PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 導入/構築 | > 3.4 導入する(SQL Serverを使用する場合) |
ここでは、SQL Serverのデータベースと同じサーバにPowerReplicationをインストールして環境を構築する手順を説明します。
レプリケーションの環境構築は、連携する両方のサーバで並行して行います。
「レプリケーションの構成定義を作成する」は、どちらか一方のサーバで、レプリケーションマネージャを使用して行います。
環境を作成する作業は、レプリケーション管理者およびDBMS管理者の権限を持つユーザで行ってください。
レプリケーション管理者およびDBMS管理者の権限の詳細は、"2.3.4 機密保護"を参照してください。
PowerReplicationをインストールした自サーバで行う各作業の内容を説明します。
連携するサーバ間でTCP/IPネットワークの環境を構築してください。
IP-VPNやファイアウォールなどを構築して、安全なネットワークの環境を構築してください。
PowerReplicationは、直接インターネットに接続しているサーバおよびDMZに配置したサーバに導入して運用できません。
レプリケーションで連携する相手サーバのIPアドレスとサーバ名の対応づけが、変更されないように設定してください。
PowerReplicationは、連携するサーバのIPアドレスとサーバ名を記録します。
このため、DNS(Domain Name System)を使用してサーバのIPアドレスとサーバ名を対応づけている場合、レプリケーションの環境を構築したサーバとDNSサーバで設定内容が異なると、PowerReplicationは正しく動作しません。
レプリケーションの環境を構築したサーバで、連携するサーバのIPアドレスとサーバ名をWindowsのhostsファイルに設定すると、IPアドレスとサーバ名の対応づけは、常にhostsファイルから識別されます。
ただし、ドメイン間を連携する他の運用への影響を確認することが必要です。
Windowsのhostsファイルの詳細は、Microsoft社が提供する資料を参照してください。
固定のIPアドレスを設定するように推奨します。
不定のIPアドレス(DHCPで割り振られたIPアドレス)を設定したサーバに、レプリケーションの環境を構築して運用できますが、不定のIPアドレスを設定したサーバでは、以下の機能的な制約があります。
また、不定のIPアドレスを設定したサーバで、レプリケーションの動作環境に[自システムのIPアドレスが不定である]を設定しなかった場合、相手サーバの定義情報に一時的なIPアドレスまたは一時的に対応づけられたサーバ名が格納されるため、レプリケーションの運用が正しく動作しません。
WINSによる名前解決のみのネットワークの環境など、IPアドレスとサーバ名の対応が一時的に割り当てられるような場合は、当該サーバでレプリケーションの動作環境に[自システムのIPアドレスが不定である]を設定してください。
Windows Server 2003(Service Pack 1以降)のWindowsファイアウォールを有効にする場合、PowerReplicationが使用するポートがブロックされないように設定してください。
以下の手順でWindowsファイアウォールを設定できます。
データベースを構築しているサーバに「PowerReplication」をインストールしてください。
インストール方法は、"3.2.1 インストールする"を参照してください。
Symfoware6000と連携する場合、PRIMERGY/WindowsとPRIMERGY 6000/ASPの文字コード系が異なるため、文字コードを変換する環境を作成してください。
文字コードを変換する環境を作成するために以下の作業が必要です。
「Charset Manager」のインストール方法および環境設定方法は、「Charset Manager」のマニュアルを参照してください。
連携する相手サーバで外字(利用者定義文字)を使用している場合、外字(利用者定義文字)の文字コードを対応づけるように文字コード変換表に追加して自サーバに登録することが必要です。
Symfoware6000のデータファイルを主とする場合、ASPで「CHARM2」または「FONTRNS」を使用して外字(利用者定義文字)を文字コード変換表に追加します。Windowsで「Charset Manager」を使用してその文字コード変換表をWindowsに登録してください。
JEFコードの旧字体と新字体が混在する場合は、変換できない旧字体または新字体を文字コード変換表で対応づけしておくことが必要です。
ASPで「CHARM2」または「FONTRNS」を使用して外字(利用者定義文字)を文字コード変換表に追加する方法の詳細は、「ASP CHARM説明書(日本語文字管理ユーティリティ)」を参照してください。
