リソースプールとは、物理サーバ、VMホスト、ストレージ、ネットワーク、イメージなど同じ種類のリソースをまとめたものです。
リソースプールを導入することで、以下のメリットがあります。
これまでは、新規業務や業務拡張に伴い、その都度サーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを購入する必要があったため、稟議や手配、購入後の環境構築などで時間も手間もかかっていました。本製品を導入すると、必要なリソースをリソースプールから切りだすだけでサーバを構築できるため、システムごとに必要であった稟議や手配、環境構築などの時間と手間は不要になり、計画的なインフラ環境の構築と運用が実現できます。
リソースプール管理は、リソースを無駄なく有効に活用するための機能です。リソースプール種別は、「表1.2 リソースプール種別」のとおりです。詳細については、「付録A リソースプール」を参照してください。
本製品で制御するリソースを事前にリソースプールに登録しておくことで、利用者の要求に応じて適切なリソースをリソースプールから切り出し、迅速にサーバ(ストレージ、ネットワークを含む)を構築できます。サーバが不要になった場合は、リソースを解放して再利用に備えます。
リソースプールは運用要件(ハードウェア種別、セキュリティ、リソース管理単位など)に応じて複数作成できます。リソースプール内のリソースが不足した場合は、新しいリソースを追加するか、ほかのリソースプールからリソースを移動して補います。
リソースプール種別 | 概要 |
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VM | 新たなサーバ(VM)を作成する際に利用するVMホストを格納するリソースプールです。 |
サーバ | 新たなサーバを作成する際に利用する物理サーバを格納するリソースプールです。 |
ストレージ | 本製品では、仮想ストレージリソースおよびディスクリソースを管理します。
本製品では、以下の方法でL-Serverにディスクリソースを割り当てます。
ストレージプールには、以下の仮想ストレージリソースが格納されます。
ストレージプールには、以下のディスクリソースが格納されます。
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ネットワーク | サーバを接続するネットワークを定義したネットワークリソースを格納するリソースプールです。 |
アドレス | 以下のリソースが格納されます。
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イメージ | 以下のリソースが格納されます。
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