、操作を選択する手順を[操作]メニューから行う方法で説明しています。ポップアップメニューを主に利用される場合は、その部分をポップアップメニューから選択する方法に読み替えてください。

 

19.2.3.4 処理の実行

操作項目を選択すると、以下のようなダイアログボックス (バックアップの場合) が表示されます。

[OK]ボタンを押すと、バックアップが開始されます。
[キャンセル]ボタンまたは画面右上にある[×]ボタンを押すと、操作が中止されてダイアログボックスが閉じられます。そして、バックアップ管理画面は、業務ボリューム一覧画面の一覧からバックアップ対象の業務ボリュームを選択した以下の状態に戻ります。

 

19.2.3.5 処理状況の確認

処理の実行で説明したダイアログボックスの[OK]ボタンを押して処理を開始すると、以下のように、そのダイアログボックスに「処理中」と表示されるようになります。

処理を開始して、しばらくすると [詳細>>]ボタンが選択可能となります。処理状況は、この [詳細>>]ボタンをクリックすることで参照できます。
ダイアログボックスに処理状況を表示させた状態で [<<詳細] ボタンを押すと、元の状態に戻ります。

[OK]ボタンを押すと、このダイアログボックスが閉じられます。また、以下に示す処理は、ダイアログボックスを閉じても実行履歴画面から処理状況を確認することができます。

実行履歴画面には、SP実行履歴画面業務ボリューム実行履歴画面がありますが、ここでは業務ボリューム実行履歴画面での操作について説明します。

業務ボリューム実行履歴画面は、業務ボリューム一覧画面の一覧から対象の業務ボリュームを選択 (クリック) した状態で、以下のように[操作]メニューの[実行履歴]をクリックします。

すると、以下のような画面 (実行履歴画面) が表示されます。

実行履歴画面での表示情報は、自動的には最新になりません。表示情報を最新の情報にするには、[表示]メニューの[最新の情報に更新]をクリックする必要があります。
実行履歴画面は、[ファイル]メニューの[終了]をクリックするか、画面右上の[×]ボタンを押すことで閉じることができます。

 

19.2.3.6 処理結果の確認

実行した処理が終了すると、以下のように、ダイアログボックスに処理結果が表示されます。

処理成功・処理失敗のいずれの場合も、[詳細>>]ボタンを押すことで詳細情報を参照できます。
上のダイアログボックスの状態から[詳細>>]ボタンを押すと、以下のようになります。

この状態で[<<詳細]ボタンを押すと、元の状態に戻ります。

[OK]ボタン、または画面右上の[×]ボタンを押すと、このダイアログボックスが閉じられます。また、以下に示す処理は、ダイアログボックスを閉じても実行履歴画面から処理結果を確認することができます。


実行履歴画面は、本章の「処理状況の確認」で説明した方法と同じ方法で表示することができます。

 

19.2.4 各画面の説明

バックアップ管理の各画面について、その画面の表示方法および表示項目を説明します。

 

19.2.4.1 サーバ一覧画

■画面イメージ

サーバ一覧画面の画面イメージを、以下に示します。

 

■表示方法

サーバ一覧画面を表示するには、Softek AdvancedCopy Managerの初期画面にある[ファイル]メニューの[Backup管理]を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

サーバ一覧画面の表示項目について、表19.4 に説明します。


[表19.4 サーバ一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

サーバ名

サーバのホスト名です。

IPアドレス

サーバのIPアドレスです。

ポート番号

サーバと通信するためのポート番号です。

OS種別

サーバにインストールされているオペレーティングシステムの種別です。
“ (SP) ”の表示がある場合、そのサーバがSSF/Backup Facilityであることを示しています。

OS Version

サーバにインストールされているオペレーティングシステムのバージョンです。

 

■メニュー

サーバ一覧画面のメニューについて、表19.5 に説明します。


[表19.5 サーバ一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

終了

バックアップ管理画面を終了します。

表示

最新の情報に更新

サーバ一覧画面を最新の情報に更新します。

表示項目の設定

サーバ一覧画面の表示項目の設定を行います。

認証機構

表示

現在ログインしているユーザのアクセス権情報を表示します。

ヘルプ

ヘルプ

サーバ一覧画面に対する説明をWeb画面で表示します。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.2 業務画

■画面イメージ

業務画面の画面イメージを、以下に示します。

 

■表示方法

業務画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. ツリーに現れている業務サーバのアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

業務画面の表示項目について、表19.6 に説明します。


[表19.6 業務画面の表示項目]

表示項目名

説明

フォルダ名

選択した業務サーバのボリューム種別です。以下のいずれかが表示されます。

  • 業務ボリューム

Softek AdvancedCopy Managerでバックアップ運用されるボリュームです。

  • バックアップボリューム

Softek AdvancedCopy Managerでバックアップ運用する場合の、バックアップデータ格納先となっているボリュームです。

  • 業務ボリューム (SP)

ダイレクトバックアップの論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップでバックアップ運用されるボリュームです。

 

■メニュー

業務画面のメニューについて、表19.7 に説明します。


[表19.7 業務画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

終了

バックアップ管理画面を終了します。

表示

最新の情報に更新

業務画面を最新の情報に更新します。

表示項目の設定

業務画面の表示項目の設定を行います。

認証機構

表示

現在ログインしているユーザのアクセス権情報を表示します。

ヘルプ

ヘルプ

業務画面に対する説明をWeb画面で表示します。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.3 業務ボリューム一覧画

■画面イメージ

業務ボリューム一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、業務ボリュームに関する情報を一覧に表示します。

 

■表示方法

業務ボリューム一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. 業務画面を表示させます。
  3. ツリーに現れている“業務ボリューム (SP) ”のアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

業務ボリューム一覧画面の表示項目について、表19.8 に説明します。


[表19.8 業務ボリューム一覧画面の表示項目 ]

表示項目名

説明

業務ボリューム名

ダイレクトバックアップの論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップでバックアップ運用するように登録された業務ボリュームをブロックデバイス名で表示します。

業務サーバのプラットフォームが HP-UX, AIXの時は、LVM(Logical Volume Manager)のボリュームグループ名で表示されます。

サイズ

業務ボリュームとなっているデバイスのサイズです。
ギガバイト単位の値で表示します。小数点以下は1桁のみの表示です。

マウントポイント名

業務ボリュームとなっているデバイスのマウントポイント名です。
マウントしていない状態で業務ボリュームの登録を行った場合、空白を表示します。
Symfowareの業務ボリュームの場合は、データベーススペース名、ロググループ名、RDBシステム名を“/”で区切って順に表示します。

