PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第2章 PowerReplicationの機能と仕組み | > 2.3 レプリケーションサービスの仕組み |
PowerReplicationの各機能が動作する権限と認証方法を説明します。
レプリケーションを運用するための運用権限を説明します。
レプリケーションを運用するため、2種類の管理者が必要です。
PowerReplicationの機能を使用してレプリケーションの環境を管理
レプリケーションの環境に使用するデータベース資源を管理
レプリケーション管理者およびDBMS管理者は、以下の権限を持つユーザを示します。
DBMS種別 |
サーバOS |
製品 |
レプリケーション管理者 |
DBMS管理者 |
Oracle |
Windows |
Oracle |
"DBA"権限を持つユーザ |
左記に同じ |
SQL Server |
Windows |
SQL Server |
"sysadmin"権限を持つユーザ |
左記に同じ |
富士通製 |
Windows |
PowerRW+ |
ローカルコンピュータの"Administrators"グループ、または、ドメインの"Domain Admins"グループに属するユーザ |
ローカルコンピュータまたはドメインの"Administrator"ユーザ |
ASP |
Symfoware6000 |
@SYSCTL権を持つユーザ |
XSYSMNGRユーザ |
利用者は、以下の操作が許可されています。
内容 |
操作 |
許可されている利用者 |
動作環境 |
設定 |
レプリケーション管理者 |
レプリケーション |
起動、停止 |
レプリケーション管理者 |
マスタグループ定義 |
作成、表示 |
すべての利用者 |
変更、削除 |
レプリケーション管理者または対象グループの所有者 |
|
マスタ定義 |
作成、変更 |
次の条件をすべて満たす利用者
|
削除 |
レプリケーション管理者または対象グループの所有者 |
|
表示 |
すべての利用者 |
|
レプリカグループ定義 |
作成、表示 |
すべての利用者 |
変更、削除 |
レプリケーション管理者または対象グループの所有者 |
|
レプリカ定義 |
作成、変更 |
次の条件をすべて満たす利用者
|
削除 |
レプリケーション管理者または対象グループの所有者 |
|
表示 |
すべての利用者 |
|
スケジュール設定 |
開始、変更、停止、使用しない |
レプリケーション管理者または対象グループの所有者 |
同期 |
実行 |
レプリケーション管理者または対象グループの所有者 |
更新情報の操作 |
開始、停止、再作成 |
レプリケーション管理者または対象グループの所有者 |
レプリケーション資源 |
退避、復元 |
DBMS管理者(ただしWindowsのログインユーザはローカルコンピュータの"Administrators"グループまたはドメインの"Domain Admins"グループに属する) |
コマンド |
実行 |
レプリケーション管理者 |
データファイルのアクセス権は、SQLで設定してください。設定方法は、各製品のマニュアルを参照してください。
DBMS管理者は、すべてのデータファイルの所有者となります。
同期対象のデータファイルを更新する利用者プログラムを運用します。
レプリケーションの環境を作成、変更するための管理者とは別の利用者として、データファイルにアクセスできる権限を与えてください。
PowerReplicationの各機能は、レプリケーションの環境とデータベース資源を操作するための認証が必要です。
PowerReplicationで使用する認証方式には、以下の2つがあります。
Windowsの認証機構を利用し、ローカルコンピュータまたはドメインのユーザ/パスワードを使用して認証
DBMSの認証機構を利用し、DBMSで作成したユーザ/パスワードを使用して認証
PowerRW+を使用する場合、システム認証を利用して認証されます。
また、Symfoware6000と連携する場合、ASPに登録されているプロフィール名とパスワードに従って認証されます。
PowerReplicationの以下の機能で認証が必要です。
DBMSへの接続時に、システム認証またはデータベース認証が必要です。
インポートおよびエクスポート実行時に、システム認証またはデータベース認証が必要です。
OracleまたはSQL Serverを使用する場合、実行時に、データベース認証が必要です。
OracleまたはSQL Serverを使用する場合、同期実行時にDBMSと接続するため、データベース認証が必要です。
この認証にはレプリケーション動作環境に設定したユーザ名とパスワードが使用されます。ユーザ名には、レプリケーションサービス専用のユーザ(レプリケーション専用ユーザ)を作成し使用してください。他の機能や利用目的で使用しているユーザ名と兼用すると、差分同期が正しく動作せず、データベース間で整合性が保てない状態となります。
レプリケーションマネージャ、レプリケーション構成定義の移出入およびコマンドの認証に必要な権限は、"表2.3.5 レプリケーションの管理者権限"および"表2.3.6 利用者の権限"を参照してください。
各機能の認証方法(ログイン操作)の詳細は、各機能の説明を参照してください。
"6.1.5 ログイン画面"を参照してください。
"6.2.3 構成定義移出入機能の初期画面"を参照してください。
"第7章 コマンドリファレンス"を参照してください。
"2.5.3 Oracleを使用する時の動作環境設定"または"2.5.4 SQL Serverを使用する時の動作環境設定"を参照してください。
接続するサーバがWindowsでかつシステム認証の場合にのみドメイン名は有効です。
それ以外の場合は、ドメイン名は無効です。
各認証情報に入力可能な文字列長は以下のとおりです。この長さの範囲で認証情報を設定してください。
ユーザ名に日本語は指定できません。
認証に失敗した場合、一定時間(約3秒)経過後にエラーを通知します。
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