ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 13.1 - Solaris (TM) Operating System / Microsoft(R) Windows(R) - |
目次 索引 |
本章では、データベースの保守方法や問題が発生した場合の対処方法を記述しています。
本製品を使用しているシステムで何らかの問題が発生した場合には、「E.1 調査資料の採取方法」を参照して調査用の資料を採取してください。
バックアップ先のディレクトリを『退避場所』とし、以下の手順でバックアップを行ないます。なお、クラスタ環境でのバックアップについては、「9.1.1.2.2 Solarisマネージャのバックアップ(クラスタ環境)」を参照してください。
マネージャを停止します。
# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrctl stop
必須ファイルのバックアップを行ないます。
バックアップディレクトリを作成します。
# mkdir -p 退避場所/etc/opt/FJSVtrccb/2.0
# mkdir -p 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/ac
# mkdir -p 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/db
# mkdir -p 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/sr
# mkdir -p 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current
# mkdir -p 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr
# mkdir -p 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/vsccompose
サブディレクトリとファイルを退避場所にコピーします。
# cp -Rp /etc/opt/FJSVtrccb/2.0/* 退避場所/etc/opt/FJSVtrccb/2.0
# cp -Rp /var/opt/FJSVtrccb/2.0/ac/* 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/ac
# cp -Rp /var/opt/FJSVtrccb/2.0/db/* 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/db
# cp -Rp /var/opt/FJSVtrccb/2.0/sr/* 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/sr
# cp -Rp /var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr/* 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr
# cp -Rp /var/opt/FJSVssmgr/current/vsccompose/* 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/vsccompose
# cp -p /var/opt/FJSVssmgr/current/systemevent.csv 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current
サブディレクトリやファイルが無い場合は、バックアップ不要です。
性能管理機能に関するファイルのバックアップを行ないます。
性能管理機能を使用していない場合は、この手順は不要です。
バックアップディレクトリを作成します。
# mkdir -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/
# mkdir -p 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/perf
サブディレクトリとファイルを退避場所にコピーします。
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/perf.conf 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/
# cp -Rp /var/opt/FJSVssmgr/current/perf/* 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/perf
最大使用メモリをカスタマイズするファイルのバックアップを行ないます。
最大使用メモリをカスタマイズしていない場合は、バックアップ不要です。
バックアップディレクトリを作成します。
# mkdir -p 退避場所/opt/FJSVssmgr/bin
ファイルを退避場所にコピーします。
# cp -p /opt/FJSVssmgr/bin/manager.ini 退避場所/opt/FJSVssmgr/bin
その他のカスタマイズ可能なファイルに関するバックアップを行ないます。
カスタマイズしていないファイルについては、バックアップ不要です。また、存在していないファイルについても、バックアップ不要です。
バックアップディレクトリを作成します。
# mkdir -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current
ファイルを退避場所にコピーします。
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/ssmgr.conf 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/trapop.sh 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/traprm.sh 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/VscCommitScript 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/FJSVssvsc.ini 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current
SNMP Trap XML定義ファイルのバックアップを行ないます。
SNMP Trap XML定義ファイルをカスタマイズしていなければ、この手順は不要です。
以下の例は、SNMP Trap XML定義ファイル1_3_6_1_1588_2_1_1_1.xmlをカスタマイズしていた場合の例です。この例と同様に、カスタマイズしていたファイルについて、1つずつバックアップしてください。
バックアップディレクトリを作成します。
