ここでは、ネットワークリソースの設定変更を行う方法について説明します。
以下の項目が変更できます。
操作 | L-Serverの状態 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
物理L-Server | 物理L-Server (iSCSIブート) | 仮想L-Server | |||||
定義済み | リソース未割当て | リソース割当て済み | すべて | 定義済み | リソース未割当て | リソース割当て済み | |
IPアドレスの変更 (管理LAN/業務LAN) (*1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (*2) | - | - |
NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースの変更 | ○ | ○ | ○ | - | ○ (*2) | - | - |
NICの追加と削除 | ○ (*3) | - | - | - | ○ (*2) | - | |
アンタグVLANを使用する/しないの変更 | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースの追加と削除 | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
冗長化の変更 (例:NIC1、2の組合せをNIC3、4にする) | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
冗長化の追加 (例:NIC1をNIC1、2の組合せにする) | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
冗長化の削除 (例:NIC1、2の組合せをNIC1だけにする) | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
*1: サブネットを越えたIPアドレスの変更はできません。
*2: 仮想L-ServerのIPアドレスおよびネットワークリソース変更は、"定義済み"状態だけできます。
*3: 管理LANリソースを含むNICを削除できません。
注意
L-Serverの仕様を変更しても、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されません。変更後のL-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワーク設定を変更してください。
物理L-Serverの場合、管理LANに使用しているNICの搭載位置は変更できません。
以下の手順で、ネットワークリソースの設定変更を行います。
[L-Serverの定義変更]ダイアログを表示します。
L-Serverが定義済みの状態の場合
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[定義情報]を選択します。
L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク構成]を選択します。
以下の項目を入力し、<OK>ボタンをクリックします。
<選択>ボタンをクリックし、NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースを選択します。
L-Serverに設定するIPアドレスを入力します。入力しなかった場合、自動的にIPアドレスが割り当てられます。
物理L-Serverの場合、以下の項目も変更できます。
<追加>ボタンをクリックすると、NICが追加できます。[NICの追加]ダイアログで、使用するNICの番号を選択します。NICを冗長化する場合、冗長化に使用するNICのペアを選択します。また、作成したNICのグループに接続するネットワークリソース数を選択します。
<削除>ボタンをクリックすると、NICが削除されます。
L-Serverの状態が、"リソース未割当て"または"リソース割当て済み"の場合、L-Server作成時に指定したNICの数にならないと<OK>ボタンが活性になりません。<OK>ボタンが非活性の場合、<追加>ボタンをクリックし、未定義のNICに構成を定義してください。
NICまたはNICグループにタグなしVLANを使用するか選択します。
コマンドでは、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドについては、「ServerView Resource Orchestrator リファレンスガイド」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。