業務サーバのプラットフォームが HP-UX, AIXの業務ボリュームの時は空白で表示されます。操作メニューの「マウントポイント一覧」でマウントポイントを確認してください。

バックアップエンジン

この業務ボリュームのバックアップポリシーで設定した「バックアップエンジン」の種別(OPC, EC, EC (SUSPEND) , 未使用)を表示します。
バックアップポリシーが設定されていない場合、または情報が取得できなかった場合は、空白を表示します。

最新バックアップ日時

最新世代のバックアップを開始した日時を表示します。最新世代をバックアップ処理中の場合は、そのバックアップ処理の開始日時となります。
業務ボリュームに対するバックアップデータが1世代もない場合、または情報が取得できなかった場合は、空白を表示します。

状態

業務ボリュームのアクセス状態を表示します。以下のいずれかが表示されます。

  • バックアップ準備中 (nn%完)

等価性維持状態にするためのバックアップ同期処理を行っています。nnは等価率です。

  • バックアップ準備完了

等価性維持状態になっています。

  • バックアップ同期処理開始待ち

バックアップ同期処理がサスペンド状態になっています。

  • バックアップ中

アドバンスト・コピー機能を利用してバックアップ中(実コピー以外)です。

  • バックアップデータ検証中 (nn%完)

バックアップにおいて、OPCの実コピー中です。nnは実コピー進捗率です。
バックアップポリシーの「バックアップエンジン」に“EC”または“EC (SUSPEND) ”が設定されている場合、この状態は表示されません。

  • リストア中

アドバンスト・コピー機能を利用してリストア中(実コピー以外)です。

  • リカバリ中

アドバンスト・コピー機能を利用してリカバリ中(実コピー以外)です。

  • リストアデータ検証中 (nn%完)

リストアで使用するOPCの実コピー中です。nnは実コピー進捗率です。

  • リカバリデータ検証中 (nn%完)

リカバリで使用するOPCの実コピー中です。nnは実コピー進捗率です。

  • [空白]

業務ボリュームがアクセス状態にありません。
“論理ユニットプールを使用しないテープへのバックアップ機能”の場合は、常にこれを表示します。
(表下の注意事項があります。)

  • [GUIが出力するメッセージ]

情報が取得できなかった場合に表示します。
詳細は、「GUIが出力するメッセージ」を参照してください。

実行中処理

業務ボリューム または業務ボリュームのバックアップ履歴に関連した実行中の存在を表示します。以下のいずれかが表示されます。

  • あり

実行中の処理が存在します。

  • なし

実行中の処理は存在しません。

  • [空白]

情報が取得できません。

SPサーバ名

この業務ボリュームをバックアップするSSF/Backup Facilityの名前を表示します。

 

■メニュー

業務ボリューム一覧画面のメニューについて、表19.9 に説明します。


[表19.9 業務ボリューム一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

業務サーバの情報を表示します。表示内容は、サーバ一覧画面の表示項目と同じです。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

バックアップ

バックアップを行います。

リストア (最新世代)

最新世代のバックアップデータをリストアします。

リカバリ (最新世代)

最新世代のバックアップデータによってリカバリします。

バックアップ同期処理開始

バックアップ同期処理を開始します。

バックアップ同期処理中断

バックアップ同期処理をキャンセルします。

実行履歴

業務ボリュームに対して実施した処理の実行履歴のみを表示します。

履歴破棄 (全て)

バックアップデータとその履歴情報をすべて破棄します。

バックアップポリシー設定

バックアップポリシーを設定 (変更) します。

バックアップポリシー削除

バックアップポリシーを削除します。

マウントポイント一覧

ボリュームグループを構成している論理ボリュームの一覧を表示します。
ボリュームグループを構成していない業務ボリュームの場合は、1つのマウントポイントを表示します。

表示

最新の情報に更新

業務ボリューム一覧画面を最新の情報に更新します。

ヘルプ

ヘルプ

業務ボリューム一覧画面に対する説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。


[操作]メニューの項目は、業務ボリュームのバックアップ運用状態によって選択できない項目があります。例えば、バックアップを一度も行っていない場合、リストア/リカバリなどバックアップデータを使用する操作に関する項目を選択できません。

 

19.2.4.4 SP初期画

■画面イメージ

SP初期画面の画面イメージを、以下に示します。

 

■表示方法

SP初期画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. ツリーに現れているSSF/Backup Facilityのアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

SP初期画面の表示項目について、表19.10 に説明します。


[表19.10 SP初期画面の表示項目]

表示項目名

説明

フォルダ名

選択したSSF/Backup Facilityで、管理している資源のフォルダ名を表示します。

 

メニュー

SP初期画面のメニューについて、表19.11 に説明します。


[表19.11 SP初期画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

テーププール追加

テーププールを追加します。

表示

最新の情報に更新

SP初期画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

SP初期画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。


[操作]メニューの[テーププール追加]は、一覧の「テーププール」を選択することで、メニューが選択できるようになります。

 

19.2.4.5 論理ユニットプール一覧画

■画面イメージ

論理ユニットプール一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、設定されている論理ユニットプールを一覧に表示します。

 

■表示方法

論理ユニットプール一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. ツリーに現れている[論理ユニットプール]のアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

論理ユニットプール一覧画面の表示項目について、表19.12 に説明します。


[表19.12 論理ユニットプール一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

論理ユニットプール名

ダイレクトバックアップが管理している論理ユニットプール名です。

 

■メニュー

論理ユニットプール一覧画面のメニューについて、表19.13 に説明します。


[表19.13 論理ユニットプール一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

表示

最新の情報に更新

論理ユニットプール一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

論理ユニットプール一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.6 論理ユニット一覧画

■画面イメージ

論理ユニット一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、バックアップデータが格納されている論理ユニットに関する情報を一覧に表示します。

 

■表示方法

論理ユニット一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. 論理ユニットプール一覧画面を表示させます。
  4. [論理ユニットプール]フォルダ配下に現れている論理ユニットプールのうち、プール内の論理ユニットに関する情報を表示する論理ユニットプールを選択 (クリック) します。

