システムディスクをミラーリングすることによって、一方の物理ディスクが故障したとしてもデータは保護されます。しかし、多重故障などによる致命的な障害や操作ミスによってデータが破損した場合は、あらかじめ採取しておいたバックアップを用いてデータをリストアする必要があります。
ここでは、以下の内容を説明します。
システムディスクのバックアップとリストアの前後に必要な設定を説明します。
詳細は、「7.4.1 バックアップ前の設定」、「7.4.3 バックアップ後の設定」、「7.4.4 リストア前の設定【4.3A40以降】【RHEL6】」、および「7.4.7 リストア後の設定」を参照してください。
注意
GDS でシステムディスクをミラーリングしているかどうかに関わらず、GDS の共用クラスまたはローカルクラスを使用している場合に設定が必要です。
GDS でミラーリングしているシステムディスクのデータをテープにバックアップする方法と、テープからリストアする方法を説明します。リストア手順は、システムがブートできる場合と、ブートできない場合とで異なります。
詳細は、「7.4.2 バックアップ手順【EFI】」、「7.4.5 リストア手順 (システムがブートできる場合)【EFI】」、および「7.4.6 リストア手順 (システムがブートできない場合)【EFI】」を参照してください。
注意
システムディスクをミラーリングする前に採取したバックアップデータを、ミラーリングされているシステムディスクにリストアすることはできません。
システムディスクミラーリングを一旦解除して再度設定した場合、以前にミラーリングしていたときに採取したシステムディスクのバックアップデータをリストアすることはできません。
このため、システムディスクミラーリングの設定を行った場合、本手順に従って必ずシステムディスクのバックアップを採取してください。
また、システムディスクミラーリングの再設定を行った場合、再度システムディスクのバックアップを採取してください。
参照
ルートクラスのボリュームのうち、システムボリューム (/、/usr、/var、/boot、/boot/efi、スワップ域) 以外のボリューム (例えば、/opt、/home など) のバックアップとリストアについては、「7.6 バックアップ (オフライン方式)」、「7.7 バックアップ (スライス切離し方式)」、「7.8 バックアップ (等価性方式)」、または、「7.9 バックアップ (OPC 方式)」を参照してください。