TRMシステム環境の変更(メッセージ格納域の容量変更など)について説明します。
TRMシステム環境の変更手順を"図19.3 TRMシステム環境の変更手順"に示します。
TRMシステム環境を変更する前に行う作業
運用の区切りなどのタイミングで業務(TRMを使用するアプリケーションなど)を停止します。
メッセージキューにメッセージが残っていないことを、trmqdprtqコマンドにより確認します。メッセージキューにメッセージが残っている場合、アプリケーションにより残りのメッセージを処理してください。
JournalTransferのCKPTファイルのデータを、trmqdprgmsgコマンドにより削除します。
TRMを停止します。
TROの停止については、"6.1.2 メッセージキューの容量変更"を参照してください。
TJNLの停止については、"第3部 TJNL"を参照してください。
TRMシステム環境の変更
trmqdunsetupコマンドによりTRMのシステム環境を削除します。TJNLを運用している場合、TJNL環境も削除されます。詳細については、"第3部 TJNL"を参照してください。
必要に応じてファイル容量を見積もります。詳細については、"17.1.2.2 ファイル容量の見積り"を参照してください。
TRM環境定義ファイルを修正後、trmqdsetupコマンドによりTRMのシステム環境を作成します。
TRMシステム環境の変更後に行う作業
TRMを起動します。
TJNLを運用する場合は、TJNL環境を再作成する必要があります。詳細については、"第3部 TJNL"を参照してください。
TRMのシステム環境削除前に運用していたメッセージキューを、trmqdcrtqコマンドにより再作成します。
JournalTransferのCKPTファイルを再作成します。詳細については"23.2.3.1 TRMのメッセージキュー環境"を参照してください。
TRMを使用するアプリケーションなどを実行することにより業務を再開します。