サーバ機能APIを使用して、以下の処理を行うことができます。
保管フォルダ内の帳票情報の取得
帳票の複写
帳票の移動
帳票の削除
帳票のPDF変換
メール送信
帳票情報の変更
帳票のリモート印刷 (Windows版のみ)
なお、メール送信では、ファイルを添付することができます。
以下に、サーバ機能APIを示します。
API | 機能 | |
---|---|---|
開始、終了 | LW_StartServerApi (注1) | サーバ機能API開始 |
LW_EndServerApi (注1) | サーバ機能API終了 | |
エラー情報取得 | サーバ機能APIエラーコード取得 | |
サーバ機能APIエラーメッセージ取得 | ||
保管フォルダ | 保管フォルダ一覧開始 | |
保管フォルダ一覧終了 | ||
保管フォルダ数取得 | ||
保管フォルダ一覧取得 | ||
保管フォルダ内の帳票一覧開始 | ||
保管フォルダ内の帳票一覧終了 | ||
保管フォルダ内の帳票数取得 | ||
保管フォルダ内の帳票一覧取得 | ||
LW_DeleteKeepFile (注1) (注2) | 保管フォルダ内の帳票の削除 | |
LW_ChangeKeepFile (注1) (注2) | 保管フォルダ内の帳票情報の変更 | |
LW_CreatePDFFile (注1) (注2) (注3) | 帳票のPDF変換 (注4) (注5) | |
LW_CreatePDFFileEx (注1) (注2) (注3) | 帳票のPDF変換(セキュリティ情報指定) (注5) | |
LW_SendMail (注2) | メール送信 (注4) (注6) | |
LW_CopyKeepFile (注1) (注2) | 保管フォルダ内の帳票の複写 | |
LW_MoveKeepFile (注1) (注2) | 保管フォルダ内の帳票の移動 | |
印刷フォルダ | LW_RemotePrint (注1) (注2) | リモート印刷 (注6) |
リスト管理サーバと通信を行うサーバ機能APIです。これらのサーバ機能APIを実行する間隔より入力監視時間を長く設定する必要があります。
実行結果が操作ログ/実行履歴に出力されます。
操作ログ/実行履歴の詳細については、“メッセージ集”を参照してください。 |
LW_CreatePDFFile、LW_CreatePDFFileExを使用する場合には、以下のソフトウェアが必要です。
List Creator Enterprise Edition
Solaris版のみの機能です。
帳票をPDF形式に変換する場合には、セキュリティ情報を設定することができるLW_CreatePDFFileExをお勧めします。
Windows版のみの機能です。
サーバ機能APIは、以下のファイルに格納されています。
Windows版の場合
F5cwsapi.dll
Solaris版/Linux版の場合
liblwapi.so
サーバ機能APIの関数定義、サーバ機能APIで使用する構造体の形式を格納したヘッダファイルは、以下に格納されています。
Windows版の場合
List Works のインストール先フォルダ\Samples\lvsvapi.h
Solaris版の場合
List Works のインストールディレクトリ/FJSVlw-sv/include/lvsvapi.h
Linux版の場合
/opt/FJSVlw-sv/include/lvsvapi.h
サーバ機能APIを用いたサンプルプログラムは、以下に格納されています。
Windows版の場合
List Works のインストール先フォルダ\Samples\ApiSample1.c
Solaris版の場合
List Works のインストールディレクトリ/FJSVlw-sv/etc/ApiSample1.c
Linux版の場合
/opt/FJSVlw-sv/etc/ApiSample1.c
サーバ機能APIを用いたサンプルプログラムについては、“付録B サーバ機能APIのサンプルプログラム”を参照してください。 |
注意
Solaris版/Linux版の場合、サーバ機能APIを実行する前に、List Worksを操作するために必要な環境変数を設定してください。
環境変数については、“セットアップガイド”を参照してください。
サーバ機能APIはマルチスレッドに対応していません。
サーバ機能APIを使用したアプリケーションは、Windowsサーバ(x64)では32ビットアプリケーションとして動作させる必要があります。64ビットアプリケーションとしての動作は保証していません。
Windows版の場合、サーバ機能APIを使用したアプリケーションは、管理者で実行する必要があります。管理者以外で実行した場合、LW_StartServerApi(サーバ機能API開始)でエラーとなります。
Solaris版/Linux版の場合、サーバ機能APIを使用したアプリケーションは、スーパーユーザで実行する必要があります。スーパーユーザ以外で実行した場合、LW_StartServerApi(サーバ機能API開始)でエラーとなります。
Solaris版の場合、サーバ機能APIを使用するプログラムのコンパイル時に、-licvオプションを指定する必要があります。
Solaris版の場合、サーバ機能APIを使用したアプリケーションはEUC、またはShift-JIS環境下で実行する必要があります。
アプリケーションの実行環境シェルに環境変数LC_ALLが設定されている場合は、環境変数LANGと同じロケール名に変更してください。
Linux版の場合、サーバ機能APIを使用したアプリケーションはEUC、UTF-8、またはShift-JIS環境下で実行する必要があります。
アプリケーションの実行環境シェルに環境変数LC_ALLが設定されている場合は、環境変数LANGと同じロケール名に変更してください。