Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 ファイルの形式> 2.1 ポリシー情報

2.1.8 監査ログ管理ポリシーファイル

■ファイル名

mpatmpolicy.csv、またはP_mpatm_policy.csv(ポリシー情報移出コマンドにより出力された場合)

■使用用途

本ファイルは、監査ログ管理ポリシー情報移入コマンド(mpatmpset)の入力ファイルとして使用します。

本ファイルは、ポリシー情報移出コマンドにより出力されます。ポリシー情報の入力として使用する場合は、監査ログ管理ポリシー情報変換コマンド(mpatmpconv)で移入形式に変換したあとに使用できます。

本ファイルは、以下のサーバ種別で利用可能です。

サーバ種別

入力

出力

運用管理サーバ

部門管理サーバ

×

業務サーバ

×

■格納場所

Windows

任意

UNIX

任意

■ファイル形式

監査ログ管理設定サンプルファイルと同じ形式です。

ファイルの形式と内容は、以下のとおりです。

備考欄に、サンプルファイルとポリシーファイル共通事項と各々の事項について記述しています。

TRANSDEF,
REP,C:\savedir,80,
LOGDEF,
REP,C:\senddir,60,5,1,NO,
APDEF,
REP,EventLogSystem,NO,NO,NO,,,,,,,
ADD,AP1,YES,NO,NO,"C:\AP1\LogFile","C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\mpatm\fmt\mpatmevt.fmt",,,,,

◆基本形式

セクション,
処理モード,設定値1,設定値2,…設定値n,

項番

項目名

最大長(byte)

必須項目

値の形式

備考

運用管理サーバ

被管理サーバ

共通

サンプルファイル

ポリシーファイル

1

バージョン

16

 

 

文字列

 

 

ポリシー移出したポリシーファイルのみに存在する行です。
“#####13.3.0#####”が記述されています。

※ポリシー移出したバージョン

2

セクション

11

TRANSDEF
LOGDEF
APDEF

定義ごとのセクション名
TRANSDEF:mpatmtrsdef
LOGDEF:mpatmlogdef
APDEF:mpatmlogapdef

※上記キーワードが順番に記述されていない場合はエラーとなります。

 

 

3

処理モード

3

ADD
REP
DEL

各コマンドの処理モード
ADD:追加モード
REP:更新モード
DEL:削除モード

※DISPを指定するとエラーとなります。
※TRANSDEFセクション、LOGDEFセクションの場合、指定できる処理モードはREPのみです。ADD、DELを指定するとエラーとなります。

 

APDEFセクションには、ADD、REPのどちらを指定してもエラーになりません。

削除モード(DEL)の情報が未登録の場合は、処理を行わないため、エラーになりません。

○: 必須

△: 省略可

◆TRANSDEFセクションの形式

TRANSDEF,
処理モード(REPのみ),格納ディレクトリ,しきい値,

項番

項目名

最大長(byte)

必須項目

値の形式

値の形式

運用管理サーバ

被管理サーバ

共通

サンプルファイル

ポリシーファイル

1

格納用ディレクトリ

80

文字列

※空白を含む場合は""で囲んでください。

mpatmtrsdefの格納ディレクトリ名のフルパス

※ルートディレクトリ(Windowsの場合 c:\ など、UNIXの場合"/")を指定したり、ディレクトリ名の最後にファイルセパレータ(Windowsの場合"\"、UNIXの場合"/")を付けないでください。ディレクトリ名がファイルセパレータで終了している場合はエラーとなります。
※全角文字も指定可能です。この場合、文字列長に注意してください。

※【Windows x64の場合】

"Windowsディレクトリ\system32"配下のディレクトリを指定しないでください。(指定した場合、"Windowsディレクトリ\SysWOW64"配下にディレクトリが存在しないとエラーになります。)
※格納用ディレクトリを設定した場合、格納用ディレクトリのアクセス権を以下のユーザだけに限定します。
【Windows版】
Administrators権限、およびSYSTEM権限
【UNIX版】
root権限