# mkdir -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth
ファイルを退避場所にコピーします。
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth/1_3_6_1_1588_2_1_1_1.xml 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth
装置ポーリング設定ファイルのバックアップを行ないます。
装置ポーリング設定ファイルをカスタマイズしていなければ、この手順は不要です。
以下の例は、装置ポーリング設定ファイルDP_config.xmlをカスタマイズしていた場合の例です。この例と同様に、カスタマイズしていたファイルについて、1つずつバックアップしてください。
バックアップディレクトリを作成します。
# mkdir -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling
ファイルを退避場所にコピーします。
# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling/DP_config.xml 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling
マネージャを再起動します。
# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrctl start
マネージャが属しているクラスタサービスを全て停止します。
プライマリノード側で、共用ディスクをマウントします。
プライマリノード側で、「9.1.1.2.1 Solarisマネージャのバックアップ」の手順2、3、5、6、7を実施します。
両ノードで、「9.1.1.2.1 Solarisマネージャのバックアップ」の手順4を実施します。
手順2でマウントした共用ディスクをアンマウントします。
マネージャが属しているクラスタサービスを全て起動します。
バックアップ先ディレクトリを『退避場所』とし、以下の手順でバックアップを行ないます。
マネージャを停止します。
「コントロールパネル」の「管理ツール」の「サービス」を開いて、ETERNUS SF Storage Cruiser Managerを選んでサービスを停止します。
必須ファイルのバックアップを行ないます。
エクスプローラ等を用いて、以下のバックアップディレクトリを作成します。
・退避場所\etc\opt\FJSVtrccb\2.0
・退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\ac
・退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\db
・退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\sr
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\opencimom\logr
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\vsccompose
エクスプローラ等を用いて、以下のディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを退避場所にコピーします。
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVtrccb\2.0の内容を退避場所\etc\opt\FJSVtrccb\2.0にコピー
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\acの内容を退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\acにコピー
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\dbの内容を退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\dbにコピー
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\srの内容を退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\srにコピー
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\opencimom\logrの内容を退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\opencimom\logrにコピー
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\vsccomposeの内容を退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\vsccomposeにコピー
エクスプローラ等を用いて、以下のファイルを退避場所にコピーします。
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\systemevent.csvを退避場所\var\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
サブディレクトリやファイルが無い場合は、バックアップ不要です。
性能管理機能に関するファイルのバックアップを行ないます。
性能管理機能を使用していない場合は、この手順は不要です。
エクスプローラ等を用いて、以下のバックアップディレクトリを作成します。
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\perf
エクスプローラ等を用いて、以下のファイルを退避場所にコピーします。
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\perf.confを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
エクスプローラ等を用いて、以下のディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを退避場所にコピーします。
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\perfの内容を退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\perfにコピー
カスタマイズ可能なファイルに関するバックアップを行ないます。
カスタマイズしていないファイルについては、バックアップ不要です。
また、存在していないファイルについても、バックアップ不要です。
エクスプローラ等を用いて、以下のバックアップディレクトリを作成します。
・退避場所\opt\FJSVssmgr\bin