Windowsで「Charset Manager」を使用して、文字コード変換表をWindowsに登録する方法の詳細は、「Charset Manager」のマニュアルを参照してください。
文字データのコード変換が必要なため、レプリケーションの動作環境に設定することが必要です。後述の"変換元のコード系、変換先のコード系"を参照してください。
データベースの環境を作成してください。
レプリケーションの環境として作成するデータベースは、PowerReplicationをインストールしたサーバに作成してください。
以下の手順で、データベースの環境を作成してください。
SQL Serverのデータベースの環境を作成するために必要な以下の情報は、SQL Server Books Onlineを参照してください。
データベースの環境を作成する各手順を説明します。
SQL Serverのサービスを開始してください。
"SQL Server認証モードとWindows認証モード"を設定してください。
SQL Serverのユーティリティ(SQL Server Management Studioなど)を使用して、更新情報を格納するデータベースを作成してください。
更新情報を格納するデータベースは、差分同期を利用し、同期対象のデータファイルを更新した内容を相手サーバに反映する場合に作成することが必要です。
更新情報を格納するデータベースは、SQL Serverで自動拡張できるように設定できますが、"差分同期で反映するデータ量"で見積もった更新情報のデータ量を、初期値として設定してください。
更新情報を格納するデータベースは、同期対象のデータファイルや利用者資源を格納するデータベースとは、別のディスクに配置することをお勧めします。
更新情報を格納するデータベースは、PowerReplicationを動作させる目的以外に使用しないでください。同期対象のデータファイルを含め、利用者資源を格納しないでください。
また、このデータベースは、絶対に操作しないでください。操作した場合、PowerReplicationの動作は保証されません。
SQL Serverのユーティリティ(SQL Server Management Studioなど)を使用して、"運用と権限"で設計した作業者のユーザを作成してください。
レプリケーション専用ユーザには、必ず"sysadmin"権限を付与してください。
レプリケーション専用ユーザとデータファイルの更新に使用するユーザは、更新情報を格納するデータベースへのアクセスを許可してください。
レプリケーションの環境構築後、レプリケーション専用ユーザは、削除、変更および権限の変更を行わないでください。
レプリケーション管理者とDBMS管理者の両方の権限が必要なユーザは、ローカルコンピュータまたはドメインのユーザをDBMSに登録し、"sysadmin"権限を付与してください。
更新情報を格納するデータベースにユーザ名と同じ名前のスキーマを作成してください。
SQL Server2005のユーティリティ(SQL Server Management Studioなど)を使用して、スキーマを作成してください。スキーマの所有者には、レプリケーション専用ユーザまたは"dbo"を設定してください。
SQL Server 2000を使用する場合、スキーマの作成は不要です。
Windowsの管理ツール「データソース(ODBC)」(ODBCデータソースアドミニストレータ)を使用して、ODBCシステムデータソースを作成してください。
Windows Server 2003 x64 Editionsの場合、ODBCデータソースアドミニストレータは、以下を実行して起動してください。
<windowsシステムフォルダ>\syswow64\odbcad32.exe
Windows Server 2003 x64 Editionsの場合、管理ツールのメニューから起動されるODBCデータソースアドミニストレータは、64ビット対応の利用者プログラム用です。
PowerReplicationは、32ビット互換モードで動作するため、管理ツールのメニューから起動されるODBCデータソースアドミニストレータで作成したODBCシステムデータソースは使用できません。
SQL Server2005(Service Pack 1)を使用する場合、SQL Native Clientをインストールする必要があります。ODBCドライバは、ODBCドライバ 2005.90.2047.00を使用してください。
SQL Server2000(Service Pack 4)を使用する場合、ODBCドライバ 2000.85.1117.00を使用してください。
任意の名前を設定してください。
必要に応じて入力してください。省略可能です。
必ず(local)を選択してください。
4〜7の操作は必須ではありませんが、ODBCシステムデータソースの接続確認のため、実施されることを推奨します。
"ユーザが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う"を選択してください。
