ここでは、L-Serverから周辺装置を利用する方法について説明します。
L-Serverを作成してOSをインストールする場合や、L-Serverの保守を行う場合、L-Serverのコンソールが取得できます。
通常の運用の場合およびコンソールが取得できない場合は、ネットワーク経由でL-Serverにログインしてください。
例
ネットワーク経由での接続の例
【Windows】
リモートデスクトップ接続
【Linux】
SSH接続
コンソール接続の前提条件
コンソール接続を利用するには、利用するL-Serverのサーバ種別によって前提条件が異なります。
物理L-Serverの場合
ハードウェアがPRIMERGYの場合で、iRMCのビデオコンソールリダイレクション機能が利用できる場合にコンソールを接続できます。
注意
コンソール接続は、ServerView Operations Managerの機能を利用します。ServerView Operations Managerの詳細については、「1.3.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
仮想L-Serverの場合
VMwareおよびHyper-V環境で、管理クライアントがインストールされ、かつ管理クライアントとVMホストが通信できる場合にコンソールを接続できます。
注意
コンソール接続は、管理クライアントの機能を利用します。事前に管理クライアントからコンソール接続できるか確認してください。
【Hyper-V】
管理クライアントはSCVMMやVMホストと同一ドメインに参加している必要があります。また、Microsoft(R) System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 VMM 管理者コンソールがインストールされている必要があります。
コンソール
ここでは、L-Serverのコンソール接続について説明します。
以下の手順で、コンソール接続を行います。
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[コンソール画面起動]を選択します。
仮想L-Serverの場合、表示された確認ダイアログで<OK>ボタンをクリックします。
L-Serverのコンソール画面が別の画面で表示されます。
注意
電源OFF状態のL-Serverに対して、RCコンソールの起動を行うと、L-Serverは電源ON状態になります。
仮想L-Serverの場合、コンソール画面を起動するためには、Java Plug-inのポリシー設定で起動を許可する必要があります。
以下の手順でコンソール画面の起動を許可する設定を行います。
コンソール画面の起動を許可していない場合、コンソール画面を起動するための、Javaポリシー設定スクリプトの[ダウンロード]ダイアログが表示されます。
<OK>ボタンをクリックします。
Javaポリシー設定スクリプトがダウンロードされるので、保存してください。
保存したJavaポリシー設定スクリプトを実行して、コンソール画面の起動を許可する設定を行います。
設定後、Webブラウザをすべて終了します。
Webブラウザを起動して、再ログインしたあと、RCコンソールからコンソール画面を起動できるようになります。
物理L-Serverの場合、2回目以降のコンソール画面起動時に、iRMCの管理画面が表示されることがあります。
iRMCの管理画面が表示された場合、iRMCにログインし、再度、コンソール画面を起動してください。
詳細については、「ServerView Resource Orchestrator リファレンスガイド」の「4.3 L-Serverの作成または起動に関する操作」の「物理L-Serverのコンソール画面起動時にiRMCの管理画面が表示される場合がある。」を参照してください。