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current
エクスプローラ等を用いて、以下のファイルを退避場所にコピーします。
・プログラムディレクトリ\opt\FJSVssmgr\bin\manager.iniを退避場所\opt\FJSVssmgr\binにコピー
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\sanma.confを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\ssmgr.confを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\trapop.batを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\traprm.batを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\VscCommitScript.batを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\FJSVssvsc.iniを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
SNMP Trap XML定義ファイルのバックアップを行ないます。
SNMP Trap XML定義ファイルをカスタマイズしていなければ、この手順は不要です。
以下の例は、SNMP Trap XML定義ファイル1_3_6_1_1588_2_1_1_1.xmlをカスタマイズしていた場合の例です。この例と同様に、カスタマイズしていたファイルについて、1つずつバックアップしてください。
エクスプローラ等を用いて、以下のバックアップディレクトリを作成します。
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\snmpth
エクスプローラ等を用いて、ファイルを退避場所にコピーします。
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\snmpth\1_3_6_1_1588_2_1_1_1.xmlを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\snmpthにコピー
装置ポーリング設定ファイルのバックアップを行ないます。
装置ポーリング設定ファイルをカスタマイズしていなければ、この手順は不要です。
以下の例は、装置ポーリング設定ファイルDP_config.xmlをカスタマイズしていた場合の例です。この例と同様に、カスタマイズしていたファイルについて、1つずつバックアップしてください。
エクスプローラ等を用いて、以下のバックアップディレクトリを作成します。
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\devicepolling
エクスプローラ等を用いて、ファイル退避場所にコピーします。
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\devicepolling DP_config.xmlを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\devicepollingにコピー
マネージャを再起動します。
「コントロールパネル」の「管理ツール」の「サービス」を開いて、ETERNUS SF Storage Cruiser Managerを選んでサービスを開始します。
「9.1.1.2.1 Solarisマネージャのバックアップ」で行なったバックアップに対し、以下の手順でリストアを行ないます。
マネージャを再インストールしてリストアを行なう場合は、「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「4.1 [Solaris OS版]マネージャ」に従って、インストールとセットアップをすべて完了させてから実施してください。
旧版のマネージャからのアップグレードの場合については、各手順の注意事項に従って下さい。
クラスタ環境でのリストアについては、「9.1.1.3.2 Solarisマネージャのリストア(クラスタ環境)」を参照してください。
マネージャを停止します。
# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrctl stop
必須ファイルのリストアを行ないます。
以下のリストア先ディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを削除します。
尚、これらのリストア先ディレクトリ自体は削除しないでください。また、これらのリストア先ディレクトリ自体が存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。
# rm -rf /etc/opt/FJSVtrccb/2.0/*
# rm -rf /var/opt/FJSVtrccb/2.0/ac/*
# rm -rf /var/opt/FJSVtrccb/2.0/db/*
# rm -rf /var/opt/FJSVtrccb/2.0/sr/*
# rm -rf /var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr/*
# rm -rf /var/opt/FJSVssmgr/current/vsccompose/*
以下のリストア先ファイルを削除します。
# rm -rf /var/opt/FJSVssmgr/current/systemevent.csv
サブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。
# cp -Rp 退避場所/etc/opt/FJSVtrccb/2.0/* /etc/opt/FJSVtrccb/2.0
# cp -Rp 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/ac/* /var/opt/FJSVtrccb/2.0/ac
# cp -Rp 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/db/* /var/opt/FJSVtrccb/2.0/db
# cp -Rp 退避場所/var/opt/FJSVtrccb/2.0/sr/* /var/opt/FJSVtrccb/2.0/sr
# cp -Rp 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr/* /var/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr
# cp -Rp 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/vsccompose/* /var/opt/FJSVssmgr/current/vsccompose
# cp -p 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/systemevent.csv /var/opt/FJSVssmgr/current
サブディレクトリやファイルが無い場合は、リストア不要です。