レプリケーション専用ユーザを指定してください。
レプリケーション専用ユーザに設定したパスワードを指定してください。
このODBCシステムデータソースは、レプリケーションサービスとSQL Serverに接続するために使用し、レプリケーションの動作環境に設定してください。
レプリケーションの動作環境にODBCシステムデータソースを設定する方法は、"2.5.4 SQL Serverを使用する時の動作環境設定"を参照してください。
SQL Serverのユーティリティ(SQL Server Management Studioなど)を使用して、"データファイルの関連づけを設計する"で設計した内容に合わせて同期対象のデータファイルを作成してください。構築済みのデータベースを使用する場合には、必要に応じて同期対象とするデータファイルを変更してください。
以下の構成で関連づけるデータファイルの作成例を示します。
レプリケーションの主キーとして扱う項目は、データが一意になるように設定してください。
CREATE TABLE文の場合、列属性に以下のいずれかを設定してください。
関連づけで選択しない項目を含めてデータファイルを作成する場合、関連づけで選択しない項目は、NULL値を許可するか、または、暗黙値を設定してください。
PowerReplicationが動作するための動作環境を設定してください。
この動作環境の設定は、レプリケーション動作環境の設定機能を使用してください。
レプリケーションの動作環境の操作方法および設定内容の詳細は、"2.5 レプリケーション動作環境の設定機能"を参照してください。
SQL Serverを使用する場合、以下の画面で設定してください。
各画面で設定する内容を説明します。
"フォルダ名"は、構成情報ファイルを格納するフォルダ名を設定してください。
[参照]ボタンを押し、以下の画面でフォルダを選択または作成してください。
新規にフォルダを作成する場合、"フォルダ名"に作成するフォルダ名を入力して、[フォルダ作成]ボタンを押してください。
既存のフォルダを使用する場合、フォルダ名を選択してください。
フォルダ名を選択したら、[OK]ボタンを押してください。
"フォルダ名"は、詳細メッセージ情報ファイルを格納するフォルダ名を設定してください。
[参照]ボタンを押し、構成情報のフォルダ名の設定と同様に行ってください。
"最大出力サイズ"は、Mバイト単位で1〜128を設定できます。
2Mバイト以上に設定することを推奨します。
構成情報と詳細メッセージ情報に同一のフォルダを設定することもできますが、運用、保守を行う上で、それぞれフォルダを作成し設定することを推奨します。
"SQL Server"を選択してください。
"エラーと警告を通知する"を選択することを推奨します。
同期実行の完了を監視する運用方法に応じて、選択してください。
構成情報および詳細情報のフォルダに対して、Administratorsのアクセス許可は、"フルコントロール"を許可してください。
構成情報のフォルダに対し許可していない場合、PowerReplicationの各機能の実行で、予期せぬエラーが発生します。
詳細情報のフォルダに対し許可していない場合、詳細メッセージ情報が出力されず、エラーなどは通知されません。
レプリケーションの環境構築後は、構成情報および詳細メッセージ情報に設定したフォルダの削除および名前の変更は行わないでください。
なお、詳細メッセージ情報のフォルダ配下には、自動的に以下のファイルが作成されます。
rpmsg_01.log
rpmsg_02.log
レプリケーションサービスで使用するポート番号を設定してください。
初期値は"9349"です。指定可能な値は、1〜65535です。すでに他の製品や利用者プログラムで"9349"が使用されている場合のみに変更し、通常は変更しないでください。
自サーバが、固定のIPアドレスを使用しない場合、選択してください。
固定のIPアドレスを使用しない場合とは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバから不定なIPアドレスを取得する場合です。
自サーバが、不定なIPアドレスを使用する場合、レプリケーションサービスの一部の機能が使用できません。
- 自サーバにマスタグループ定義を作成できません。
- 他のサーバから同期を実行できません。
- レプリカグループ定義と関連づけるマスタグループ定義にスケジュールを設定できません。
また、不定のIPアドレスを設定したサーバで、レプリケーションの動作環境に[自システムのIPアドレスが不定である]を設定しなかった場合、相手サーバの定義情報に一時的なIPアドレスまたは一時的に対応づけられたサーバ名が格納されるため、レプリケーションの運用が正しく動作しません。
Symfoware6000と連携する場合、ASPレプリケーションサービスの動作環境と同じ内容に設定してください。
