Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.190 mppolcollect(ポリシー情報移出コマンド)

■機能説明

運用管理サーバで管理しているポリシー情報、および各サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバ)に適用済みのポリシー情報/ローカル定義の採取(移出)を行います。

本コマンドで採取(移出)したポリシー情報/ローカル定義は、引数で指定したディレクトリ配下に格納されます。採取(移出)したポリシー情報/ローカル定義の文字コードは、SJISとなります。

■記述形式

mppolcollect

[ -A [-c] | -n "node" ] -o directory

■オプション

-A:
対象となるすべてのノードのポリシー情報を移出します。

本オプションは、運用管理サーバ上だけで指定することができ、本オプションを -n オプションと組み合わせて指定することはできません。

-c:
-Aオプション使用時、一部のノードのポリシー情報を移出できなかった場合に、継続してその他のノードのポリシー情報の移出を行うためのオプションです。

本オプションは、-A オプションが指定された場合だけ有効となり、-n オプションと組み合わせて指定することはできません。

-n "node":
“node”で指定したノードのポリシー情報だけを移出するオプションです。“node”には、ポリシー情報を移出するノードのホスト名([ノードプロパティ]画面の[ホスト名]の欄に設定されている情報)を指定します。

本オプションは、運用管理サーバ上だけで指定することができ、本オプションを -A オプションと組み合わせて指定することはできません。空白を含むノード名を指定する場合は、ノード名を””で括ってください。

-o directory:
ポリシー情報を“directory”で指定したディレクトリに移出します。“directory”は、フルパスで指定します。“directory”には、空白を含めることができません。

■復帰値

0:
コマンドが正常終了しました。
1:
コマンドが異常終了しました。
2:
一部のノードのポリシー情報取得に失敗しました(-cオプション指定時だけ)。
3:
ディレクトリ作成、および削除の確認で“n”を入力したためコマンドを終了しました。

■参照

 通信環境定義ログファイル定義ポリシーファイル
 通信環境定義接続ポリシーファイル
 通信環境定義動作設定ポリシーファイル
 通信環境定義自ホスト名ポリシーファイル
 通信環境定義メッセージ送信先システムポリシーファイル
 通信環境定義ホスト環境定義ポリシーファイル【UNIX版】
 監視ログファイル設定ポリシーファイル
 アプリケーション情報ファイル
 イベント監視の条件定義出力ファイル

 [アクション環境設定]出力ファイル 
 ネットワーク管理の設定情報ファイル
 ネットワーク管理の監視情報ファイル
 拡張MIB情報ファイル
 スクリプト自動起動定義の情報ファイル
 ネットワーク性能の全体設定定義ファイル
 ネットワーク性能の監視ノード定義ファイル
 サーバ性能の監視ポリシー定義ファイル
 サーバ性能の監視ノード定義ファイル
 サーバ性能のローカル定義ファイル
  デーモン起動・停止制御ファイル【UNIX版】
  サービス起動・停止制御ファイル
  プロセス監視の動作環境定義ファイル
  プロセス監視の監視対象定義ファイル
  監査ログ管理ポリシーファイル
  監査ログ管理 日付書式ポリシーファイル
  監査ログ管理 接続可能一覧ポリシーファイル

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

本コマンドの実行により、内部で以下のサービス/デーモンを起動/停止します。

そのため、Systemwalker内のプロセス監視機能により、以下のサービス/デーモンの停止が通知される場合があります。()内は機能名を表します。

【Windows】

【UNIX】

■使用例1

運用管理サーバで、すべてのノードのポリシー情報を取得します。

【Windows】

mppviewc
mppolcollect -A -o c:\work\data

【UNIX】

# mppviewc
# mppolcollect -A -o /work/data

■使用例2

運用管理サーバで、すべてのノードのポリシー情報を取得します。

一部のノードの情報取得が失敗した場合、他ノードの情報取得を継続して行います。

【Windows】

mppviewc
mppolcollect -A -c -o c:\work\data

【UNIX】

# mppviewc
# mppolcollect -A -c -o /work/data

■使用例3

運用管理サーバで、指定したノード(nodename)のポリシー情報を取得します。

【Windows】

mppviewc
mppolcollect -n nodename -o c:\work\data

【UNIX】

# mppviewc
# mppolcollect -n nodename -o /work/data

■使用例4

各サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバ)で、自ノードで適用済みのポリシー情報/ローカル定義を取得します。

【Windows】

mppviewc
mppolcollect -o c:\work\data

【UNIX】

# mppviewc
# mppolcollect -o /work/data

■実行結果/出力形式


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008