ページの先頭行へ戻る
Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

1.5 退避運用

バックアップセンタ運用での退避運用とは、以下のような場合にRLC退避ファイルを任意の方法で複写先システムに転送して、RLC退避ファイルからRERUNログの抽出・反映処理を行う運用方法です。

コネクション状態の確認またはRERUNログの抽出・反映処理が遅延をリカバリした後、退避運用を中止します。

退避運用の開始から停止までの流れを以下に示します。

操作の手順

ポイント

  • 退避運用では、複写先システムの利用者がRLC通番を意識して、順番通りにRERUNログを抽出します。

  • RLC退避ファイルからRERUNログを抽出する前に、RLC退避ファイルのRLC通番と次回抽出を行うRLC通番を比較して、同一の場合に当該RLC退避ファイルから抽出します。
    このため、RLC通番を利用者が命名したRLC退避ファイル名から認識し、rdbbcrlpコマンドの表示内容により次回抽出するRLC通番を確認した上で、該当のRLC退避ファイルをrdbbcextコマンドに指定してください。

  • 複写先システムでRERUNログ未抽出のRLCファイルが循環使用された場合も退避運用を開始します。RERUNログ未抽出のRLCファイルが循環使用された場合の対処の詳細については“5.18.1.2 未抽出のRLCファイルが循環使用された場合”を参照してください。

参照