PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第2章 PowerReplicationの機能と仕組み | > 2.3 レプリケーションサービスの仕組み |
レプリケーションサービスの排他制御とトランザクションを説明します。
同期対象のデータファイルに対する排他制御を、以下に示します。
同期方式 |
処理モード |
反映元 |
反映先 |
一括方式 |
創成 |
テーブルロック |
テーブルロック |
追加 |
テーブルロック |
レコードロック |
|
差分方式 |
― |
なし※ |
レコードロック |
※)OracleまたはSQL Serverを使用する場合、瞬間的にテーブルロックで排他獲得されます。
レプリケーションサービスは、同期対象の反映先のデータファイルに対してトランザクションを使用して反映しています。同期で反映するデータの一貫性を、以下に説明します。
処理モードが「創成」の場合、データファイルの初期化とデータの追加が2回のトランザクションで実行されます。
処理モードが「置換」、「追加」および「更新」の場合、1回のトランザクションで同期が実行されます。
差分同期の場合、DBMSによりトランザクションの単位が異なります。
反映先のデータファイルに対してデータファイルごとにトランザクションが実行されます。
反映元のデータファイルに対して実行した利用者プログラムのトランザクションが、反映先のデータファイルに対して実行されます。
同期処理で反映先となるDBMSがPowerRW+、またはSymfoware6000の場合、データファイルに1回のトランザクションで処理できるデータ件数に上限があります。この上限値は、PowerRW+およびSymfoware6000の動作環境に設定されています。初期値は5000件です。
レプリケーションサービスのトランザクションで5000件以上のデータが反映される場合、PowerRW+およびSymfoware6000の環境設定を変更してください。
PowerRW+のトランザクションに関する環境設定の詳細は、PowerRW+オンラインマニュアルの"PowerRW+ 解説書"を参照してください。
Symfoware6000のトランザクションに関する動作環境設定の詳細は、「ASP RDB説明書」を参照してください。
利用者プログラムがトランザクションで同期対象のデータファイルを排他獲得している間は、同期は実行できません。
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