性能管理機能に関するリストアを行ないます。
性能管理機能を使用していない場合は、この手順は不要です。
以下のリストア先ディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを削除します。
尚、このリストア先ディレクトリ自体は削除しないでください。また、このリストア先ディレクトリ自体が存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。
# rm -rf /var/opt/FJSVssmgr/current/perf/*
サブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/perf.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current/
# cp -Rp 退避場所/var/opt/FJSVssmgr/current/perf/* /var/opt/FJSVssmgr/current/perf
最大使用メモリをカスタマイズするファイルのリストアを行ないます。
最大使用メモリをカスタマイズしていない場合は、リストア不要です。
ファイルを退避場所からコピーします。
# cp -p 退避場所/opt/FJSVssmgr/bin/manager.ini /opt/FJSVssmgr/bin
その他のカスタマイズ可能なファイルに関するリストアを行ないます。
カスタマイズしていないファイルについては、リストア不要です。
また、存在していないファイルについても、リストア不要です。
ファイルを退避場所からコピーします。
# cp -p 退避場所/opt/FJSVssmgr/bin/manager.ini /opt/FJSVssmgr/bin
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/ssmgr.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/trapop.sh /etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/traprm.sh /etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/VscCommitScript /etc/opt/FJSVssmgr/current
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/FJSVssvsc.ini /etc/opt/FJSVssmgr/current
SNMP Trap XML定義ファイルのリストアを行ないます。
SNMP Trap XML定義ファイルをカスタマイズしていなければ、この手順は不要です。
SNMP Trap XML定義ファイルを退避場所からコピーします。
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth/*.xml /etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth
旧版からアップグレードする場合はコピーしないでください。「D.6 SNMP Trap XML定義ファイル説明」に沿って、旧版でのカスタマイズの内容を反映してください。
装置ポーリング設定ファイルのリストアを行ないます。
装置ポーリング設定ファイルをカスタマイズしていなければ、この手順は不要です。
装置ポーリング設定ファイルを退避場所からコピーします。
# cp -p 退避場所/etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling/*.xml /etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling
旧版からアップグレードする場合はコピーしないでください。「D.10 装置ポーリング設定ファイル説明」に沿って、旧版でのカスタマイズの内容を反映してください。
マネージャを再起動します。
# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrctl start
「9.1.1.2.2 Solarisマネージャのバックアップ(クラスタ環境)」で行なったバックアップに対し、以下の手順でリストアを行ないます。
マネージャを再インストールしてリストアを行なう場合は、「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「付録A 運用管理サーバの高可用化」に従って、インストールとセットアップをすべて完了させてから実施してください。
マネージャが属しているクラスタサービスを全て停止します。
プライマリノード側で、共用ディスクをマウントします。
プライマリノード側で、「9.1.1.3.1 Solarisマネージャのリストア」の手順2、3、5、6、7を実施します。
両ノードで、「9.1.1.3.1 Solarisマネージャのリストア」の手順4を実施します。
手順2でマウントした共用ディスクをアンマウントします。
マネージャが属しているクラスタサービスを全て起動します。
「9.1.1.2.3 Windowsマネージャのバックアップ」で行なったバックアップに対し、以下の手順でリストアを行ないます。
マネージャを再インストールしてリストアを行なう場合は、「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「4.2 [Windows版]マネージャ」に従って、インストールとセットアップをすべて完了させてから実施してください。
旧版のマネージャからのアップグレードの場合については、各手順の注意事項に従って下さい。
マネージャを停止します。
「コントロールパネル」の「管理ツール」の「サービス」を開いて、ETERNUS SF Storage Cruiser Managerを選んでサービスを停止します。
必須ファイルのリストアを行ないます。
エクスプローラ等を用いて、以下のリストア先ディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを削除します。
尚、これらのリストア先ディレクトリ自体は削除しないてください。また、これらのリストア先ディレクトリ自体が存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVtrccb\2.0
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\ac
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\db