 

■表示項目

論理ユニット一覧画面の表示項目について、表19.14 に説明します。


[表19.14 論理ユニット一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

論理ユニット名

論理ユニットプールに登録されている論理ユニット名です。

「ディスクアレイ装置名:論理ユニット」形式で表示します。
論理ユニットは、“OLU”の文字に続いて、論理ユニット番号が16進数4桁で表示されます。

使用率

この論理ユニットの使用率を表示します。

サイズ

この論理ユニットのサイズを、ギガバイト単位の値で表示します。
小数点以下は1桁のみの表示です。

 

■メニュー

論理ユニット一覧画面のメニューについて、表19.15 に説明します。


[表19.15 論理ユニット一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

表示

最新の情報に更新

論理ユニット一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

論理ユニット一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.7 ディスク領域一覧画

■画面イメージ

ディスク領域一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、指定したバックアップ論理ユニットに格納されているバックアップデータとテンポラリに関する情報を一覧に表示します。

 

■表示方法

ディスク領域一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. 論理ユニットプール一覧画面を表示させます。
  4. 論理ユニット一覧画面を表示させます。
  5. 指定した論理ユニットプールのフォルダ配下の論理ユニットのうち、ディスク媒体内情報を表示する論理ユニットを選択 (クリック) します。

 

■表示項目

ディスク領域一覧画面の表示項目について、表19.16 に説明します。


[表19.16 ディスク領域一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

使用サーバ名

使用サーバー名では、以下のいずれかを表示します。

  • 論理デバイスバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元の業務ボリュームを保有している業務サーバ名が表示されます。
  • 論理ユニットバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップを行ったSSF/Backup Facilityのホスト名が表示されます。
  • Symfowareデータベースのバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元のSymfowareデータベースを保有している業務サーバ名が表示されます。

使用ボリューム名

ディスク領域の使用ボリューム名を表示します。

使用ボリュームが業務ボリュームの場合は、ブロックデバイス名を表示します。
使用ボリュームが論理ユニットの場合は、「ディスクアレイ装置名:論理ユニット」の形式で表示します。

領域種別

ディスク領域の種別として、以下のいずれかを表示します。

  • バックアップ

バックアップデータを格納している領域です。

  • テンポラリ

バックアップ、リストアまたはリカバリにより、一時的に使用されている領域です。

絶対世代番号

領域種別が”バックアップ”でバックアップ履歴が存在する場合、バックアップデータの絶対世代番号を表示します。
領域種別が“テンポラリ”の場合、何も表示しません。

バックアップ日時

業務ボリュームまたは論理ユニットに対してバックアップを開始した日時です。

サイズ

ディスク領域のサイズを、ギガバイト単位の値で表示します。
小数点以下は1桁のみの表示です。

 

■メニュー

ディスク領域一覧画面のメニューについて、表19.17 に説明します。


[表19.17 ディスク領域一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

テープへコピー

論理ユニットバックアップで採取されたバックアップデータをテープへコピーします。
(表下に注意事項があります)

表示

最新の情報に更新

ディスク領域一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

ディスク領域一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。


論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップで採取されたバックアップデータのテープへのコピーは、この画面で行うことはできません。バックアップ履歴一覧画面から行ってください。

 

19.2.4.8 テーププール一覧画

■画面イメージ

テーププール一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、設定されているテーププールを一覧に表示します。

 

■表示方法

テーププール一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. ツリーに現れている[テーププール]のアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

テーププール一覧画面の表示項目について、表19.18 に説明します。


[表19.18 テーププール一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

テーププール名

テーププールの名前です。

書き込み可能サイズ

このテーププールに書き込み可能なバックアップデータの最大サイズの目安です。
この値は、テーププールに登録されたすべてのテープの書き込み可能サイズを基に計算された値です。

装置内未使用テープ数

このテーププールに登録されているすべてのテープのうち、現在装置内に投入されており、バックアップデータが格納されていないテープの総数です。

装置外未使用テープ数

このテーププールに登録されているすべてのテープのうち、現在装置外に排出されており、バックアップデータが格納されていないテープの総数です。

装置内使用テープ数

このテーププールに登録されているすべてのテープのうち、現在装置内に投入されており、バックアップデータが格納されているテープの中で、追加書き込みできる空き容量があるテープの総数です。

装置内書き込み可能サイズ

このテーププールに登録されているすべてのテープのうち、現在装置内に投入されているテープの書き込み可能サイズの総和です。

装置外書き込み可能サイズ

このテーププールに登録されているすべてのテープのうち、現在装置外に排出されているテープの書き込み可能サイズの総和です。

一部使用中テープ数

このテーププールに登録されているすべてのテープのうち、バックアップデータが格納されていて、追加書き込みできる空き容量があるテープの総数です。

使用中テープ数

このテーププールに登録されているすべてのテープのうち、バックアップデータが格納されていて、追加書き込みできる空き容量がないテープの総数です。

 

■メニュー

テーププール一覧画面のメニューについて、表19.19 に説明します。


[表19.19 テーププール一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

テーププール削除

選択しているテーププールを削除します。

表示

最新の情報に更新

テーププール一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

テーププール一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.9 テーププール詳細画

■画面イメージ

テーププール詳細画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、指定されたテーププール内のテープに関する情報を一覧に表示します。

 

■表示方法

テーププール詳細画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. テーププール一覧画面を表示させます。
  4. [テーププール]フォルダ配下に現れているテーププールのうち、テーププール内のテープに関する情報を表示するテーププールを選択 (クリック) します。

 

■表示項目

テーププール詳細画面の表示項目を、表19.20 に説明します。


[表19.20 テーププール詳細画面の表示項目]

表示項目名

説明

テープ名

テーププールに登録されているテープの名前です。

使用状況

テープの使用状況です。以下のいずれかが表示されます。

  • 未使用

バックアップデータが格納されていません。

  • 一部使用中

バックアップデータが格納されています。
まだ追加書き込みができる空き容量があります。

  • 使用中

バックアップデータが格納されています。
追加書き込みができる空き容量がありません。

  • 使用不可

テープが閉塞されており、使用することができません。
この場合、テープ情報を赤色で表示します。
(表下に注意事項があります)

