記述形式
int LW_RemotePrint(int iServerApiHandle, char * lpKeepFile, LPRMPRTINFO lpRMPrtInfo, LPPRTITEM lpPrtItem, char * lpPrintFolder)
機能
保管フォルダ内の帳票を、リスト管理サーバに印刷フォルダとして設定されているプリンタに印刷します。
パラメタの説明
サーバAPI識別子を指定します。
帳票情報を印刷したい帳票の論理パスを指定します。本情報の最終文字にはNULLが設定されている必要があります。
帳票を印刷する開始ページなどの情報を格納したRMPRTINFO構造体(印刷情報構造体)のアドレスを指定します。
RMPRTINFO構造体のメンバ変数は、必ずすべてを指定してください。特に、RMPRTINFO構造体の「usl_Length」を指定しないと、エラーになります。
RMPRTINFO構造体を、以下に示します。
typedef struct RemotePrintInfo { unsigned short usl_Length; /* 領域長 */ char cl_Rsv1[2]; /* リザーブ */ unsigned long ull_PageScope; /* 印刷範囲指定 */ unsigned long ull_StartPageNo; /* 開始ページ */ unsigned long ull_EndPageNo; /* 終了ページ */ unsigned short usl_FileKind; /* 高速印刷 */ char cl_Rsv2[2]; /* リザーブ */ unsigned short usl_Priority; /* 優先順位 */ char cl_Rsv3[2]; /* リザーブ */ unsigned short usl_CopyNum; /* 印刷部数 */ char cl_Rsv4[2]; /* リザーブ */ char cl_Rsv8[228]; /* リザーブ */ } RMPRTINFO; typedef RMPRTINFO* LPRMPRTINFO;
帳票を印刷する項目情報を格納したPRTITEM構造体(印刷項目構造体)のアドレスを指定します。
以下の情報が格納されます。
PRTITEM構造体を、以下に示します。
typedef struct PrintItem { unsigned short usl_Length; /* 領域長 */ char cl_Rsv1[2]; /* リザーブ */ unsigned long ull_DataPrint; /* 印刷データ */ unsigned long ull_OverlayPrint; /* オーバレイ */ unsigned long ull_TagPrint; /* 付せん */ unsigned long ull_MemPrint; /* メモ */ unsigned long ull_LineMakPrint; /* ラインマーク */ unsigned long ull_CheckMakPrint; /* チェックマーク */ unsigned long ull_StampPrint; /* スタンプ */ unsigned long ull_HyperLinkPrint; /* ハイパーリンク */ char cl_Rsv2[92]; /* リザーブ */ } PRTITEM; typedef PRTITEM* LPPRTITEM;
帳票の印刷を行う印刷フォルダ名を指定します。本情報の最終文字にはNULLが設定されている必要があります。
メンバ変数 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
usl_Length | 領域長 | 構造体のサイズを指定します。 本APIを実行する前に、呼び出し元でsizeof(RMPRTINFO)を実行してください。 |
cl_Rsv1 | リザーブ | NULLを指定します。 |
ull_PageScope | 印刷範囲指定 | 印刷する範囲を0か1の数値で指定します。 0:全ページ 1:ページ指定 全ページを指定すると、開始ページと終了ページは無視されます。 |
ull_StartPageNo | 開始ページ | 開始ページを指定します。 |
ull_EndPageNo | 終了ページ | 終了ページを指定します。 |
usl_FileKind | 高速印刷 | VSPシリーズに富士通ホスト帳票を印刷(高速印刷)するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:VSPシリーズへの富士通ホスト帳票の印刷(高速印刷)を行う 1:VSPシリーズへの富士通ホスト帳票の印刷(高速印刷)を行わない 以下の条件をすべて満たす場合に、VSPシリーズへの富士通ホスト帳票の印刷を行うことができます。
|
cl_Rsv2 | リザーブ | NULLを指定します。 |
usl_Priority | 優先順位 | 優先順位を1から50までの数値で指定します。 |
cl_Rsv3 | リザーブ | NULLを指定します。 |
usl_CopyNum | 印刷部数 | 印刷部数を指定します。 |
cl_Rsv4 | リザーブ | NULLを指定します。 |
cl_Rsv8 | リザーブ | NULLを指定します。 |
メンバ変数 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
usl_Length | 領域長 | 構造体のサイズを指定します。 本APIを実行する前に、呼び出し元でsizeof(PRTITEM)を実行してください。 |
cl_Rsv1 | リザーブ | NULLを指定します。 |
ull_DataPrint | 印刷データ | 印刷データを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
ull_OverlayPrint | オーバレイ | オーバレイを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
ull_TagPrint | 付せん | 付せんを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
ull_MemPrint | メモ | メモを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
ull_LineMakPrint | ラインマーク | ラインマークを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
ull_CheckMakPrint | チェックマーク | チェックマークを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
ull_StampPrint | スタンプ | スタンプを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
ull_HyperLinkPrint | ハイパーリンク | ハイパーリンクを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。 0:印刷しない 1:印刷する |
cl_Rsv2 | リザーブ | NULLを指定します。 |
復帰値
正常終了しました。
異常終了しました。
注意
本APIは、Windows版のみ使用できます。
帳票は、印刷フォルダのプロパティに設定された属性に従って、印刷されます。
RMPRTINFO構造体のusl_FileKind(高速印刷)で記述されている条件以外で登録した帳票を、「VSPシリーズにホスト帳票を印刷する」の指定をしてリモート印刷した場合、正しく印刷されません。
印刷部数については、「印刷データに用紙サイズ/用紙方向および印刷倍率が設定されている場合は、その設定を優先する」が指定されている印刷フォルダに印刷した場合は無効になります。
参考
異常終了した場合に以下のサーバ機能APIを実行すると、エラーの詳細を取得することができます。
LW_GetServerApiErrCode(サーバ機能APIエラーコード取得)
LW_GetServerApiErrCodeについては、“1.3.1 LW_GetServerApiErrCode(サーバ機能APIエラーコード取得)”を参照してください。 |
LW_GetServerApiErrMsg(サーバ機能APIエラーメッセージ取得)
LW_GetServerApiErrMsgについては、“1.3.2 LW_GetServerApiErrMsg(サーバ機能APIエラーメッセージ取得)”を参照してください。 |