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\sr
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\opencimom\logr
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\vsccompose
エクスプローラ等を用いて、以下のリストア先ファイルを削除します。
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\systemevent.csv
エクスプローラ等を用いて、サブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。
・退避場所\etc\opt\FJSVtrccb\2.0の内容を環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVtrccb\2.0にコピー
・退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\acの内容を作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\acにコピー
・退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\dbの内容を作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\dbにコピー
・退避場所\var\opt\FJSVtrccb\2.0\srの内容を作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVtrccb\2.0\srにコピー
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\opencimom\logrの内容を作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\opencimom\logrにコピー
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\vsccomposeの内容を作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\vsccomposeにコピー
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\systemevent.csvを作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
サブディレクトリやファイルが無い場合は、リストア不要です。
性能管理機能に関するリストアを行ないます。
性能管理機能を使用していない場合は、この手順は不要です。
エクスプローラ等を用いて、以下のリストア先ディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを削除します。
尚、このリストア先ディレクトリ自体は削除しないてください。また、これらのリストア先ディレクトリ自体が存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。
・作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\perf
エクスプローラ等を用いて、以下のファイルを退避場所からコピーします。
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\perf.confを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
エクスプローラ等を用いて、以下のディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。
・退避場所\var\opt\FJSVssmgr\current\perfの内容を作業用ディレクトリ\var\opt\FJSVssmgr\current\perfにコピー
カスタマイズ可能なファイルに関するリストアを行ないます。
カスタマイズしていないファイルについては、リストア不要です。
また、存在していないファイルについても、リストア不要です。
エクスプローラ等を用いて、以下のファイルを退避場所からコピーします。
・退避場所\opt\FJSVssmgr\bin\manager.iniをプログラムディレクトリ\opt\FJSVssmgr\binにコピー
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\sanma.confを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\ssmgr.confを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\trapop.batを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\traprm.batを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\VscCommitScript.batを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\FJSVssvsc.iniを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\currentにコピー
SNMP Trap XML定義ファイルのリストアを行ないます。
SNMP Trap XML定義ファイルをカスタマイズしていなければ、この手順は不要です。
エクスプローラ等を用いて、SNMP Trap XML定義ファイルを退避場所からコピーします。
・退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\snmpth\*.xmlを環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\snmpthにコピー
旧版からアップグレードする場合はコピーしないでください。「D.6 SNMP Trap XML定義ファイル説明」に沿って、旧版でのカスタマイズの内容を反映してください。
装置ポーリング設定ファイルのリストアを行ないます。
装置ポーリング設定ファイルをカスタマイズしたファイルがなければ、この手順は不要です。
エクスプローラ等を用いて、装置ポーリング設定ファイルを退避場所からコピーします。
・環境設定ディレクトリ\etc\opt\FJSVssmgr\current\devicepolling DP_config.xmlを退避場所\etc\opt\FJSVssmgr\current\devicepollingにコピー
旧版からアップグレードする場合はコピーしないでください。「D.10 装置ポーリング設定ファイル説明」に沿って、旧版でのカスタマイズの内容を反映してください。