残り寿命

このテープに設定されている残り寿命です。以下のいずれかが表示されます。

  • 無期限

寿命が設定されていないテープです。

  • 期限切れ

期限切れを起こしているテープです。

  • nn

寿命が残っているテープです。
残り寿命を時間単位で表示します。

状態

このテープのマウント状態です。以下のいずれかが表示されます。

  • マウント

磁気テープドライブにマウントされています。

  • アンマウント

磁気テープドライブにマウントされていません。

  • マウント不可

テープが閉塞されており、使用することができません。
この場合、テープ情報を赤色で表示します。
(表下に注意事項があります)

磁気テープライブラリシステム名

このテープが格納されている磁気テープライブラリシステムの名前です。
テープが装置外に排出されている時は、「-」を表示します。

書き込み可能サイズ

このテープの書き込み可能データサイズです。

有効データサイズ

このテープの有効データサイズです。

無効データサイズ

このテープの無効データサイズです。

クローンID

このテープに割り当てられたIDです。
このテープとまったく同じバックアップデータが格納されているテープ (クローン媒体) を区別するために割り当てられる通番です。
バックアップデータが複数のテープに分割されて格納されている時、それらのテープのクローンIDは同じ値となります。

クローン数

このテープと、まったく同じバックアップデータが格納されている他のテープの総数です。

規格名

このテープの規格を表す名前です。

延べマウント回数

このテープが登録されてからマウントされた延べ回数です。

登録日時

このテープが登録された日時です。

備考

閉塞されたテープのエラーメッセージを表示します。その他の状態の時は何も表示しません。


閉塞されたテープを再び使用できる状態にするには、“テープの状態回復”操作を行う必要があります。操作方法は、「第8章 ダイレクトバックアップの環境設定」の「テープの状態回復」を参照してください。

 

クローン媒体に関する詳細については、「第6章 その他の機能」の「クローン媒体の管理」を参照してください。

 

テープの規格名については、「第8章 ダイレクトックアップの環境設定」の「テープ寿命設定ファイルの書式説明」における 項目 StandardName の説明を参照してください。

 

■メニュー

テーププール詳細画面のメニューについて、表19.21 に説明します。


[表19.21 テーププール詳細画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

テープ削除

テープを削除します。

テープ状態回復

テープの状態を回復します。

表示

最新の情報に更新

テーププール詳細画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

テーププール詳細画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.10 テープ媒体内情報一覧画

■画面イメージ

テープ媒体内情報一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、指定されたテーププール内のテープに格納されたバックアップデータに関する情報を一覧に表示します。

 

■表示方法

テープ媒体内情報一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. テーププール一覧画面を表示させます。
  4. テーププール詳細画面を表示させます。
  5. 指定したテーププールのフォルダ配下のテープのうち、テープ媒体内情報を表示するテープを選択 (クリック) します。

 

■表示項目

テープ媒体内情報一覧画面の表示項目を、表19.22 に説明します。


[表19.22 テープ媒体内情報一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

サーバ名

サーバー名では、以下のいずれかを表示します。

  • 論理デバイスバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元の業務ボリュームを保有している業務サーバ名が表示されます。
  • 論理ユニットバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップを行ったSSF/Backup Facilityのホスト名が表示されます。
  • Symfowareデータベースのバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元のSymfowareデータベースを保有している業務サーバ名が表示されます。
  • ETERNUS NR1000F seriesのバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップを行ったSSF/Backup Facilityのホスト名が表示されます。

バックアップ元

バックアップ元では、以下のいずれかを表示します。

  • 論理デバイスバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元のブロックデバイス名が表示されます。
  • 論理ユニットバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元の論理ユニット名が「ディスクアレイ装置名:論理ユニット」形式で表示されます。
  • Symfowareデータベースのバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元のブロックデバイス名が表示されます。
  • ETERNUS NR1000F seriesのバックアップで採取されたバックアップデータの場合、バックアップ元のディレクトリ名が「ETERNUS NR1000F seriesのホスト名:ディレクトリ名」形式で表示されます。

絶対世代番号

バックアップデータの絶対世代番号です。

「グローバルサーバの業務データのバックアップ」で採取されたバックアップデータの場合、空白を表示します。

バックアップ日時

バックアップ処理の開始日時です。

サーバ連携

バックアップの前後処理に関する情報です。以下のいずれかが表示されます。

  • 成功

前後処理を実施し、成功しています。
論理ユニットバックアップでは表示されません。

  • 失敗

前後処理を実施し、失敗しています。前処理に失敗している場合、バックアップデータの正当性が保証されていない可能性があります。
論理ユニットバックアップでは表示されません。

  • 無視

前後処理を未実施です。
論理デバイスバックアップでは、バックアップポリシーの「前後処理の利用」に“利用しない”が設定されているバックアップの場合に表示されます。
論理ユニットバックアップまたはETERNUS NR1000F seriesのバックアップでバックアップしたデータについては、常にこの表示となります。

状態

バックアップデータの状態です。以下のいずれかが表示されます。

  • 正常

欠損がなく、正常にリストア/リカバリ可能です。

  • 欠損

以下の状態の場合に表示します。

  • 以前のリストア/リカバリで I/Oエラーが発生している
  • 閉塞されている
  • テープへのバックアップ、テープへのコピー等、テープへのデータ退避実行中(この場合は一時的に欠損と表示されることがありますが、実際に欠損状態になっているわけではありません。処理が完了すれば”正常”になります)

上記の場合、テープ情報を赤色で表示します。
(表下に注意事項があります)

有効期間

バックアップデータの有効期間です。
バックアップデータのテープ書き込みが完了してからの日数で計算されます。
有効期間が無期限の場合は、“無期限”と表示されます。

サイズ

バックアップデータのサイズです。
ギガバイト単位の値で表示します。小数点以下は1桁のみの表示です。

デュプリケートID

このバックアップデータに割り当てられたIDです。
このIDによって、このバックアップデータとまったく同じ内容のバックアップデータが複数存在する場合に、個々の区別が可能です。

アーカイブログ通番

Symfowareデータベースのバックアップ時の退避アーカイブログ通番です。
ロググループの業務ボリュームをバックアップした場合に、以下のいずれかを表示します。

  • “通常ダンプ”で採取されたバックアップ履歴の場合は、アーカイブログ通番を表示します。
  • “参照ダンプ”で採取されたバックアップ履歴の場合は、“参照ダンプ”と表示します。


