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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

7.6 バックアップ (オフライン方式)

ここでは、GDS Snapshot を導入していないシステムにおいて、業務を停止してボリュームのデータをバックアップする方法を説明します。

この方法では、以下のボリュームのデータをバックアップできます。

ここでは、クラス Class1 のボリューム Volume1 のバックアップおよびリストアの手順を例として示します。

1) 業務の停止

1a) クラスタアプリケーションで使用している共用ボリュームの場合

1a-1) RMS を停止します。

1a-2) バックアップを行うノードでボリュームを起動します。

# sdxvolume -N -c Class1 -v Volume1

1b) クラスタアプリケーションで使用していないボリュームの場合

1b-1) ボリュームを使用している業務を停止します。

1b-2) ボリュームをファイルシステムとして使用している場合は、ファイルシステムをアンマウントします。ここでは、マウントポイントが /mnt1 である場合の例を示します。

# cd /
# umount /mnt1

2) バックアップ

ボリュームのデータをバックアップします。ここでは、テープ装置 /dev/st0 のテープ媒体にバックアップする例を示します。

参照

バックアップ方法の詳細については、バックアップするファイルシステムや使用する各コマンドのマニュアルを参照してください。


3) 業務の再開

3a) クラスタアプリケーションで使用している共用ボリュームの場合

3a-1) バックアップを行ったノードでボリュームを停止します。

# sdxvolume -F -c Class1 -v Volume1

3a-2) RMS を起動します。

3b) クラスタアプリケーションで使用していないボリュームの場合

3b-1) ボリュームをファイルシステムとして使用している場合は、ファイルシステムをマウントします。ここでは、マウントポイントが /mnt1 である場合の例を示します。

3b-2) 業務を再開します。