機能説明
TRMのシステム環境を作成します。
形式
trmqdsetup [-s sysname] -f filename [-g trmusers] |
trmqdsetup [-s sysname] -f filename [-g trmusers] [{-n | -p}] |
パラメタ
TRMシステム名を指定します。TRMシステム名は"TRM"で始まる8文字以内の英数字と半角アンダースコアで指定します。英字の大文字と小文字の区別はされません。英小文字は英大文字として扱われます。
本パラメタを省略した場合、TRMシステム名は"TRM001"となります。
TRM環境定義ファイルのファイル名を指定します。
運用するTRM利用者グループ名を指定します。
Windows 2008以降の場合、指定しないでください。
TRM利用者グループの詳細は、"17.1.3 TRM利用者グループの作成"を参照してください。
TRMの起動形態(TRMを起動したときのTJNLの扱い)を指定します。
TRMの起動形態とパラメタの関係は以下のとおりです。
パラメタ | TJNLの扱い | 未反映のTJNLの定義の扱い |
---|---|---|
-nオプションを指定 | 起動する | 反映する |
-pオプションを指定 | 起動しない | - |
-nオプションと-pオプションを省略 | 起動する | 反映しない |
本パラメタに設定したTRMの起動形態は、以下のいずれかの場合に有効となります。
[サービス]画面の[プロパティ]の[全般]タブで、[開始パラメータ]に何も指定せずにTRMを起動した場合
[サービス]画面の[プロパティ]の[全般]タブで、[スタートアップの種類]に"自動"を設定し、Windowsのシステム起動時にTRMを起動した場合
注意事項
本コマンドは、スーパユーザだけが実行できます。権限の詳細は、"17.1.3 TRM利用者グループの作成"を参照してください。
本コマンドを実行する前に、TRM利用者グループとTRM環境定義ファイルを作成する必要があります。作成方法については、"17.1.3 TRM利用者グループの作成"および"17.1.4 TRM環境定義の作成"を参照してください。
使用例
TRMのシステム環境を作成します。
trmqdsetup -s TRM001 -f TRM001.def -g trmusers |