TRM利用者グループとは、TRMを運用するユーザのグループアカウントのことです。
TRM利用者グループは、スーパユーザが作成します。作成したTRM利用者グループには、TRMを運用するユーザのユーザアカウントを登録します。
このTRM利用者グループは、後述のTRMのシステム環境を作成するときに指定します。これにより、許可されていないユーザによる不当なアクセスから以下の資源を保護します。
TRMのシステム資源
メッセージキュー
メッセージキューに格納されているメッセージ
以下のユーザだけで運用する場合、TRM利用者グループを作成する必要はありません。
スーパユーザまたは"sys"グループに所属するユーザ
Administratorsローカルグループのユーザ
SolarisサーバおよびLinuxサーバにおける運用
TRM利用者グループとコマンドの実行権限の関係は、以下のとおりです。
コマンド | "sys"グループ | TRM利用者グループ |
---|---|---|
スーパユーザ | スーパユーザ | |
スーパユーザ | スーパユーザ | |
スーパユーザまたは"sys"グループに所属するユーザ | TRM利用者グループに所属するユーザ |
※1:スーパユーザまたは"sys"グループに所属するユーザによる運用もできます。
スーパユーザとは、以下のいずれかを示します。
rootユーザ
suコマンドによりrootユーザまたはroot役割になった状態
Windowsサーバにおける運用
TRM利用者グループとコマンドの実行権限の関係は、以下のとおりです。
コマンド | Administratorsグループ | TRM利用者グループ |
---|---|---|
Administratorsグループ | Administratorsグループ | |
Administratorsグループ | Administratorsグループ | |
Administratorsグループ | TRM利用者グループ |
※1:Administratorsグループによる運用もできます。
すべてAdministratorによる運用となります。
管理者としてコマンドを実行してください。("管理者: コマンド プロンプト"からコマンドを実行してください。)
コマンドの実行権限は、以下のとおりです。
コマンド | Administratorによる運用 |
---|---|
Administrator | |
trmqdunsetup | Administrator |