指定したディレクトリが存在していない場合はエラーになります。

ポリシーを配付するサーバ上に指定した格納ディレクトリが存在しない場合は、ポリシー配付時に格納ディレクトリを作成します。

2

しきい値

3

1〜100の整数

1〜100の整数

mpatmtrsdefの格納ディレクトリのディスク使用量のしきい値(単位は%)

※本パラメタを省略した場合は、初期値として100が設定されます。

 

 

○: 必須

△: 省略可

◆LOGDEFセクションの形式

LOGDEF,
処理モード(REPのみ),転送用ディレクトリ,分割転送サイズ,転送間隔,多重度,圧縮,

項番

項目名

最大長(byte)

必須項目

値の形式

備考

運用管理サーバ

被管理サーバ

共通

サンプルファイル

ポリシーファイル

1

転送用ディレクトリ

80

文字列
※空白を含む場合は""で囲んでください。

mpatmlogdefの転送ディレクトリ名のフルパス

※ルートディレクトリ(Windowsの場合 c:\ など、UNIXの場合"/")を指定したり、ディレクトリ名の最後にファイルセパレータ(Windowsの場合"\"、UNIXの場合"/")を付けないでください。ディレクトリ名がファイルセパレータで終了している場合はエラーとなります。
※全角文字も指定可能です。この場合、文字列長に注意してください。
※【Windows x64の場合】
"Windowsディレクトリ\system32"配下のディレクトリを指定しないでください。(指定した場合、"Windowsディレクトリ\SysWOW64"配下にディレクトリが存在しないとエラーになります。)
※転送用ディレクトリを設定した場合、転送用ディレクトリのアクセス権を以下のユーザだけに限定します。
【Windows版】
Administrators権限、およびSYSTEM権限
【UNIX版】
root権限

指定したディレクトリが存在していない場合はエラーになります。

ポリシーを配付するサーバ上に指定した転送用ディレクトリが存在しない場合は、ポリシー配付時に転送用ディレクトリを作成します。

2

分割転送サイズ

4

1〜1000の整数

1〜1000の整数

mpatmlogdefの分割転送サイズ(単位はMバイト)

 

 

3

転送間隔

3

0〜600の整数

0〜600の整数

mpatmlogdefの転送間隔(単位は秒)
※運用管理サーバ自身の収集を実施した場合、設定値は無視されます。

 

 

4

ログ収集多重度

2

1〜16の整数

1〜16の整数

mpatmlogdefの多重度

※本パラメタを省略した場合は、初期値として1が設定されます。

 

 

5

圧縮

3

YES
NO

mpatmlogdefの圧縮

YES:圧縮転送する
NO:圧縮転送しない

※本パラメタを省略した場合は、初期値としてNOが設定されます。

 

 

○: 必須

△: 省略可

◆APDEFセクションの形式

APDEF,
処理モード,ログ識別名1,収集実行,収集コマンド実行,複数ログ,収集ログファイル名,日付書式定義ファイル名,外部コマンド,バイナリ上書き指定,最新ファイル収集指定,文字コード,
処理モード,ログ識別名2,収集実行,収集コマンド実行,複数ログ,収集ログファイル名,日付書式定義ファイル名,外部コマンド, バイナリ上書き指定,最新ファイル収集指定,文字コード,

処理モード,ログ識別名n,収集実行,収集コマンド実行,複数ログ,収集ログファイル名,日付書式定義ファイル名,外部コマンド, バイナリ上書き指定,最新ファイル収集指定,文字コード,

項番

項目名

最大長(byte)

必須項目

値の形式

備考

運用管理サーバ

被管理サーバ

共通

サンプルファイル

ポリシーファイル

1

ログ識別名

80

文字列

mpatmlogapdefのログ識別名

※収集するログのログ識別名に、半角英数字および"-"(ハイフン)以外の文字列を指定した場合は、エラーになります。ただし、"-"については、先頭や末尾に入力した場合にエラーとなります。
※処理モードが"ADD"の場合、すでに登録済みのログ識別名を指定するとエラーになります。

 

 

2

収集実行

3

YES
NO

mpatmlogapdefの収集実行
YES:収集する
NO:収集しない

※本パラメタを省略した場合は、初期値としてYESが設定されます。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