「状態」が“欠損”となっているバックアップデータのリストア/リカバリを試みる場合、事前に以下の対処を行ってください。テープの状態回復に成功すると、「状態」が“正常”に戻ります。

  1. テーププール詳細画面を表示させ、該当バックアップデータが格納されているすべてのテープの「使用状況」を確認します。
  2. 「使用状況」に表示されている内容別に、以下の対処を行います。
    • “使用不可”と表示されている場合
      テープが閉塞されています。テープが閉塞された時にエラーメッセージが出力されているので、「付録A メッセージと対処方法」を参照し、テープが閉塞された原因を取り除きます。そして、「テープの状態回復」を行います。
    • “使用不可”と表示されていない場合
      以前のリストア/リカバリにおいて出力されたI/Oエラーのメッセージに従って対処します。

 

■メニュー

テープ媒体内情報一覧画面のメニューを、表19.23 に説明します。


[表19.23 テープ媒体内情報一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

詳細情報

バックアップデータの詳細情報を表示します。

表示

最新の情報に更新

テープ媒体内情報一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

テープ媒体内情報一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.11 磁気テープライブラリシステム一覧画

■画面イメージ

磁気テープライブラリシステム一覧画面の画面イメージを、以下に示します。

 

■表示方法

磁気テープライブラリシステム一覧画面は、以下の手順で表示させることができます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. ツリーに現れている[磁気テープライブラリシステム]のアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

磁気テープライブラリシステム一覧画面の表示項目について、表19.24 に説明します。


[表19.24 磁気テープライブラリシステム一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

磁気テープライブラリシステム名

磁気テープライブラリシステムに付けられた名前です。

モデル

磁気テープライブラリシステムの機種名です。

使用先

磁気テープライブラリシステムを使用するバックアップソフトウェアを表示します。以下のいずれかが表示されます。

  • ダイレクトバックアップ専用

ダイレクトバックアップ専用です。

  • 共用

ダイレクトバックアップとダイレクトバックアップ以外のバックアップソフトウェアで共有です。

  • 使用しない

ダイレクトバックアップで使用しません。


モデルについては、「第8章 ダイレクトバックアッの環境設定」の「使用テープ装置設定ファイルの書式説明」における 項目 Kind の説明を参照してください。

 

■メニュー

磁気テープライブラリシステム一覧画面のメニューについて、表19.25 に説明します。


[表19.25 磁気テープライブラリシステム一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

新規テープ登録

新規のテープを登録します。

表示

最新の情報に更新

磁気テープライブラリシステム一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

磁気テープライブラリシステム一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。


メニュー項目の操作で「テープ再登録」と薄く表示されますが、現在は、“テープの再登録”がサポートされていないため、この操作はできません。

 

19.2.4.12 磁気テープドライブ一覧画

■画面イメージ

磁気テープドライブ一覧画面の画面イメージを、以下に示します。

 

■表示方法

磁気テープドライブ一覧画面は、以下の手順で表示させることができます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. 磁気テープライブラリシステム一覧画面を表示させます。
  4. ツリーに現れている磁気テープドライブのアイコンまたは磁気テープライブラリシステム名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

磁気テープドライブ一覧画面の表示項目について、表19.26 に説明します。


[表19.26 磁気テープドライブ一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

テープドライブ名

磁気テープドライブ名です。

使用先

磁気テープライブラリシステムを使用するバックアップ管理ソフトウェアです。以下のいずれかが表示されます。

  • ダイレクトバックアップ専用

ダイレクトバックアップ専用です。

  • 使用しない

ダイレクトバックアップで使用しません。

状態

この磁気テープドライブの状態です。以下のいずれかが表示されます。

  • マウント

テープをマウント中です。

  • マウント不可

磁気テープドライブが閉塞されており、使用することができません。
この場合、テープドライブ情報を赤色で表示します。

  • アンマウント

テープをマウントしていません。

延べマウント回数

この磁気テープドライブが登録されてからテープをマウントした延べ回数です。


閉塞された磁気テープドライブを再び使用できる状態にするには、“磁気テープドライブの状態回復”操作を行う必要があります。操作方法は、「第8章 ダイレクトバックアップの環境設定」の「磁気テープドライブの状態回復」を参照してください。

 

■メニュー

磁気テープドライブ一覧画面のメニューについて、表19.27 に説明します。


[表19.27 磁気テープドライブ一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

テープドライブ状態回復

磁気テープドライブの状態回復を行います。

表示

最新の情報に更新

磁気テープドライブ一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

磁気テープドライブ一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.13 業務ボリューム実行履歴画

■画面イメージ

業務ボリューム実行履歴画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、指定された業務ボリュームに対する処理状況および処理結果を表示します。

 

■表示方法

業務ボリューム実行履歴画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. 処理状況または処理結果を参照する業務ボリュームを保有する業務サーバの業務画面を表示させます。
  3. 処理状況または処理結果を参照する業務ボリュームの業務ボリューム一覧画面を表示させます。
  4. 一覧から、処理状況または処理結果を参照する業務ボリュームを選択します。
  5. 業務ボリューム一覧画面にある[操作]メニューの[実行履歴]を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

業務ボリューム実行履歴画面の表示項目について、表19.28 に説明します。


[表19.28 業務ボリューム実行履歴画面の表示項目]

表示項目名

説明

開始日時

「処理名」に表示されている処理を開始した日時です。

処理名

業務ボリュームに対して実行中または完了した処理名です。以下のいずれかが表示されます。

  • バックアップ

バックアップ処理です。

  • リストア

リストア処理です。

  • リカバリ

リカバリ処理です。

  • テープへコピー

バックアップデータのテープへのコピー処理です。

  • 履歴破棄

バックアップデータの削除処理です。

処理単位

「処理名」に表示されている処理を行っている単位です。

  • ボリューム

業務ボリューム単位で処理が行われています。

  • ロググループ

ロググループ単位で処理が行われています。

状況

処理の実行状況または実行結果です。以下のいずれかが表示されます。

  • 準備中

要求された処理の実行に対して準備中です。

  • 前処理中

バックアップ、リストアまたはリカバリに対する前処理を実施中です。

  • 後処理中

バックアップ、リストアまたはリカバリに対する後処理を実施中です。

  • アドバンスト・コピー中

アドバンスト・コピー機能を実施中です。

  • 実コピー中

アドバンスト・コピー機能の「OPC」の実コピー中です。この状態が表示されるのは以下の場合に限られます。

  • バックアップで、バックアップポリシーの「実コピー待ち合わせ」に“行う”が設定されている業務ボリュームのバックアップ時
  • リストア/リカバリで、バックアップポリシーの「バックアップエンジン」に“EC”または“EC (SUSPEND) ”、「バックアップ同期処理開始」に“自動”が設定されている業務ボリュームへのリストア/リカバリ時
  • テープ書き込み中

