本章では、L-Serverの作成と操作の方法について説明します。
機能の概要については、「1.2.2 論理サーバ(L-Server)」および「1.2.3 L-Server作成」を参照してください。
L-Serverは以下の2つの方法で作成できます。
L-Serverテンプレートを利用して作成(リソースはリソースプールから自動的に選択されます。)
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成(リソースやリソースプールを指定します。)
L-Serverテンプレートを利用して作成
以下の手順で、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。
クローニングマスタがイメージプールに格納されていない場合、またはすでに登録されているクローニングマスタを利用しない場合
L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、"指定なし"を指定してください。
詳細は、「6.1 L-Serverテンプレートを利用しての作成」を参照してください。
OSを手動でインストールします。
OSがインストールされていないL-Serverが作成されるので、OSを手動でインストールしてください。
詳細は、「6.1.1 手動OSインストール」を参照してください。
クローニングマスタがイメージプールに格納されている場合
L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、配付するクローニングマスタを指定してください。
クローニングマスタが配付されたL-Serverが作成されます。
詳細は、「6.1 L-Serverテンプレートを利用しての作成」を参照してください。
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成する方法は、「付録D L-Serverのパラメーター詳細」を参照してください。
注意
物理L-ServerがLinuxで、システムディスクがiSCSIストレージの場合、クローニングマスタを利用したL-Serverは作成できません。
RHEL5-Xenを利用する場合、RCコンソールを利用したL-Serverの作成および操作はできません。詳細は、「G.3.5 L-Server作成」を参照してください。
参考
【Windows/Linux】
物理L-Serverについては、「F.7 L-Server作成」を参照してください。
【VMware】
VMwareについては、「G.1.5 L-Server作成」を参照してください。
【Hyper-V】
Hyper-Vについては、「G.2.5 L-Server作成」を参照してください。
【Oracle VM】
Oracle VMについては、「G.4.5 L-Server作成」を参照してください。
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに関連付けて管理できます。
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンが利用しているリソースにより、管理できる範囲やL-Serverとして利用できる機能範囲が異なります。
詳細は、「付録L 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。