ダイレクトバックアップ使用手引書 - SPシリーズ - |
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ダイレクトバックアップサーバの起動方法および停止方法について説明します。
ダイレクトバックアップが提供する機能を利用したバックアップ運用を行うには、SSF/Backup Facility上でダイレクトバックアップサーバが起動されている必要があります。
ダイレクトバックアップサーバの起動方法について説明します。
ダイレクトバックアップのOnline/Offline/CheckスクリプトをPRIMECLUSTERにリソース登録する作業が完了していれば、ダイレクトバックアップサーバは、SSF/Backup Facilityに搭載されたオペレーティングシステムの起動処理の延長で自動的に起動されます。
したがって、以下に示す状態からダイレクトバックアップサーバを起動する場合は、ユーザによる操作は不要です。
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ダイレクトバックアップのOnline/Offline/Checkスクリプトのリソース登録方法は、『SSF/Backup Facility導入手引書』の「5.11 リソースの設定」を参照してください。 |
なお、ダイレクトバックアップサーバが起動していることは、本章の「起動されていることの確認方法」で説明する手順で確認できます。
ダイレクトバックアップサーバを起動するには、以下の手順で行います。
# sh /opt/FJSVfbupp/cluster/startscript_dbud start
# hvutil -m off userApp_sp5000
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運用モード/保守モードの変更はGUIでは行わないで下さい。 |
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ダイレクトバックアップサーバを一般ユーザで起動することはできません。 |
なお、ダイレクトバックアップサーバが起動していることは、本章の「起動されていることの確認方法」で説明する手順で確認できます。
ダイレクトバックアップサーバは、SSF/Backup Facilityに搭載されたオペレーティングシステムの起動処理の延長で自動的に起動されます。
したがって、以下に示す状態からダイレクトバックアップサーバを起動する場合は、ユーザによる操作は不要です。
なお、ダイレクトバックアップサーバが起動していることは、本章の「起動されていることの確認方法」で説明する手順で確認できます。
ダイレクトバックアップサーバを起動するには、以下の手順で行います。
# sh /etc/init.d/dbu start
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ダイレクトバックアップサーバを一般ユーザで起動することはできません。 |
なお、ダイレクトバックアップサーバが起動していることは、本章の「起動されていることの確認方法」で説明する手順で確認できます。
処理継続機能の有効/無効化は、ダイレクトバックアップサーバの起動時オプションで切り替えることができます。起動時オプションについて以下の表に示します。
処理継続機能 |
起動時オプション |
有効 |
-n指定なし |
無効 |
-n指定 |
なお、ダイレクトバックアップ導入時において、処理継続機能は“有効”に設定されています。
起動時オプションは、ダイレクトバックアップの起動定義ファイルである/sp/dbu/adm/setup/switch_dbud.confファイルに記述することで指定できます。
ダイレクトバックアップ導入時は、処理継続機能が有効な状態です。処理継続機能を有効から無効に変更する場合は、/sp/dbu/adm/setup/switch_dbud.confファイルで“DBUD_START_OPT ="" ”と記述されている行を、以下のように修正します。
DBUD_START_OPT ="-n" |
処理継続機能を無効から有効に変更する場合は、上記と逆の修正を行います。
処理継続機能の変更は、以下の手順で行います。
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ダイレクトバックアップサーバの動作中にOnline/Offline/Checkスクリプトを修正しても、処理継続機能の有効/無効を切り替えることはできません。 |
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起動時オプションは、ダイレクトバックアップの起動定義ファイルである/sp/dbu/adm/setup/switch_dbud.confファイルに記述することで指定できます。
ダイレクトバックアップ導入時は、処理継続機能が有効な状態です。処理継続機能を有効から無効に変更する場合は、/sp/dbu/adm/setup/switch_dbud.confファイルで“DBUD_START_OPT ="" ”と記述されている行を、以下のように修正します。
DBUD_START_OPT ="-n" |
処理継続機能を無効から有効に変更する場合は、上記と逆の修正を行います。
処理継続機能の変更は、以下の手順で行います。
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ダイレクトバックアップサーバの動作中に起動プロシジャを修正しても、処理継続機能の有効/無効を切り替えることはできません。 |
ダイレクトバックアップサーバが起動されているかどうかは、SSF/Backup Facility上で以下のコマンドを実行することで確認できます。
dbudというプロセスが存在すれば、ダイレクトバックアップサーバが起動されている状態です。