バックアップデータをテープへ書き込み中です。

  • テープ読み込み中

バックアップデータをテープから読み込み中です。

  • テープ待ち

バックアップデータを読み書きするための資源待ち状態です。

  • 世代超過処理中

バックアップにおいて、世代超過した世代のバックアップデータに対する処理 (削除、またはテープへの書き込み) を実施中です。
世代超過処理においてテープ投入待ちが発生しても、“世代超過処理中”から“テープ待ち”には変化しません。テープ投入待ちが発生すると、「詳細メッセージ」にその旨を示す警告メッセージが出力されます。

  • キャンセル中

「処理名」に表示されている処理をキャンセル中です。

  • 処理中

バックアップデータの削除を実施中です。

  • 正常終了

「処理名」に表示されている処理が正常終了しています。

  • 正常終了(警告)

「処理名」に表示されている処理が正常終了しているが、警告が存在します。
警告は、「詳細メッセージ」に表示されます。

  • 異常終了

「処理名」に表示されている処理が異常終了しています。
実行中の処理をキャンセルした場合も、処理の実行結果は“異常終了”となります。

  • 終了処理中

「処理名」に表示されている処理が終了状態に入ってます。

詳細メッセージ

処理に対する詳細なメッセージが表示されます。
「状況」が“異常終了”の場合に表示されるのはエラーメッセージです。
「状況」が“異常終了”以外の場合に表示されるのは警告メッセージです。

進捗率

「状況」に表示されている処理の進捗率です。完了している処理に対しては表示されません。
「状況」に表示されている処理が以下のように遷移した場合、“テープ待ち”の状態で表示される進捗率は、遷移前の処理の進捗率です。

  • “テープ書き込み中”→“テープ待ち”
  • “テープ読み込み中”→“テープ待ち”

テープ優先度

テープを使用している処理の優先度です。
テープを使用していない場合は表示されません。

 

■メニュー

業務ボリューム実行履歴画面のメニューについて、表19.29 に説明します。


[表19.29  業務ボリューム実行履歴画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

終了

画面を閉じます。

操作

キャンセル

実行中処理をキャンセルします。

詳細情報

実行中または完了した処理の詳細情報を表示します。

表示

最新の情報に更新

画面の情報を、最新の情報にします。


メニュー項目の操作で「テープ優先度変更」と薄く表示されますが、現在は、“テープの優先度変更”がサポートされていないため、この操作はできません。

 

19.2.4.14 SP実行履歴画

■画面イメージ

SP実行履歴画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、ダイレクトバックアップによる処理状況および処理結果を表示します。

 

■表示方法

SP実行履歴画面は、以下の手順で表示させます。

  1. SP初期画面を表示させます。
  2. SP初期画面にある[保守]メニューの[実行履歴]を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

SP実行履歴画面の表示項目について、表19.30 に説明します。


[表19.30 SP実行履歴画面の表示項目]

表示項目名

説明

サーバ名

処理対象の業務サーバ名です。
論理ユニット単位またはETERNUS NR1000F seriesに対する処理の場合は、処理を実行しているSSF/Backup Facilityのホスト名が表示されます。

バックアップ元

処理対象の業務ボリューム名、ロググループ名、論理ユニット名またはディレクトリ名です。
ロググループ名を表示した場合は、RDBシステム名を命名して運用しているとロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDBシステム名を表示します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を表示しません。

開始日時

「処理名」に表示されている処理の開始時刻です。

処理名

SSF/Backup Facilityで実行中または完了した処理名です。以下のいずれかが表示されます。

  • バックアップ

バックアップ処理です。

  • リストア

リストア処理です。

  • リカバリ

リカバリ処理です。

  • テープへコピー

バックアップデータのテープへのコピー処理です。

  • 履歴破棄

バックアップデータの削除処理です。

処理単位

「処理名」に表示されている処理を行っている単位です。

  • ボリューム

業務ボリューム単位または論理ユニット単位で処理が行われています。

  • ロググループ

ロググループ単位で処理が行われています。

  • ディレクトリ

ディレクトリ単位で処理が行われています。

ETERNUS NR1000F seriesに対する処理の場合に表示されます。

状況

処理状況または処理結果です。以下のいずれかが表示されます。

  • 準備中

要求された処理の実行に対して準備中です。

  • 前処理中

バックアップ、リストアまたはリカバリに対する前処理を実施中です。

  • 後処理中

バックアップ、リストアまたはリカバリに対する後処理を実施中です。

  • アドバンスト・コピー中

アドバンスト・コピー機能を実施中です。

  • 実コピー中

アドバンスト・コピー機能の「OPC」の実コピー中です。この状態が表示されるのは以下の場合に限られます。

  • バックアップで、バックアップポリシーの「実コピー待ち合わせ」に“行う”が設定されている業務ボリュームまたは論理ユニットのバックアップ時
  • リストア/リカバリで、バックアップポリシーの「バックアップエンジン」に“EC”または“EC (SUSPEND) ”、「バックアップ同期処理開始」に“自動”が設定されている業務ボリュームまたは論理ユニットへのリストア/リカバリ時
  • テープ書き込み中

バックアップデータをテープへ書き込み中です。

  • テープ読み込み中

バックアップデータをテープから読み込み中です。

  • テープ待ち

バックアップデータを読み書きするための資源待ち状態です。

  • 世代超過処理中

バックアップにおいて、世代超過した世代のバックアップデータに対する処理 (削除、またはテープへの書き込み) を実施中です。
世代超過処理においてテープ投入待ちが発生しても、“世代超過処理中”から“テープ待ち”には変化しません。テープ投入待ちが発生すると、「詳細メッセージ」にその旨を示す警告メッセージが出力されます。

