機能説明
メッセージキューに存在するすべてのメッセージを一括削除します。
本コマンドでは、対象のメッセージキューごとにコマンドの実行を再確認するための問合せが行われます。
本コマンドは、データの異常が原因でアプリケーション(TRO、TJNL、JournalTransfer)が処理を継続できない場合などにおいて、メッセージを破棄する目的で使用します。
形式
trmqdprgmsg [-s sysname] [-j] qname-1 [qname-2 … [qname-n]] |
パラメタ
対象のTRMシステム名を指定します。
本パラメタを省略した場合、TRMシステム名は"TRM001"となります。
コマンド実行の問合せを回避する場合に指定します。問合せを回避した場合、指定されたすべてのメッセージキューのメッセージを削除します。
メッセージキューの名前を指定します。複数のメッセージキューの名前を半角空白で区切って指定できます。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびTRM利用者グループのユーザが実行できます。権限の詳細は、"17.1.3 TRM利用者グループの作成"を参照してください。
一括削除中のメッセージキューは、使用禁止状態となります。
以下のいずれかの状態のメッセージキューについては、一括削除が失敗し、メッセージキューが使用禁止状態のままになることがあります。
メッセージを受信中
メッセージを削除中
一括削除中にTRMシステムの強制停止を行った場合、一括削除が失敗し、メッセージキューが使用禁止状態のままになることがあります。
一括削除に失敗したメッセージキューは、メッセージの内容が保証されなくなります。この場合は、失敗の原因を取り除いた後、再度、一括削除を行う必要があります。
使用禁止状態のメッセージキューに対しては、メッセージの一括削除、メッセージキューの削除およびメッセージキュー情報の表示の操作だけ行うことができます。
TRMに接続しているアプリケーション(TRO、TJNL、JournalTransfer)を運用中に、本コマンドを実行しないでください。更新差分データが失われる可能性があります。
メッセージを削除する前に、TRMに接続しているアプリケーションが停止していることを確認してください。TRMに接続しているアプリケーションが異常終了する可能性があります。
使用例
メッセージを削除します。
trmqdprgmsg -s TRM001 QUE0001 |