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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

6.9.1 導入

事前に以下の定義ファイルに値を設定することで、L-Server作成時の[基本情報]タブおよび[サーバ]タブの初期値、およびL-Serverに関する動作を変更できます。

L-Serverテンプレートに設定できる値については、L-Serverテンプレートに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効になります。

なお、コマンドでのL-Server作成については、L-ServerのXMLファイルに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効になります。

定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

定義ファイルの格納先

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

l_server.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに以下のように記述してください。

キー =

定義ファイルの指定項目

以下の項目を指定します。

表6.4 定義ファイルの指定項目一覧

項目

キー

備考

リソース割当て

allocate_after_create

true|false

L-Serverの作成でリソース割当ても行う場合、"true"を指定します。
L-Serverの定義だけ作成する場合、"false"を指定します。
省略時は、"true"が設定されます。
[基本情報]タブの"構成定義作成"の初期値になります。

サーバの自動解放

auto_preserved

true|false

L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行う場合、"true"を指定します。
L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行わない場合、"false"を指定します。
省略時は、"false"が設定されます。
[サーバ情報]タブの"電源切断時のサーバ解放"の初期値になります。
L-Serverテンプレートで指定できます。

VM名の番号付け

vm_name_suffix

true|false

VM名を"仮想L-Server名-番号"にする場合、"true"を指定します。
番号の詳細については、「6.1 L-Serverテンプレートを利用しての作成」の「ポイント L-Server名とVMゲスト名の関連付け」を参照してください。
番号を付けず、仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする場合、"false"を指定します。
省略時は、"true"が設定されます。
また、本項目の設定値を切り替えても、既存の仮想L-Server名およびVM名について自動的な変更は行われません。
本項目は、仮想L-Serverの作成、仮想L-Serverの基本情報/仕様変更、および構築済み仮想マシンをL-Serverに関連付けた時だけ影響します。
本設定値が"false"の状態で作成されたL-Serverは、VM名の変更に伴いL-Server名も自動的に変更されます。ただし、VM名がL-Server名の規約に準拠している必要があります。