マネージャを再起動します。
「コントロールパネル」の「管理ツール」の「サービス」を開いて、ETERNUS SF Storage Cruiser Managerを選んでサービスを開始します。
以下の手順にて、運用管理サーバのIPアドレスを変更します。
運用管理サーバにて、システムのIPアドレスの変更を行ないます。
運用管理サーバを再起動します。
ESCクライアントを起動し、運用管理サーバの変更後のIPアドレスで接続します。正しく接続できることが確認できた場合は、次回ESC起動時に、ログイン画面の <削除> ボタンをクリックし、変更前の IP アドレスを削除してください。
運用管理サーバをクラスタ環境で運用している場合は、クラスタアプリケーションの再構築が必要です。
詳細については、「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「付録A 運用管理サーバの高可用化」を参照してください。
装置の障害をSNMP Trapで監視している場合は、各装置のSNMP Trapの送信先を変更する必要があります。SNMP Trap送信先IPアドレス変更コマンドを実行します。SNMP Trap送信先IPアドレス変更コマンドについては「付録C コマンドリファレンス」を参照してください。
以下の手順にて、サーバノードのIPアドレスを変更します。
サーバノードにて、システムのIPアドレスの変更を行ないます。
サーバノードにて、サーバノードエージェントを停止します。
サーバノードにて、エージェント情報変更コマンドを実行してサーバノードエージェントの起動IPを変更します。
エージェント情報変更コマンドについては「付録C コマンドリファレンス」を参照してください。
サーバノードにて、サーバノードエージェントを再起動します。
GUI画面にて、旧IPアドレスで登録された装置アイコンを「削除」(アクセスパス変更なし)して、新IPアドレスで「サーバ登録」を行ないます。
特に作業は必要ありません。
サーバノード名を変更する場合は、旧サーバノード名で登録された装置アイコンを「削除」(アクセスパス変更なし)します。サーバノード名を変更後、新サーバノード名のサーバノードを「サーバ登録」してください。
ESCエージェントおよびSSCエージェントの場合は、以下の手順により、サーバノード名を変更することが可能です。
サーバノードのサーバノード名を変更します。
サーバノードにて、サーバノードエージェントを停止します。
サーバノードにて、エージェント情報変更コマンドを実行してサーバノードエージェントの設定を変更します。
エージェント情報変更コマンドについては「付録C コマンドリファレンス」を参照してください。
サーバノードにて、サーバノードエージェントを再起動します。
本製品でサーバノードを検出している場合に新サーバノード名のサーバノードを「サーバ登録」すると、新サーバノード名の装置アイコンが登録され、旧サーバノード名の装置アイコンが通信不可状態で表示されます。
旧サーバノード名の装置アイコンを「削除」します。
関係管理ウィンドウでアプリケーションエレメントを作成している場合、その情報はサーバノード名変更時に継承されません。再度アプリケーションエレメントを登録してください。
本製品に登録されているサポートレベル(A,B)装置のIPアドレス、またはSNMPコミュニティ名を変更する場合、次の手順を実施してください。
本製品に登録されているサポートレベル(A,B)装置のIPアドレスを変更した場合、本製品は同一装置のプロパティのIPアドレス部を自動変更することが可能です。
「5.2.1 装置の検索」を参照し、「2. IPアドレスを指定して装置を検出します。」で新しいIPアドレスを指定して装置検出を実施してください。この操作により、本製品は、登録されている装置が新しいIPアドレスに変更されたことを検出し、本製品内の対象装置のIPアドレス情報を自動変換します。
サーバノードを除いたサポートレベル(A,B)の装置の場合は、「5.2.1 装置の検索」の「1.運用管理サーバと同一サブネット内の装置を自動検出します。」を行い、サブネット内の複数装置のIPアドレス情報を自動変換することも可能です。
なお、装置管理ソフト呼出し情報は自動変更されません。各装置のアイコンのプロパティから手動で書き換えてください。
装置のSNMPコミュニティ名を"public"以外に変更している場合は、新しいIPアドレスで装置検出を実施する前に、「D.2 sanma.confパラメータ説明」の「6.SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP」および「7. SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_AUTODISCOVER」を参照し、SNMPコミュニティ名を新しいIPアドレスに設定し、さらに、設定ファイルの反映を実施してください。
各対象装置のコミュニティ名設定
各対象装置のコミュニティ名については、「第4章 環境構築」を参照してください。
運用管理サーバの設定
「D.2 sanma.confパラメータ説明」の「6.SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP」を設定し、さらに、設定ファイルの反映を実施してください。
クラスタシステムを運用している環境では引き継ぎネットワークの設定にノード名引き継ぎを使用する場合があります。ノード名引き継ぎの設定は、サーバノードのサーバノード名に影響を与えます。
ノード名引き継ぎの設定によってサーバノード名を変更する場合は、「9.1.2.4 サーバノード(ホスト)のサーバノード(ホスト)名の変更」を参照してください。
ESCでは、以下の 4 種類のポートを使用します。
ポート |
説明 |
nfport 23456/tcp |
運用管理サーバと運用管理クライアント間で通信を行なうポート番号 |
sscruisera 4917/tcp |
運用管理サーバと管理対象サーバノード間で通信を行なうポート番号 |
rcxport 23459/tcp |
運用管理サーバ内で実行したコマンドと、マネージャが通信を行なうポート番号 |
ssvscme 7420/tcp ssvscme 7420/udp |
仮想ストレージ管理を利用している場合、運用管理サーバと仮想化スイッチ間で通信を行なうポート番号 |
これらのポート番号は、運用管理サーバ、管理対象サーバノードのファイル (*1)、および運用管理クライアントの内部情報として管理されています。ファイル (*1) 内にポート番号を設定しない場合は、デフォルトで上記のポート番号を利用します。
*1 : 以下に、管理対象サーバノードのファイルを示します。
【Solaris】
/etc/inet/services
【Windows】
Windows システムディレクトリ\system32\drivers\etc\services
【Linux】
/etc/services
【HP-UX】
/etc/services
それぞれ、以下の方法でポート番号を変更します。
