機能説明
メッセージキュー情報を表示します。
表示の種類には以下があります。
メッセージキュー名の一覧
メッセージキュー情報
メッセージキューの詳細情報
形式
trmqdprtq [-s sysname] [{-e|-i}] [qname-1 [qname-2 … [qname-n]]] |
パラメタ
対象のTRMシステム名を指定します。
本パラメタを省略した場合、TRMシステム名は"TRM001"となります。
表示内容を指定します。
本パラメタを省略した場合、メッセージキュー名の一覧が表示されます。
-e: メッセージキュー情報を表示する
-i: メッセージキューの詳細情報を表示する
表示するメッセージキューの名前を指定します。この指定は、メッセージキューの詳細情報を表示する場合にだけ有効です。複数のメッセージキューの名前を半角空白で区切って指定できます。
メッセージキューの名前を省略した場合は、すべてのメッセージキューの詳細情報が表示されます。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびTRM利用者グループのユーザが実行できます。権限の詳細は、"17.1.3 TRM利用者グループの作成"を参照してください。
使用例
例1. メッセージキュー名の一覧表示
trmqdprtq -s TRM001 |
メッセージキュー名の一覧表示例
---------------------------------------------------------------------- name ---------------------------------------------------------------------- QUE0001 QUE0002 QUE0003 QUE0004 QUE0005 QUE0006 QUE0007 QUE0008 |
表示例の説明
QUE0001~QUE0008: 登録済のメッセージキューの名前
例2. メッセージキュー情報の表示
trmqdprtq -s TRM001 -e |
メッセージキュー情報の表示例
[Queue] queue : 8 max queue : 100 [Used] disk queue : 100000(kbyte) 85(%) [60(%)-80(%)] CAUTION |
表示例の説明
[Queue] : TRMシステムのメッセージキュー数 queue : 作成済みのメッセージキューの数 max queue : 作成可能なメッセージキューの数
[Used] : メッセージ格納域の使用状況 disk queue : メッセージ格納域の容量と使用率
格納域の容量は、TRM利用者が使用できる領域の総容量です。また、表示されている使用率は厳密な値ではなく、実際に格納しているメッセージの総量とは誤差があります。使用状況を管理するための目安としてください。
[安全値-警告値]: メッセージ格納域に対する安全値と警告値です。メッセージ格納域の監視を行わな
い場合、この項目は表示されません。
CAUTION : メッセージ格納域が警告状態(使用率が警告値に達し警告メッセージが表示された
状態)であることを表します。メッセージ格納域の使用率が警告値に達していない、ま
たは警告解除状態(使用率が安全値を下回った状態)の場合は表示されません。
例3. メッセージキューの詳細情報の表示
trmqdprtq -s TRM001 -i QUE0001 QUE0002 |
メッセージキューの詳細情報の表示例
---------------------------------------------------------------------- name create attribute max size last access status messages ---------------------------------------------------------------------- QUE0001 2007/01/19 19:11:27 disk 2097152 2007/01/26 19:13:24 active 0 QUE0002 2007/01/19 19:11:27 disk 2097152 2007/01/25 19:13:49 active 0 |
表示例の説明
name : メッセージキュー名 create : メッセージキューの作成日時(地域時間に合わせて表示) last access: メッセージキューの最終更新日時(地域時間に合わせて表示) attribute : disk : ディスク型 status : メッセージキューのアクセス状態 active : 送受信可能状態 r_close : 受信禁止状態 w_close : 送信禁止状態 rw_close : 送受信禁止状態 system_hold(code) : 使用禁止状態 code 使用禁止状態となった原因 1 : メッセージの一括削除中またはメッセージキューの強制削除中 messages : メッセージキュー内のメッセージ数 max size : メッセージの最大長(単位はバイト)