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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

1.2 機能概要

本製品では、以下の機能を提供します。

本製品の動作環境は、「1.3 ソフトウェア環境」および「1.4 ハードウェア環境」を参照してください。

表1.1 提供機能一覧

提供機能

機能概要

備考

リソースプール

リソースを無駄なく有効に活用するための機能です。

1.2.1 リソースプール」を参照してください。

L-Server作成

サーバ、ストレージ、OSのイメージ、ネットワークなど、リソースプール内の適切なリソースを組み合わせて構成される、物理/仮想を含めた論理サーバ(L-Server)を迅速に提供する機能です。

L-Serverに割り当てるリソースが存在しない環境でも、事前にL-Serverの定義を作成できるなど、柔軟な構築・運用が行えます。

L-Serverについては、「1.2.2 論理サーバ(L-Server)」を参照してください。
L-Server作成については、「1.2.3 L-Server作成」を参照してください。
L-Serverに対するリソースの割当てと解放については、「6.9 L-Serverへのリソースの割当てと解放」を参照してください。

L-Serverテンプレート

L-Serverを簡単に作成するために、L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義できる機能です。

1.2.4 L-Serverテンプレート」を参照してください。

リソースの見える化

リソースプール内のリソースの総容量や空き容量などを表示する機能です。

1.2.5 リソースの見える化」を参照してください。

ネットワーク設定の簡易化

L-Serverを作成する際のネットワーク設定を自動化する機能です。

1.2.6 ネットワーク設定の簡易化」を参照してください。

ストレージ設定の簡易化

物理L-Serverから利用するために、ストレージ装置とストレージネットワークを設定する機能です。

1.2.10 ストレージ設定の簡易化」を参照してください。

物理サーバの用途変更

物理サーバで起動するOSとソフトウェアを、時間帯や状況に応じて切り替えることができるため、サーバのリソースを有効活用できます。

6.10 物理サーバの用途変更」を参照してください。

構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け

構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに関連付けることで、L-Serverとして一元管理できます。

付録L 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。

リソースフォルダーによる多数リソースの分割管理

複数のリソースをまとめて管理するための機能です。

1.2.7 リソースフォルダーによる多数リソースの分割管理」を参照してください。

ロールによるアクセス制御

ユーザーごとにロール(利用できる操作の集合)とアクセス範囲(操作可能なリソース)を設定する機能です。

複数のユーザーを管理するユーザーグループにより、多数のユーザーの設定を一括して行うこともできます。

1.2.8 ロールによるアクセス制御とユーザーグループ」を参照してください。

テナントによる複数部門での安全なリソースの隔離と共用

ユーザーグループとアクセス範囲を組み合わせたテナントを定義することで、部門間のリソースの隔離と共用を安全に運用できる機能です。

1.2.9 テナントによる複数部門での安全なリソースの隔離と共用」を参照してください。

LDAP連携によるユーザー情報の共通管理

ActiveDirectoryなどの、LDAPをサポートするディレクトリサービスと連携することで、ユーザー情報をほかの製品と共通に管理できます。

C.4 ディレクトリサービスによるユーザー管理」を参照してください。

高可用性の実現

L-Serverおよび管理サーバの冗長化、シャーシ故障時に対応したサーバ切替え、ストレージの切替えなどの、高可用性システムを実現する機能です。

1.2.11 高可用性の実現」を参照してください。

DR(Disaster Recovery)

災害によるシステムの致命的な被害に備え、遠隔地に復旧用のシステム(バックアップサイト)を用意しておき、万一の場合は切り替えて運用できます。

1.2.12 DR(Disaster Recovery)の実現」を参照してください。

監視

サーバなどのリソース状態を監視し、GUIを使用して、正常、異常などの状態を表示する機能です。

詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「第5章 監視」、「第6章 電源操作」および「第9章 ハードウェア保守」を参照してください。

電源操作

サーバの電源ONや電源OFFを行う機能です。

ハードウェア保守

ハードウェア交換を簡易化する機能です。SANに接続している場合、I/O仮想の設定を行っておくことで、ストレージ機器の再設定をする必要がありません。また、VIOMを利用することでMACアドレス、ブート設定およびネットワーク設定も自動的に変更されるので、MACアドレスを参照するソフトウェアやネットワーク機器の設定変更も必要ありません。また、VMホームポジションを利用することで、VMホストの保守が簡単に行えます。

L-Serverのコンソール画面起動

本製品の画面から、物理/仮想を含めたL-Serverのコンソール画面を、共通の簡単な操作で表示できます。

6.4 コンソールの利用」を参照してください。