ポートを変更した場合は、同じポートを設定しているESCの他のサーバノードについても、同様の番号に設定を変更してください。
<例>
運用管理サーバで nfport を 23456 と設定した場合、運用管理クライアントにも nfport を 23456 と設定します。
ESCが使用するポートの詳細については、「3.1.1 ネットワーク条件」を参照してください。
■運用管理サーバ、および管理対象サーバノードのポート番号の変更
ポート番号の変更は、以下の手順で、各ファイルを編集して行ないます。
編集方法
【Solaris】
vi(1) コマンドなどを使用して、/etc/inet/services ファイルを編集します。
【Windows】
メモ帳 などのエディタアプリケーションを使用して、Windows システムディレクトリ\system32\drivers\etc\services ファイルを編集します。
【Linux】
vi(1) コマンドなどを使用して、/etc/services ファイルを編集します。
【HP-UX】
vi(1) コマンドなどを使用して、/etc/services ファイルを編集します。
変更手順
ファイルの変更
運用管理サーバの場合
【Solaris】
/etc/inet/services の以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号 /プロトコル名 nfport 23456/tcp sscruisera 4917/tcp rcxport 23459/tcp ssvscme 7420/tcp ssvscme 7420/udp |
【Windows】
Windows システムディレクトリ\system32\drivers\etc\services の以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号 /プロトコル名 nfport 23456/tcp sscruisera 4917/tcp rcxport 23459/tcp ssvscme 7420/tcp ssvscme 7420/udp |
管理対象サーバノードの場合
【Solaris】
/etc/inet/services の以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号 /プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
【Windows】
Windows システムディレクトリ\system32\drivers\etc\services の以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号 /プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
【Linux】
/etc/services の以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号 /プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
【HP-UX】
/etc/services の以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号 /プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
ポート番号変更したサーバノードを再起動します。
仮想ストレージ管理が使用するポート番号を変更する場合は、「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 仮想ストレージ管理編」の「第3章 環境構築」を参照してください。
■運用管理クライアントのポート番号の変更
以下の手順で、運用管理クライアントから運用管理サーバに接続するためのポート番号を変更します。
運用管理クライアントのスタートメニューから [ETERNUS SF Storage Cruiser] を選択、またはデスクトップ上のアイコンをダブルクリックすることで、ESCを起動します。
ログイン画面が表示されます。
ログイン画面で <ポート番号> ボタンをクリックします。
ポート番号画面が表示されます。
変更後のポート番号を設定し、<OK> ボタンをクリックします。
ログイン画面に戻ります。
ログイン画面で <ログイン> ボタンをクリックし、運用管理サーバに接続します。
ポート番号は、運用管理サーバへのネットワーク接続が成功した時点で、運用管理サーバに関する設定情報として保持されます。
サポート装置でのハード増減設、または、サポート装置内の構成(ディスクアレイの場合、RAID Groupや、LogicalVolume等)の追加・削除・変更を行った場合は、実行後、以下の各画面で対象装置の情報を手動で更新して下さい。
メインビュー
[表示(V)]-[最新の情報に更新(R)]を実行し、最新のSANの状態を全装置より読み込みます。対象装置の情報が更新され表示されます。
関係管理ウィンドウ
関係管理ウィンドウを表示している場合は、[表示]-[最新の情報に更新 F5]を実行し、最新の状態を対象装置より読み込みます。対象装置の情報が更新され表示されます。関係管理ウィンドウを表示する場合は、「6.2.1 関係管理ウィンドウ」を参照してください。
性能管理ウィンドウ
性能管理ウィンドウのツリーで対象装置を選択して、メニューより[装置(D)]-[構成情報ファイル作成(C)]を実行し、最新の状態を対象装置より読み込みます。対象装置の情報が更新され表示されます。詳細は、「7.2.11 構成情報の更新」を参照して下さい。
本製品に登録されている装置のパスワードを変更する場合、次の手順を実施してください。
対象装置 |
対処方法 |
SN200(Brocade SilkWorm)ファイバチャネルスイッチ |
「4.2.1.1 設定」の 「2. ファイバチャネルスイッチ制御用ユーザ名とパスワード」を参照して本製品の登録情報を変更してください。 |
上表以外の装置については、パスワード変更による本製品の対処は必要ありません。
エージェントは、本製品からのアクセスパス設定時に、サーバノード内のデバイス定義およびファイバチャネル環境定義を行なう以下のファイルを自動的に変更します。
パス設定
各ベンダーHBA共通/kernel/drv/sd.conf
ストレージアフィニティ設定
HBAがPW008FC2A,PW008FC2-G,PW008FC3,GP7B8FC1A,GP7B8FC1-G,GP7B8FC1,SE0X7F11F,SE0X7F12Fの場合、/kernel/drv/fjpfca.conf
HBAが Emulex社LP9000,9002S,9002L,9802,10000の場合、/kernel/drv/lpfc.confまたはlpfs.conf
万が一、本製品からのアクセスパス設定後にサーバノードが異常状態となってしまった場合は、設定前の設定ファイルをバックアップしていますので、それを用いて復旧させることが可能です。
バックアップファイル格納場所は、/var/opt/FJSVssage/backupです。元のファイル名に数字を付加した名前となります。なお、付加される数字は、新しい順に1から数字が付けられます。