  • キャンセル中

「処理名」に表示されている処理をキャンセル中です。

  • 処理中

バックアップデータの削除を実施中です。

  • 正常終了

「処理名」に表示されている処理が正常終了しています。

  • 正常終了(警告)

「処理名」に表示されている処理が正常終了しているが、警告が存在します。
警告は、「詳細メッセージ」に表示されます。

  • 異常終了

「処理名」に表示されている処理が異常終了しています。
実行中の処理をキャンセルした場合も、処理の実行結果は“異常終了”となります。

  • 終了処理中

「処理名」に表示されている処理が終了状態に入ってます。

詳細メッセージ

処理に対する詳細メッセージです。
「状況」が“異常終了”の場合に表示されるのはエラーメッセージです。
「状況」が“異常終了”以外の場合に表示されるのは警告メッセージです。

進捗率

「状況」に表示された処理の進捗率です。完了している処理に対しては表示されません。
「状況」に表示されている処理が以下のように遷移した場合、“テープ待ち”の状態で表示される進捗率は、遷移前の処理の進捗率です。

  • “テープ書き込み中”→“テープ待ち”
  • “テープ読み込み中”→“テープ待ち”

テープ優先度

テープを使用している処理の優先度です。
テープを使用していない場合は表示されません。


ETERNUS NR1000F seriesのバックアップ運用のバックアップ、リストアを実施した際、「進捗率」に正確な進捗率は表示されません。バックアップ/リストア処理中は“0%”がしばらく続き、処理の終了間際に“100%”と表示されます。

 

■メニュー

SP実行履歴画面のメニューについて、表19.31 に説明します。


[表19.31 SP実行履歴画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

終了

画面を閉じます。

操作

キャンセル

実行中処理をキャンセルします。

詳細情報

実行中または完了した処理に対する詳細情報を表示します。

表示

最新の情報に更新

画面の情報を、最新の情報にします。


ETERNUS NR1000F seriesのバックアップでは、「操作」メニューの各項目は選択できません。
また、グローバルサーバの業務データのバックアップでは、「操作」メニューの「詳細情報」は選択できません。

 

19.2.4.15 バックアップ履歴一覧画

■画面イメージ

バックアップ履歴一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、指定された業務ボリュームのバックアップデータに関する履歴情報を表示します。

 

■表示方法

バックアップ履歴一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. バックアップデータとその履歴情報を参照する業務ボリュームを保有する業務サーバの業務画面を表示させます。
  3. バックアップデータとその履歴情報を参照する業務ボリュームの業務ボリューム一覧画面を表示させます。
  4. ツリーから、業務ボリュームを選択します。

 

■表示項目

バックアップ履歴一覧画面の表示項目について、表19.32 に説明します。


[表19.32 バックアップ履歴一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

絶対世代番号

バックアップデータの絶対世代番号です。
途中の世代のバックアップデータが削除されても継続的に増えていく世代番号であり、一度振られた番号は不変です。

相対世代番号

バックアップデータの相対世代番号です。
最新のバックアップデータを“1”として、対象のバックアップデータが相対的に何世代前のものかを示す番号です。したがって、一度振られた番号が、バックアップデータの削除などで振り直されることもあります。

バックアップ開始日時

バックアップ処理の開始日時です。

バックアップ終了日時

その世代のバックアップデータが採取された日時です。
バックアップデータの格納先がディスクの場合、アドバンスト・コピー機能の完了日時です。
バックアップデータの格納先がテープの場合、バックアップデータのテープへの書き込み完了日時です。
バックアップデータの格納先がディスクとテープの両方の場合、アドバンスト・コピー機能の完了日時です。

アドバンスト・コピー実施日時

バックアップ処理において、その世代のバックアップデータを採取するために実施したアドバンスト・コピー機能の開始日時です。
バックアップポリシーの「バックアップエンジン」が“OPC”以外でバックアップされた場合、空白を表示します。

実コピー時間

アドバンスト・コピー機能の「OPC」での実コピーに要した時間を秒単位で表示します。
バックアップポリシーが以下の条件を満たす場合のみ表示されます。条件を満たさない場合、空白を表示します。

  • 「バックアップエンジン」が“OPC”、かつ
  • 「バックアップ先」が“テープ”または“両方”、かつ
  • 「実コピー待ち合わせ」が“行う”

現存場所

バックアップデータの格納媒体です。以下のいずれかが表示されます。

  • ディスク

バックアップ論理ユニットに保存されています。

  • テープ

テープに保存されています。

  • 両方

バックアップ論理ユニットとテープの双方に保存されています。

サーバ連携

バックアップ処理の前後処理に関する情報です。以下のいずれかが表示されます。

  • 成功

前後処理を実施し、成功しています。

  • 失敗

前後処理を実施し、失敗しています。
前処理に失敗している場合、バックアップデータの正当性が保証されていない可能性があります。

  • 無視

前後処理を未実施です。
バックアップポリシーの「前後処理の利用」に”利用しない”が設定されているバックアップポリシーの場合に表示されます。

状態

バックアップデータの状態です。常に以下が表示されます。

  • 通常

正常なリストア又はリカバリ可能なデータが存在します。

サイズ

バックアップデータのサイズです。
ギガバイト単位の値で表示します。小数点以下は1桁のみの表示です。

アーカイブログ通番

Symfowareデータベースのバックアップ時の退避アーカイブログ通番です。
ロググループの業務ボリュームをバックアップした場合に、以下のいずれかを表示します。

  • “通常ダンプ”で採取されたバックアップ履歴の場合は、アーカイブログ通番を表示します。
  • “参照ダンプ”で採取されたバックアップ履歴の場合は、“参照ダンプ”と表示します。

状況

バックアップで行われたOPCの実コピー状況です。以下のいずれかが表示されます。

  • nn%

実コピー中であり、その進捗率です。

  • 関連なし

バックアップポリシーの「バックアップエンジン」が“OPC”以外のため、OPC未実施です。

  • 完了

実コピーが完了しています。

  • 失敗

実コピーでエラーが発生し、実コピーが失敗しています。

 

■メニュー

バックアップ履歴一覧画面のメニューについて、表19.33 に説明します。


[表19.33 バックアップ履歴一覧画面のメニュー説明]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

リストア (世代)

指定した世代のバックアップデータをリストアします。

リカバリ (世代)

