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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

7.8 バックアップ (等価性方式)

GDS Snapshot が導入されているシステムでは、プロキシボリュームを使用した等価性方式によるスナップショットにより、業務運用中にバックアップを行うことができます。

ただし、スナップショットのデータの整合性を確保するため、スナップショット作成時 (プロキシボリュームをマスタボリュームから分離するとき) に、業務を一時的に停止します。

参照

図7.48 バックアップのスケジュール

注意

瞬間リストア

マスタボリュームとプロキシボリュームが結合されている状態でマスタボリュームのデータに不具合が発生した場合、プロキシボリュームのデータにも同じ不具合が発生するため、瞬間リストアは実行できません。この場合、テープからデータをリストアする必要があります。プロキシボリュームを分離してオンラインバックアップを実行した後、オンラインバックアップを再実行する直前まで、プロキシボリュームを分離した状態のままにしておくことを推奨します。

注意

ディスク装置のコピー機能を使用したスナップショット

グループが階層化されている場合や、プロキシを多重度 2 以上のミラー構成にした場合、マスタからプロキシへのコピー処理でディスク装置のコピー機能を利用することはできません。詳細については、「A.8 プロキシ構成におけるアドバンスト・コピー機能の利用」および「3.19 プロキシ構成における Dell EMC TimeFinder および Dell EMC SRDF の利用」を参照してください。

注意

Dell EMC TimeFinder または Dell EMC SRDF を使用する場合

  • 以下の手順ではボリューム単位でスナップショット操作を行っていますが、TimeFinder または SRDF を使用する場合は、グループ単位でスナップショット操作を行う必要があります。

  • TimeFinder を使用する場合に、マスタグループを構成するスタンダードデバイスと、プロキシグループを構成する BCV デバイスとをエスタブリッシュした場合は、マスタとプロキシを結合する前に、その BCV ペアをキャンセルしておく必要があります。

  • SRDF を使用する場合、マスタとプロキシを結合する前に、マスタグループを構成するソース (R1) デバイスと、プロキシグループを構成するターゲット (R2) デバイスとを、スプリット状態にしておく必要があります。

  • マスタとプロキシを関連付けた後、関連付けを解除するまでは、マスタ/プロキシを構成する BCV ペアや SRDF ペアに対し、SYMCLI コマンドなどを使用して TimeFinder や SRDF の操作を行わないでください。


注意

等価性方式によるスナップショットの利用条件

以下の留意事項を参照してください。