アクセスパスの設定やアクセスパスの削除の操作中に/var/adm/messagesにエージェントのエラー(メッセージID=3400)が出力された場合は、定義ファイルの更新で失敗している可能性があります。一旦、エージェントを停止し、以下の対処を行ってください。
root権限を持つユーザにより以下のコマンドを投入し、エージェントを停止します
# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt |
psコマンドにより、エージェントが停止していることを確認します
# /bin/ps -ef|grep FJSVssage |
以下のファイルを必要に応じて任意のディレクトリに退避します
/kernel/drv/sd.conf
/kernel/drv/fjpfca.conf
/kernel/drv/lpfc.conf
/kernel/drv/lpfs.conf
定義ファイルを元に戻します
バックアップファイル格納場所(/var/opt/FJSVssage/backup)に存在するバックアップファイルを元に、変更前のファイルに戻します。
サーバノードを再起動します
Solaris 8,9,10 OS の場合
# touch /reconfigure |
その他以下に、主な事例と対処法を示します。
新たにHBAを追加してエージェントが環境エラーを検出した場合(交換時は除く)。
HBA追加後にサーバノードが再構成モードで起動されていない可能性があります。そのような場合は再構成モードで再起動を行ってください。
新たにHBAドライバをインストールしてエージェントが環境エラーを検出した場合。
ドライバインストール後、サーバノードが再構成モードで起動されていない可能性があります。そのような場合は再構成モードで再起動を行ってください
エージェントで何らかの問題が発生した場合には「E.1 調査資料の採取方法」を参照して調査用の資料を採取してください。
サーバノードのIPアドレスの変更は、「9.1.2.2 サーバノード(ホスト)のIPアドレスの変更」を参照して実施してください。
ポート番号の変更は、「9.1.2.7 ポート番号の変更」を参照して実施してください。
Windows 2000、Windows 2003サーバノードのエージェントに関する主なエラーと対処方法を以下に記します。また以降に記す障害はイベントビューア、またはGUI画面からご確認ください。
マネージャからエージェントが検出できない場合
マルチパス制御されている全てのアクセスパスを誤って削除した場合は次のリカバリ手順に従ってください。
対象とするWindowsサーバノードを再起動してください。
アクセスパスが削除された対象のパスはマルチパス制御から外れ、またデバイスも認識しなくなります。
GUI画面を[最新の情報に更新] してください。
GUI画面のサーバノードビューの[HOSTプロパティ]の監視状態が正常となります。
誤って削除したアクセスパスを設定しなおしてください。
アクセスパスを接続したときにエージェントが通信不可の場合
Windows2000の環境にアクセスパスを設定した場合、環境によってはエージェントが通信不可に陥る可能性があります。これはアクセスパスが接続されたタイミングとWindows2000の機能であるプラグアンドプレイが同時期に動くため、一時的にシステムが高負荷になるためです。その場合、GUI画面から再び[最新の情報に更新]を実施してください。
それでも通信可にならない場合は、次項3の現象が発生している可能性があるので、次項3を参照してください。
Windowsサーバノードに接続されているデバイスの数が多い場合
Windowsサーバノードが認識するデバイスが多くなると、エージェントがレスポンス時間内に処理できなくて通信不可になることがあります。その場合は接続構成を見直して、Windowsサーバノードに認識されるデバイスの数を減らしてください。
サーバノード環境により違いはありますが、1Windowsサーバノードにつき100前後のデバイスに対し、アクセスパスの設定が可能とお考えください。
ウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャンが動作している場合
Windowsサーバノードでウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャンが動作している場合、サーバが検出できない、または通信不可表示される可能性があります。エージェントのファイルアクセス処理が通常より遅くなり、タイムアウトする場合があるためです。その場合、該当サーバの検出/表示が可能になるよう、マネージャ側でsanma.confのSNMP_HCM_TIMEOUTの設定値をより大きな値に変更してください。sanma.confのパスおよび反映方法については「D.2 sanma.confパラメータ説明」を参照してください。
GUI画面と物理構成が違う場合
Emulex社製HBAからのアクセスパスが描写されなくなった場合
レジストリにあるドライバパラメータのTopology値が誤っている可能性があります。
これはドライバを新たに再インストールしたり、Windows2000またはWindows2003で既に搭載されているHBAと違う (LP9802とLP1050のような) 型番のHBAを新規に搭載した場合に、自動的にドライバが再インストールされ、レジストリの値がdefault値に再設定されていることが原因です。
レジストリエディタで対象HBAのドライバパラメータを確認後、値が誤っている場合は修正および[最新の情報に更新]を実施してください。
ドライバパラメータの詳細は「4.1.2 Windowsサーバノード(ホスト)」を参照してください。
エージェントで何らかの問題が発生した場合には、「E.1 調査資料の採取方法」を参照して調査用の資料を採取してください。
サーバノードのIPアドレスの変更は、「9.1.2.2 サーバノード(ホスト)のIPアドレスの変更」を参照して実施してください。
ポート番号の変更は、「9.1.2.7 ポート番号の変更」を参照して実施してください。
エージェントで何らかの問題が発生した場合には、「E.1 調査資料の採取方法」を参照して調査用の資料を採取してください。
サーバノードのIPアドレスの変更は、「9.1.2.2 サーバノード(ホスト)のIPアドレスの変更」を参照して実施してください。
ポート番号の変更は、「9.1.2.7 ポート番号の変更」を参照して実施してください。
エージェントで何らかの問題が発生した場合には、「E.1 調査資料の採取方法」を参照して調査用の資料を採取してください。
サーバノードのIPアドレスの変更は、「9.1.2.2 サーバノード(ホスト)のIPアドレスの変更」を参照して実施してください。
ポート番号の変更は、「9.1.2.7 ポート番号の変更」を参照して実施してください。
クライアントで何らかの問題が発生した場合には、「E.1 調査資料の採取方法」を参照して調査用の資料を採取してください。
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