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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

6.3 変更

ここでは、L-Serverの構成変更について説明します。

ただし、仮想L-Serverの場合、ネットワークの増設と削減はできません。

ポイント

  • 本製品は、VM管理製品に対して定期的に問合せを行います。

    • VM管理製品に対して仮想マシンの構成変更を行った場合、定期更新によって仮想L-Serverで利用している仮想マシンに構成変更の内容が反映されます。

    • VM管理製品を操作してストレージの増設、変更、および削減を行った場合、仮想LServerのストレージの構成や状態の変化が検出されます。

  • 本製品は、ストレージ製品に対して定期的に問合せを行います。

    ストレージ管理製品を操作してストレージの変更を行った場合、物理L-Serverの、ストレージの状態の変化が検出されます。

仮想L-Serverでは、以下の情報が更新されます。

  • L-Server名 (*1)

  • CPU性能

  • CPU数

  • メモリ容量 (*2)

  • VM管理製品固有情報

  • OS種別

  • サーバ冗長化 (*3)

  • ディスク本数

  • ディスク番号

  • ディスクサイズ

  • デバイスパス

  • 用途

  • 種別

*1:仮想L-ServerのL-Server名とVM名について、以下を確認してください。

  • 仮想L-ServerのL-Server名とVM名が同じ名前になるように設定した状態で、以下の操作を行うと、仮想L-ServerのL-Server名とVM名は同じ名前になります。

    • L-Serverの作成

    • L-Serverの基本情報の名前の変更

  • 仮想L-ServerのL-Server名とVM名が同じ名前になるように設定した状態で、以下の操作を行うと、VMの情報の変更が検知された際にL-Server名とVM名は同じ名前になります。

    • L-Serverの基本情報のラベルおよびコメントの変更

    • L-Serverの仕様変更

仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定については、「6.9.1 導入」の「表6.4 定義ファイルの指定項目一覧」を参照してください。
*2: VM管理製品としてVMwareを使用している場合、メモリ制限値の設定によって反映される値が異なります。
メモリ制限値に"制限なし"が設定されている場合、メモリサイズの設定値が反映されます。
メモリ制限値に値が設定されている場合、メモリ制限値の設定値が反映されます。
*3: VMware FTの設定または解除が行われた場合だけ更新されます。
VM管理製品上で、仮想マシンに対してディスクの追加と削除を連続して行った場合、Storage Migrationに関するイベントログが出力されます。

注意

ネットワークの情報および物理L-Serverは更新されません。

ストレージ管理製品を操作してディスクの増設および削減を行った場合、物理L-Serverのストレージの、構成の変化が検出されません。

  • 作成した物理L-Serverの場合、以下の手順でディスクの増設および削減を反映してください。

    • ディスクを増設した場合

      1. ストレージ管理製品を操作して物理サーバからディスクを削減してください。

        物理サーバの電源がONの場合、事前に削減するディスクを未使用の状態にする必要があります。

      2. 物理L-Serverにディスクを増設してください。

        詳細は、「6.3.3 ディスクの増設と削減」を参照してください。

    • ディスクを削減した場合

      物理L-Serverからディスクを削減してください。

      詳細は、「6.3.3 ディスクの増設と削減」を参照してください。

  • 構築済みの物理サーバと関連付けた物理L-Serverの場合、以下の手順でディスクの増設および削減を反映してください。

    • ディスクを増設または削減した場合

      1. 物理サーバと物理L-Serverの関連付けを解除してください。

        詳細は、「L.6 L-Serverの解除」を参照してください。

      2. 物理サーバと物理L-Serverを関連付けてください。

        詳細は、「L.4 導入」を参照してください。