本製品では、以下の機能を提供することで、高可用性システムを実現します。
L-Serverの冗長化
本製品では、L-Serverを冗長化できます。
物理L-Serverでは、予備サーバのプールを指定することで、サーバ異常検出時にサーバを切り替えて起動できます。
仮想L-Serverでは、サーバ仮想化ソフトウェア製品によって異なります。
詳細は、「I.1.1 L-Serverの高可用性」を参照してください。
シャーシ故障時に対応したサーバ切替え
本製品が複数のブレードシャーシを管理している構成で、ブレードシャーシが故障した場合、故障していないブレードシャーシ上で物理L-Serverを起動することで、業務を再開できます。
詳細は、「I.1.2 ブレードシャーシの高可用性」を参照してください。
VMホストを物理L-Server上に構築することで、VMホストの場合もシャーシ故障時に対応したサーバ切替えを行えます。
詳細は、「付録K 物理L-Serverに対するVMホストの導入」を参照してください。
ストレージの運用系/待機系の切替え
物理L-Serverの場合、L-Serverが利用する運用系ストレージのボリュームが、待機系ストレージのボリュームとレプリケーションされている構成で、ディスク(システムディスク/データディスク)の運用系/待機系での切替えを実現します。
詳細は、「I.1.3 ストレージ筺体の高可用性」を参照してください。
管理サーバの冗長化
本製品では、マネージャーのクラスタ運用ができます。
管理サーバをWindows環境とLinux環境で動作させた場合、クラスタソフトウェアを利用することでマネージャーの冗長構成を実現できます。
また、管理サーバは、VMwareおよびHyper-V環境の仮想マシン上で動作させることもできます。
仮想マシンの冗長化により、マネージャーの冗長構成を実現できます。
詳細は、「I.2 管理サーバの高可用性」を参照してください。