# ps -ef | grep FJSVfbupp | grep dbud
root 198 1 0 09:00:11 ? 0:01 /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbud
#
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コマンドの実行は、SSF/Backup Facilityに搭載されたオペレーティングシステムが稼動している状態で行ってください。 |
ダイレクトバックアップサーバの停止方法について説明します。
ダイレクトバックアップサーバを停止する際、磁気テープをマウント中の磁気テープドライブに対してアンマウント処理を行いません。
磁気テープが磁気テープドライブに対してマウントされた場合、テープ媒体および磁気テープドライブの劣化が心配されます。
長時間ダイレクトバックアップサーバを停止する場合は、ダイレクトバックアップサーバの停止前に以下の操作を行ってください。
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dbu_statdisp_driveコマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_statdisp_drive (磁気テープドライブ状態の表示)」を参照してください。 |
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dbu_umount_driveコマンドの詳細については、「第18章 テープ制御のためのコマンド」の「dbu_umount_drive (テープの手動アンマウント)」を参照してください。 |
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LMF Liteの停止を行う場合は、必ずダイレクトバックアップサーバを停止した後に実施してください。ダイレクトバックアップサーバが起動した状態で、LMF Liteの停止/起動を行うとダイレクトバックアップの磁気テープドライブ管理情報と不整合が発生する場合があります。 |
ダイレクトバックアップに対する保守、またはダイレクトバックアップサーバ停止時の環境設定を行う場合は、SSF/Backup Facilityのオペレーティングシステムを稼動させた状態で、ダイレクトバックアップサーバを停止させます。
ダイレクトバックアップサーバを停止するには、以下の手順で行います。
# hvutil -m on userApp_sp5000
# sh /opt/FJSVfbupp/cluster/startscript_dbud stop
なお、ダイレクトバックアップサーバが停止していることは、本章の「停止していることの確認方法」で説明する手順で確認できます。
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運用モード/保守モードの変更はGUIでは行わないで下さい。 |
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SSF/Backup Facilityにログインし、コマンドラインから kill コマンドを実行する方法でダイレクトバックアップサーバを停止させないでください。 kill コマンドで停止させると、バックアップ管理ファイルに矛盾が発生する可能性があるため、再起動後のバックアップ運用を保証できなくなります。 |
ダイレクトバックアップのOnline/Offline/CheckスクリプトをPRIMECLUSTERにリソース登録する作業が完了していれば、SSF/Backup Facilityに搭載されたオペレーティングシステムの停止処理の延長でダイレクトバックアップサーバが自動的に停止します。したがって、ユーザによる操作は不要です。
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ダイレクトバックアップのOnline/Offline/Checkスクリプトのリソース登録方法は、『SSF/Backup Facility導入手引書』の「5.11 リソースの設定」を参照してください。 |
ダイレクトバックアップに対する保守、またはダイレクトバックアップサーバ停止時の環境設定を行う場合は、SSF/Backup Facilityのオペレーティングシステムを稼動させた状態で、ダイレクトバックアップサーバを停止させます。
ダイレクトバックアップサーバを停止させるには、以下の手順で行います。
# sh /etc/init.d/dbu stop
なお、ダイレクトバックアップサーバが停止していることは、本章の「停止していることの確認方法」で説明する手順で確認できます。
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kill コマンドを直接実行してダイレクトバックアップサーバを停止させてはいけません。kill コマンドで停止させると、バックアップ管理ファイルに矛盾が発生する可能性があるため、再起動後のバックアップ運用を保証できなくなります。 |
SSF/Backup Facilityに搭載されたオペレーティングシステムの停止処理の延長でダイレクトバックアップサーバが自動的に停止します。したがって、ユーザによる操作は不要です。
ダイレクトバックアップサーバが停止されているかどうかは、SSF/Backup Facility上で以下のコマンドを実行することで確認できます。
何も表示されなければ、ダイレクトバックアップサーバが停止している状態です。
# ps -ef | grep FJSVfbupp | grep dbud
#
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コマンドの実行は、SSF/Backup Facilityに搭載されたオペレーティングシステムが稼動している状態で行ってください。 |
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