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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

10.1 概要

一括設定では、事前に作成した構成定義ファイルを読み込むことで、多数のサーバから構成されるシステムを簡単に構築、変更できる機能です。複数の定義を一度にまとめて行うことができるので、個別の設定操作によるオペレーションミスを防止できます。

一括設定は以下の場面で使用できます。

インポート、エクスポートできる構成定義ファイルはCSV形式です。構成定義ファイル形式については、「付録B 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)」を参照してください。
本製品はCSV形式のサンプルを提供しています。また、FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator WebサイトではExcelのテンプレート(以降、構成定義テンプレート)を公開しています。構成定義テンプレートを利用することで、CSV形式の構成定義ファイルを簡単に作成できます。

一括設定では、以下に記載されているRORコンソールと同じ操作ができます。

注1) ISM連携は一括設定に対応していません。
注2) 電力データを採取するためのオプション設定は、RORコンソールから設定を行ってください。
注3) 一括設定で設定を行う場合、インポートしたあとに該当する管理対象サーバを再起動してください。
注4) RORコンソールの操作部分だけが一括設定で対応できます。


また、「第4章 ブレードビューア」と「4.5.1 ラベルとコメントの一覧・登録・編集」に記載されているブレードビューアと同じ操作ができます。

注意

  • 一括設定では、以下の操作はできないため、RORコンソールで行ってください。

    • 登録されたリソースの削除

    • 登録されたシャーシ名、PRIMERGY BXシリーズ以外の物理サーバ名、電力監視デバイス名の変更

    • 登録された管理LANサブネットの削除

    • LANスイッチ(L2スイッチ)の探索、登録、削除、基本情報の変更

    • LANスイッチ(L2スイッチ)からの結線情報の取得

    • VIOM/ISM連携の削除

    • SNMPトラップ送信先の登録、削除

    • ETERNUS SF Storage Cruiser連携によるWWN情報の設定、変更

    • Oracle VM for SPARCゲストドメインのエージェント登録

  • 一括設定では、以下の操作はできないため、コマンドで行ってください。

    • ETERNUS SF Storage Cruiser連携の登録、削除

  • インポート時に指定する構成定義ファイルでは、登録または変更するリソース数の合計を200以内にしてください。

    200を超える数のリソースを登録または変更する場合、構成定義ファイルを複数に分けてインポート処理を行ってください。

  • ServerView Deployment Managerとマネージャーが管理LAN上で共存する場合、以下の定義は行えません。ServerView Deployment Managerの共存については、「導入ガイド CE」の「I.2 ServerView Deployment Managerとの共存」を参照してください。

    • 予備サーバの設定(バックアップ・リストア方式またはHBA address rename方式)

    • HBA address renameの設定