指定した世代のバックアップデータによってリカバリします。

テープへコピー

バックアップデータをテープへコピーします。

履歴破棄 (世代)

バックアップデータを削除します。

詳細情報

バックアップデータの詳細情報を表示します。

ロググループ詳細情報

ロググループのバックアップデータの詳細情報を表示します。

表示

最新の情報に更新

バックアップ履歴一覧画面を最新の情報に更新します。

ヘルプ

ヘルプ

バックアップ履歴一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.16 グローバルサーバ一覧画

■画面イメージ

グローバルサーバ一覧画面の画面イメージを、以下に示します。

 

■表示方法

グローバルサーバ一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. ツリーに現れている[グローバルサーバ]のアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

グローバルサーバ一覧画面の表示項目について、表19.34 に説明します。


[表19.34 グローバルサーバ一覧画面の表示項目]

表示項目名

説明

サーバ名

グローバルサーバのホスト名です。

 

■メニュー

グローバルサーバ一覧画面のメニューについて、表19.35 に説明します。


[表19.35 グローバルサーバ一覧画面のメニュー]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

表示

最新の情報に更新

グローバルサーバ一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

グローバルサーバ一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.17 グローバルサーバの業務ボリューム一覧画

■画面イメージ

グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、グローバルサーバの業務ボリュームに関する情報を一覧に表示します。

 

■表示方法

グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. グローバルサーバ一覧画面を表示させます。
  4. ツリーに現れているグローバルサーバのアイコンまたは階層名を選択 (クリック) します。

 

■表示項目

グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面の表示項目について、表19.36 に説明します。


[表19.36 グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面の表示項目 ]

表示項目名

説明

ボリューム名

ダイレクトバックアップのバックアップ運用するように登録された業務ボリュームを表示します。

サイズ

業務ボリュームとなっているデバイスのサイズです。
ギガバイト単位の値で表示します。小数点以下は1桁のみの表示です。

最新バックアップ日時

最新世代のバックアップを開始した日時を表示します。最新世代をバックアップ処理中の場合は、そのバックアップ処理の開始日時となります。
業務ボリュームに対するバックアップデータが1世代もない場合、または情報が取得できなかった場合は、空白を表示します。

実行中処理

業務ボリューム または業務ボリュームのバックアップ履歴に関連した実行中の存在を表示します。以下のいずれかが表示されます。

  • あり

実行中の処理が存在します。

  • なし

実行中の処理は存在しません。

  • [空白]

情報が取得できません。

 

■メニュー

グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面のメニューについて、表19.37 に説明します。


[表19.37 グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面のメニュー説明 ]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

表示

最新の情報に更新

グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

グローバルサーバの業務ボリューム一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.4.18 グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画

■画面イメージ

グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面の画面イメージを、以下に示します。
この画面では、指定されたグローバルサーバの業務ボリュームのバックアップデータに関する履歴情報を表示します。

 

■表示方法

グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面は、以下の手順で表示させます。

  1. サーバ一覧画面を表示させます。
  2. SP初期画面を表示させます。
  3. グローバルサーバ一覧画面を表示させます。
  4. バックアップデータとその履歴情報を参照する業務ボリュームを保有するグローバルサーバの業務ボリューム一覧画面を表示させます。
  5. ツリーから、業務ボリュームを選択します。

 

■表示項目

グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面の表示項目について、表19.38 に説明します。


[表19.38 グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面の表示項目 ]

表示項目名

説明

相対世代番号

バックアップデータの相対世代番号です。
最新のバックアップデータを“1”として、対象のバックアップデータが相対的に何世代前のものかを示す番号です。したがって、一度振られた番号が、バックアップデータの削除などで振り直されることもあります。

バックアップ開始日時

バックアップ処理の開始日時です。

バックアップ終了日時

その世代のバックアップデータが採取された日時(バックアップデータのテープへの書き込み完了日時)です。

アドバンスト・コピー実施日時

バックアップ処理において、一時ボリュームへOPCまたはEC切断を実行した日時です。
OPC/ECを行わないバックアップの場合は、空白を表示します。
表示日時は、業務サーバ上の日時が適用されます。

現存場所

バックアップデータの格納媒体です。必ず、以下が表示されます。

  • テープ

テープに保存されています。

サイズ

バックアップデータのサイズです。
ギガバイト単位の値で表示します。小数点以下は1桁のみの表示です。

 

■メニュー

グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面のメニューについて、表19.39 に説明します。


[表19.39 グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面のメニュー説明 ]

メニュー項目

項目名

説明

ファイル

プロパティ

SSF/Backup Facilityの情報を表示します。

終了

バックアップ管理画面を終了します。

操作

詳細情報

バックアップデータの詳細情報を表示します。

表示

最新の情報に更新

グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面を最新の情報に更新します。

保守

実行履歴

ダイレクトバックアップサーバが実施した処理の実行履歴を表示します。

デフォルトバックアップポリシー設定

ダイレクトバックアップサーバが持つバックアップポリシーのデフォルト値を変更します。

動作環境設定

ダイレクトバックアップサーバの動作環境に関するパラメタを変更します。

ヘルプ

ヘルプ

グローバルサーバのバックアップ履歴一覧画面の説明をWeb画面で表示します。
詳細は、「ヘルプWeb画面について」を参照してください。

バージョン情報

利用しているSoftek AdvancedCopy Managerのバージョンを表示します。

 

19.2.5 画面参照時の注意事項 

バックアップ管理の各画面には、その画面が呼び出された時の情報が表示されます。したがって、その画面を開いた状態が長く続くと、その画面で表示されている情報が最新でなくなることがあります。

その画面で表示されている情報が、自動的に最新の情報になることはありません。画面に表示されている情報を最新にするには、その画面にある[表示]メニューの[最新の情報に更新]を選択 (クリック) する操作が必要です。

Webクライアント用PCの [コントロールパネル] から[画面] を選択して表示される“画面のプロパティ”の“デザイン”タグの設定内容により、マニュアルに記載されている画面の色と実際表示される画面の色が異なる場合があります。

 

ヘルプWeb画面について

各バックアップ管理画面のヘルプメニューの[ヘルプ]を選択することにより、Web画面が立ちあがり、現在表示しているバックアップ管理画面に関する情報を表示します。

ヘルプWeb画面は、現在表示している各画面の状態により、表示する内容が変わります。


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