"変換元のコード系"とは、PRIMERGY 6000/ASPのコード系を示します。"変換先のコード系"とは、PRIMERGY/Windows(自サーバ)のコード系を示します。
"変換元のコード系"の"JEFコード変換"と"変換先のコード系"の"シフトJISコード変換"に表される"システム環境"とは、「Charset Manager」の変換仕様変更ユーティリティで設定する標準コード変換の変換仕様に従うことを示します。
変換仕様変更ユーティリティは、「Charset Manager」をインストールしたフォルダのF3CEDFCH.EXEを実行して以下の画面で、標準コード変換の仕様を設定してください。
"変換元のコード系"の"JEFコード変換"は、標準コード変換の変換仕様の"JEF変換タイプ"に相当します。
"変換先のコード系"の"シフトJISコード変換"は、"代表コード系名"の"SJIS"に相当します。
変換元のコード系および変換先のコード系の設定が、連携する相手サーバの動作環境に設定した内容と正しく対応していない場合、または変換元の文字が変換先の文字コードに変換できない場合、‘_’(アンダーバー)に置き換えられます。
この場合、同期の実行時に警告がイベントビューア(アプリケーションログ)に出力され、同期実行は正常終了します。警告の詳細は詳細メッセージ情報に出力されます。
Symfoware6000と連携する場合、"変換元のコード系"の"JEFコード変換"および"変換先のコード系"の"シフトJISコード変換"は、PRIMERGY 6000/ASPのSETRPENVコマンドまたはCHGRPENVコマンドで設定した内容と対応づけてください。
対応づけるPRIMERGY 6000/ASPの設定内容は、"3.6.2 ASP レプリケーションサービスの導入について"の"ASP レプリケーションサービスの動作環境を設定する"を参照してください。
"ODBCシステムデータソースの作成"で作成したODBCシステムデータソースを設定してください。
レプリケーション専用ユーザを設定してください。
レプリケーション専用ユーザには、SQL Serverに組み込まれているユーザ(例:sa)を設定しないでください。
レプリケーション専用ユーザに設定したパスワードを設定してください。
更新情報を格納するデータベースを設定してください。
レプリケーションの動作環境の操作方法および設定内容の詳細は、"2.5 レプリケーション動作環境の設定機能"を参照してください。
PowerReplicationのサービスを開始してください。
連携する相手サーバも同様にサービスを開始しておくことが必要です。
Windowsの起動と同時に、PowerReplicationのサービスを自動的に開始する場合、Windowsの管理ツール(サービス)で以下を設定してください。
[スタートアップの種類]に「自動」を設定することで、次回のWindows起動時に自動的にレプリケーションサービス「PowerReplication」が開始されます。
自動ジョブサービス「PowerReplication ATJS」も自動的に開始する場合、同様に設定してください。
レプリケーションマネージャを使用して、"データファイルの関連づけを設計する"で設計した内容に合わせてレプリケーションの構成定義を作成してください。
レプリケーションマネージャの操作方法は、"6.1 レプリケーションマネージャ"を参照してください。
レプリケーションマネージャはASP添付のPCクライアントのものも含め、複数同時に使用しないでください。同時に使用するとレプリケーションマネージャが無応答状態になる場合があります。
レプリケーションの構成定義を作成する基本的な操作の流れを説明します。
便宜上、自サーバをマスタとして扱います。
自サーバのサーバ定義は、自動的に作成されるため新規に作成する必要はありません。
レプリケーションの動作環境"共通(1)"の"対象DBMS"に設定したDBMSのサーバ定義が自動的に作成されます。
サーバ定義のサーバ名には、"ローカル(SQL Server)"の名前が設定されます。
マスタグループ定義を作成するため、「サーバの接続」を行ってください。
運用管理者("運用方法を設計する"の"運用と権限"で設定したPowerReplicationの運用管理者)のユーザ名を指定してください。
ユーザ名に設定したパスワードを指定してください。
ユーザ名を管理しているドメイン名を指定してください。ローカルコンピュータで管理しているユーザ名を指定する場合、指定を省略してください。
ユーザ名の運用方法に合わせて"システム認証"または"データベース認証"を指定してください。
「サーバの接続」を行う操作方法およびログイン画面の詳細は、"6.1.5 ログイン画面"を参照してください。
自動的に作成されるサーバ定義は、削除および内容の変更ができません。
自サーバに構築したDBMSを使用して、サーバ定義を作成しないでください。
