本製品では、以下の機能を提供します。
本製品の動作環境は、「1.3 ソフトウェア環境」および「1.4 ハードウェア環境」を参照してください。
提供機能 | 機能概要 | 備考 |
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リソースプール | リソースを無駄なく有効に活用するための機能です。 | 「1.2.1 リソースプール」を参照してください。 |
L-Server作成 | サーバ、ストレージ、OSのイメージ、ネットワークなど、リソースプール内の適切なリソースを組み合わせて構成される、物理/仮想を含めた論理サーバ(L-Server)を迅速に提供する機能です。 L-Serverに割り当てるリソースが存在しない環境でも、事前にL-Serverの定義を作成できるなど、柔軟な構築・運用が行えます。 | L-Serverについては、「1.2.2 論理サーバ(L-Server)」を参照してください。 |
L-Serverテンプレート | L-Serverを簡単に作成するために、L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義できる機能です。 | 「1.2.4 L-Serverテンプレート」を参照してください。 |
リソースの見える化 | リソースプール内のリソースの総容量や空き容量などを表示する機能です。 | 「1.2.5 リソースの見える化」を参照してください。 |
ネットワーク設定の簡易化 | L-Serverを作成する際のネットワーク設定を自動化する機能です。 | 「1.2.6 ネットワーク設定の簡易化」を参照してください。 |
ストレージ設定の簡易化 | 物理L-Serverから利用するために、ストレージ装置とストレージネットワークを設定する機能です。 | 「1.2.10 ストレージ設定の簡易化」を参照してください。 |
物理サーバの用途変更 | 物理サーバで起動するOSとソフトウェアを、時間帯や状況に応じて切り替えることができるため、サーバのリソースを有効活用できます。 | 「6.10 物理サーバの用途変更」を参照してください。 |
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け | 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに関連付けることで、L-Serverとして一元管理できます。 | 「付録L 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。 |
リソースフォルダーによる多数リソースの分割管理 | 複数のリソースをまとめて管理するための機能です。 | 「1.2.7 リソースフォルダーによる多数リソースの分割管理」を参照してください。 |
ロールによるアクセス制御 | ユーザーごとにロール(利用できる操作の集合)とアクセス範囲(操作可能なリソース)を設定する機能です。 複数のユーザーを管理するユーザーグループにより、多数のユーザーの設定を一括して行うこともできます。 | 「1.2.8 ロールによるアクセス制御とユーザーグループ」を参照してください。 |
テナントによる複数部門での安全なリソースの隔離と共用 | ユーザーグループとアクセス範囲を組み合わせたテナントを定義することで、部門間のリソースの隔離と共用を安全に運用できる機能です。 | 「1.2.9 テナントによる複数部門での安全なリソースの隔離と共用」を参照してください。 |
LDAP連携によるユーザー情報の共通管理 | ActiveDirectoryなどの、LDAPをサポートするディレクトリサービスと連携することで、ユーザー情報をほかの製品と共通に管理できます。 | 「C.4 ディレクトリサービスによるユーザー管理」を参照してください。 |
高可用性の実現 | L-Serverおよび管理サーバの冗長化、シャーシ故障時に対応したサーバ切替え、ストレージの切替えなどの、高可用性システムを実現する機能です。 | 「1.2.11 高可用性の実現」を参照してください。 |
DR(Disaster Recovery) | 災害によるシステムの致命的な被害に備え、遠隔地に復旧用のシステム(バックアップサイト)を用意しておき、万一の場合は切り替えて運用できます。 | 「1.2.12 DR(Disaster Recovery)の実現」を参照してください。 |
監視 | サーバなどのリソース状態を監視し、GUIを使用して、正常、異常などの状態を表示する機能です。 | 詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「第5章 監視」、「第6章 電源操作」および「第9章 ハードウェア保守」を参照してください。 |
電源操作 | サーバの電源ONや電源OFFを行う機能です。 | |
ハードウェア保守 | ハードウェア交換を簡易化する機能です。SANに接続している場合、I/O仮想の設定を行っておくことで、ストレージ機器の再設定をする必要がありません。また、VIOMを利用することでMACアドレス、ブート設定およびネットワーク設定も自動的に変更されるので、MACアドレスを参照するソフトウェアやネットワーク機器の設定変更も必要ありません。また、VMホームポジションを利用することで、VMホストの保守が簡単に行えます。 | |
L-Serverのコンソール画面起動 | 本製品の画面から、物理/仮想を含めたL-Serverのコンソール画面を、共通の簡単な操作で表示できます。 | 「6.4 コンソールの利用」を参照してください。 |