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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能APIリファレンス(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

1.5.1 LW_RemotePrint(リモート印刷) <Windows 版のみ>

記述形式

int  LW_RemotePrint(int           iServerApiHandle,
                    char *        lpKeepFile,
                    LPRMPRTINFO   lpRMPrtInfo,
                    LPPRTITEM     lpPrtItem,
                    char *        lpPrintFolder)

機能

保管フォルダ内の帳票を、リスト管理サーバに印刷フォルダとして設定されているプリンタに印刷します。


パラメタの説明

iServerApiHandle

サーバAPI識別子を指定します。

lpKeepFile

帳票情報を印刷したい帳票の論理パスを指定します。本情報の最終文字にはNULLが設定されている必要があります。

lpRMPrtInfo

帳票を印刷する開始ページなどの情報を格納したRMPRTINFO構造体(印刷情報構造体)のアドレスを指定します。

RMPRTINFO構造体のメンバ変数は、必ずすべてを指定してください。特に、RMPRTINFO構造体の「usl_Length」を指定しないと、エラーになります。

RMPRTINFO構造体を、以下に示します。

typedef struct RemotePrintInfo
{
unsigned short  usl_Length;        /* 領域長              */
char            cl_Rsv1[2];        /* リザーブ            */
unsigned long   ull_PageScope;     /* 印刷範囲指定        */
unsigned long   ull_StartPageNo;   /* 開始ページ          */
unsigned long   ull_EndPageNo;     /* 終了ページ          */
unsigned short  usl_FileKind;      /* 高速印刷            */
char            cl_Rsv2[2];        /* リザーブ            */
unsigned short  usl_Priority;      /* 優先順位            */
char            cl_Rsv3[2];        /* リザーブ            */
unsigned short  usl_CopyNum;       /* 印刷部数            */
char            cl_Rsv4[2];        /* リザーブ            */
char            cl_Rsv8[228];      /* リザーブ            */
} RMPRTINFO;
typedef   RMPRTINFO*   LPRMPRTINFO;
lpPrtItem

帳票を印刷する項目情報を格納したPRTITEM構造体(印刷項目構造体)のアドレスを指定します。

以下の情報が格納されます。

PRTITEM構造体を、以下に示します。

typedef struct PrintItem
{
unsigned short  usl_Length;         /* 領域長             */
char            cl_Rsv1[2];         /* リザーブ           */
unsigned long   ull_DataPrint;      /* 印刷データ         */
unsigned long   ull_OverlayPrint;   /* オーバレイ         */
unsigned long   ull_TagPrint;       /* 付せん             */
unsigned long   ull_MemPrint;       /* メモ               */
unsigned long   ull_LineMakPrint;   /* ラインマーク       */
unsigned long   ull_CheckMakPrint;  /* チェックマーク     */
unsigned long   ull_StampPrint;     /* スタンプ           */
unsigned long   ull_HyperLinkPrint; /* ハイパーリンク     */
char            cl_Rsv2[92];        /* リザーブ           */
} PRTITEM;
typedef   PRTITEM*   LPPRTITEM;
lpPrintFolder

帳票の印刷を行う印刷フォルダ名を指定します。本情報の最終文字にはNULLが設定されている必要があります。


RMPRTINFO構造体の説明

メンバ変数

項目

説明

usl_Length

領域長

構造体のサイズを指定します。

本APIを実行する前に、呼び出し元でsizeof(RMPRTINFO)を実行してください。

cl_Rsv1

リザーブ

NULLを指定します。

ull_PageScope

印刷範囲指定

印刷する範囲を0か1の数値で指定します。

0:全ページ
1:ページ指定

全ページを指定すると、開始ページと終了ページは無視されます。

ull_StartPageNo

開始ページ

開始ページを指定します。

ull_EndPageNo

終了ページ

終了ページを指定します。

usl_FileKind

高速印刷

VSPシリーズに富士通ホスト帳票を印刷(高速印刷)するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:VSPシリーズへの富士通ホスト帳票の印刷(高速印刷)を行う
1:VSPシリーズへの富士通ホスト帳票の印刷(高速印刷)を行わない

以下の条件をすべて満たす場合に、VSPシリーズへの富士通ホスト帳票の印刷を行うことができます。

  • 分散印刷運用でFNAを使用した形態

  • 受信フォルダの属性で「VSPシリーズにホスト帳票を印刷する」にチェックをつけて登録した帳票

  • 印刷フォルダが66xxエミュレーションモードで定義されているVSPシリーズのプリンタ

cl_Rsv2

リザーブ

NULLを指定します。

usl_Priority

優先順位

優先順位を1から50までの数値で指定します。

cl_Rsv3

リザーブ

NULLを指定します。

usl_CopyNum

印刷部数

印刷部数を指定します。

cl_Rsv4

リザーブ

NULLを指定します。

cl_Rsv8

リザーブ

NULLを指定します。


PRTITEM構造体の説明

メンバ変数

項目

説明

usl_Length

領域長

構造体のサイズを指定します。

本APIを実行する前に、呼び出し元でsizeof(PRTITEM)を実行してください。

cl_Rsv1

リザーブ

NULLを指定します。

ull_DataPrint

印刷データ

印刷データを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

ull_OverlayPrint

オーバレイ

オーバレイを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

ull_TagPrint

付せん

付せんを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

ull_MemPrint

メモ

メモを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

ull_LineMakPrint

ラインマーク

ラインマークを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

ull_CheckMakPrint

チェックマーク

チェックマークを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

ull_StampPrint

スタンプ

スタンプを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

ull_HyperLinkPrint

ハイパーリンク

ハイパーリンクを印刷するかどうかを0か1の数値で指定します。

0:印刷しない
1:印刷する

cl_Rsv2

リザーブ

NULLを指定します。


復帰値

0

正常終了しました。

-1

異常終了しました。


注意

  • 本APIは、Windows版のみ使用できます。

  • 帳票は、印刷フォルダのプロパティに設定された属性に従って、印刷されます。

  • RMPRTINFO構造体のusl_FileKind(高速印刷)で記述されている条件以外で登録した帳票を、「VSPシリーズにホスト帳票を印刷する」の指定をしてリモート印刷した場合、正しく印刷されません。

  • 印刷部数については、「印刷データに用紙サイズ/用紙方向および印刷倍率が設定されている場合は、その設定を優先する」が指定されている印刷フォルダに印刷した場合は無効になります。


参考

異常終了した場合に以下のサーバ機能APIを実行すると、エラーの詳細を取得することができます。

エラーコードの取得

LW_GetServerApiErrCode(サーバ機能APIエラーコード取得)

LW_GetServerApiErrCodeについては、“1.3.1 LW_GetServerApiErrCode(サーバ機能APIエラーコード取得)”を参照してください。
エラーメッセージの取得

LW_GetServerApiErrMsg(サーバ機能APIエラーメッセージ取得)

LW_GetServerApiErrMsgについては、“1.3.2 LW_GetServerApiErrMsg(サーバ機能APIエラーメッセージ取得)”を参照してください。