マスタグループ定義には、運用形態や同期方式などを設定してください。"レプリケーショングループを設計する"で行った設計に従って、マスタグループ定義を作成してください。
同期方式に"差分方式"を設定する場合、「詳細設定」で"更新情報取得停止時に自動で一括同期を実行する"を設定すると、自動的に一括同期が実行される場合があり、一時的に業務が運用できない状態となります。
この設定は、データ量の見積りや運用方法の設計に誤りがあっても、データベース間の整合性を最優先とする場合に設定してください。
この設定は、レプリケーションの環境や運用の設計見直しが必要な状況で動作する機能であるため通常は、設定しないことを推奨します。
マスタグループ定義の作成方法および「詳細情報」の詳細は、"6.1.6 マスタグループ定義画面"を参照してください。
マスタ定義には、同期対象とするデータファイルを設定してください。"データファイルの関連づけを設計する"で行った設計に従って、マスタ定義を作成してください。
サーバ定義には、連携する相手サーバを設定してください。相手サーバの環境に合わせてサーバ定義を作成してください。
サーバ定義を一意に識別するための任意の文字列を設定してください。
IPアドレスやサーバ名に合わせる必要はありません。
相手サーバで使用するDBMSの種別を設定してください。Symfoware6000またはPowerRW+を使用するため、"富士通製DBMS"を設定してください。
「ホスト名」は、相手サーバのIPアドレスまたはホスト名を設定してください。
「ポート番号」は、必要に応じて変更してください。
[OK]ボタンを押した後、レプリカグループ定義を作成するため、「サーバの接続」を行ってください。
相手サーバに接続するログイン画面では、相手サーバの運用方法に合わせて認証を行ってください。
サーバ定義の作成方法および設定内容の詳細は、"6.1.4 サーバ定義画面"を参照してください。
相手サーバに接続するログイン画面の操作方法およびログイン画面の詳細は、"6.1.5 ログイン画面"を参照してください。
レプリカグループ定義には、データファイルの関連づけを設定してください。"レプリケーショングループを設計する"で行った設計に従って、レプリカグループ定義を作成してください。
レプリカグループ定義の作成方法および設定内容の詳細は、"6.1.8 レプリカグループ定義画面"を参照してください。
同期方式に"差分方式"を設定する場合、「更新情報の設定」が表示されます。「更新情報の設定」の「最大サイズ」には、相手サーバ(Symfoware6000またはPowerRW+)で見積もった更新情報ファイルのサイズを設定してください。
レプリカ定義には、マスタ定義に設定したデータファイルとの関連づけを設定してください。"データファイルの関連づけを設計する"で行った設計に従って、レプリカ定義を作成してください。
レプリカ定義の作成方法および設定内容の詳細は、"6.1.9 レプリカ定義画面"を参照してください。
スケジュール定義には、同時処理を実行するタイミングを設定してください。"スケジュールを設計する"で行った設計に従って、スケジュール定義を作成してください。
スケジュール定義は、マスタグループ定義またはレプリカグループ定義のどちらか一方に設定してください。
マスタグループ定義にスケジュール定義を設定することを推奨します。
1つのマスタグループ定義に複数のレプリカグループ定義を関連づける場合、レプリカグループ定義にスケジュール定義を設定すると、スケジュール定義を設定していないレプリカグループ定義は、スケジュールの実行で同期が実行されません。
関連づけたレプリカグループ定義に、不定なIP アドレスで接続するサーバが含まれている場合、マスタグループ定義にスケジュール定義を設定できません。
スケジュール定義の作成方法および設定内容の詳細は、"6.1.10 スケジュール定義画面"を参照してください。
レプリケーションの構成定義の作成後は、マスタ定義およびレプリカ定義に設定したデータファイルを削除しないでください。また、データファイルの構成や属性を変更しないでください。
削除、構成や属性の変更を行う場合には、レプリケーションの構成定義を削除してから同期対象のデータファイルの削除、および構成や属性の変更を行ってください。
差分同期で反映元となるマスタ定義およびレプリカ定義の場合、定義したデータファイルにトリガーが設定されます。このトリガーの削除、変名および内容の変更を行わないでください。削除や変更を行うと、利用者プログラムからの更新でエラーが発生したり、または同期が正しく動作しなかったり、データベース間の整合性が保てない状態となります。
マスタ定義およびレプリカ定義の作成時に設定されるトリガーの名前は、"2.1.5 動作環境の構成"を参照してください。
"利用者プログラムを点検する"で説明した調査の結果を反映し、利用者プログラムを見直し必要に応じて修正してください。
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