PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.3

7.4.4 リストア前の設定【4.3A40以降】【RHEL6】

ここでは、システムディスクをリストアする前に行う設定について説明します。

GDS でシステムディスクをミラーリングしているかどうかに関わらず、サーバ間ミラーリング機能を使用している場合、以下の設定を行ってください。

[設定方法]

• 全ノードを停止してリストアする場合

  全ノードが起動している場合、以下の設定を行います。
  停止しているノードがある場合、以下の設定は不要です。
  任意の 1 ノードで、ネットミラーグループが存在するすべてのクラスに対し、以下のコマンドを実行します。このコマンドを実行することによって、最新ディスクが選択されます。

  # /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxnetdisk -S -c クラス名

• 1 ノードずつリストアする場合

  運用ノードで業務を継続しながら他方のノードでリストアを行い、運用ノードを切り替えて業務を継続しながら、もう一方のノードでリストアを行う場合、事前に以下の設定を行います。

  1. ネットミラーボリュームに属しているスライスの状態を確認します。
     任意の 1 ノードで以下のコマンドを実行します。

     # sdxinfo -S

  2. INVALID 状態のスライスが存在する場合、ネットミラーボリュームの等価性コピーを行います。
     任意の 1 ノードで以下のコマンドを実行します。

     # sdxcopy -B -c クラス名 -v ボリューム名

  3. 等価性コピー処理が完了するまで待ちます。
     等価性コピー処理の実行状況は、sdxinfo -S コマンドの出力の STATUS フィールドで確認できます。
     COPY と表示される場合は、等価性コピー処理を実行中です。
     等価性コピー処理が完了すると、ACTIVE または STOPと表示されます。

     # sdxinfo -S