3

収集コマンド実行

3

YES
NO

mpatmlogapdefの収集コマンド実行
YES:外部コマンド実行する
NO:外部コマンド実行しない

※本パラメタを省略した場合は、初期値としてNOが設定されます。
※本パラメタは、Systemwalker Centric Manager検索コマンドのログの指定のみ有効です。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

4

複数ログ

4

NO
ASC
DESC

mpatmlogapdefのログファイル生成形式
NO:単一ファイル

ASC:複数ファイルかつファイル名が昇順
DESC:複数ファイルかつファイル名が降順

※本パラメタを省略した場合は、初期値としてNOが設定されます。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

5

収集ログファイル名

256

文字列
※空白を含む場合は""で囲んでください。

mpatmlogapdefの収集対象ログファイル名のフルパス

※複数ファイルのときは、ワイルドカード("?","*")で指定します。この場合、収集対象ログファイル名を""で囲んでください。
※ディレクトリ名やフルパス名の最後にファイルセパレータ(Windowsの場合"\"、UNIXの場合"/")を指定した場合はエラーになります。
※全角文字も指定可能です。この場合、文字列長に注意してください。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

6

日付書式ファイル名

80

文字列
※空白を含む場合は""で囲んでください。

mpatmlogapdefの日付書式定義ファイル名(パスは省略可能)

※ファイル名に全角文字を使用しないでください。
※バイナリファイルを収集したい場合は、"BIN"を指定します。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

7

外部コマンド

80

文字列
※空白を含む場合は""で囲んでください。

mpatmlogapdefの外部コマンド名のフルパス

※本パラメタは、Systemwalker Centric Manager検索コマンドのログの指定のみ有効です。
※実行するコマンドのパスが環境変数PATHに設定されている場合は、フルパスの必要はありません。
※全角文字も指定可能です。この場合、文字列長に注意してください。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

8

バイナリ上書き指定

3

YES
NO

mpatmlogapdefのバイナリファイルのログ収集を行う際に、同一日に収集を複数行った場合、収集したファイルを上書きするか否かの指定

YES:上書きする
NO:上書きしない

※本パラメタを省略した場合は、初期値としてNOが設定されます。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

9

最新ファイル収集指定

3

YES
NO

mpatmlogapdefの複数ログファイルの初回収集時に、収集対象ファイルの最終更新日付が、最新ファイルのみを収集するか否かの指定
YES:最新ファイルだけ
NO:期間内すべてのファイル

※本パラメタを省略した場合は、初期値としてNOが設定されます。
※処理モードが"DEL"の場合は不要です。

 

 

10

文字コード指定

1

S
W

mpatmlogapdefの収集対象のログファイルの文字コードを指定します。Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems上のJIS2004で出力しているログファイルを収集する場合に“W”を指定します。
・S:SJIS
・W:JIS2004

※本パラメタは、Windows版のみに指定可能です。
※本パラメタを省略した場合は、初期値としてSJISが設定されます。
※本パラメタをWindows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems以外のWindowsで指定した場合は、指定した値に関係なく、SJISが設定されます。
※日付書式定義ファイル名に"BIN"が設定されている場合は、指定した値は無視されます。

本パラメタは、Windows版のみに存在します。Windows版以外で指定した場合は、無視します。

ポリシーを配付するサーバがWindows以外の場合、本パラメタを指定するとエラーになります。

○: 必須

△: 省略可

■参照

mpatmpset(監査ログ管理ポリシー情報移入コマンド)
mpatmpconv(監査ログ管理ポリシー情報変換コマンド)

■注意事項

監査ログ管理ポリシーファイルと監査ログ管理設定サンプルファイルの共通の注意事項は、以下のとおりです。

監査ログ管理設定サンプルファイルだけの注意事項は、以下のとおりです。

■使用例

#転送情報指定,
TRANSDEF,
REP,C:\savedir,80,
#ログ収集設定指定,
LOGDEF,
REP,C:\senddir,60,5,1,NO,
#収集ログ情報指定,
APDEF,
REP,EventLogSystem,NO,NO,NO,,,,,,,
ADD,AP1,YES,NO,NO,"C:\AP1\LogFile","C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\mpatm\fmt\mpatmevt.fmt",,,,,



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