ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 13.1 - Solaris (TM) Operating System / Microsoft(R) Windows(R) - |
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ここでは、本製品を使用しているシステムで何らかの問題が発生した場合の対処方法、および調査に必要な資料を採取する方法について説明します。
本製品を使用しているシステムで何らかの問題が発生した場合は、以下の資料を採取します。
初期調査資料
発生した問題の原因について、初期切分けを行うために必要な資料です。
ここで採取する資料は、サイズが小さく、電子メールなどで簡単に送付できるサイズになります。
問題が発生した場合は速やかに採取し、当社技術員に連絡してください。
詳細調査資料
初期調査資料だけで原因を特定できる場合もありますが、発生した問題の内容によっては、さらに多くの調査資料が必要となる場合があります。
このため、初期調査資料だけで原因を特定できなかった場合に備え、詳細な調査で必要となる資料です。
当社技術員から依頼があった場合、採取した調査資料を渡してください。
時間の経過とともに、調査に必要な情報が失われてしまう可能性があります。何らかの問題が発生した場合には、すみやかに調査資料を採取してください。
調査資料の採取先として以下を使用する場合は、調査資料の採取先ディレクトリの空き領域が枯渇してシステムの動作に影響がないように注意してください。また、実行するコマンドのオプションで任意の採取先ディレクトリを指定する場合も、空き領域が十分にあることを確認してください。
【Solaris/Linux/HP-UX】
"/"、"/var"、"/tmp" などのファイルシステムを使用する場合
【Windows】
環境変数 (TEMP) に設定されているファイルシステムを使用する場合
調査資料の採取で使用するrcxmgrsnapコマンド、またはagentsnap コマンドで資料を採取した場合、200Kバイト程度から5M バイト程度 (-all オプションを指定した場合は、最大30M バイト程度) のファイルが作成されます。ただし一時的には 5M 〜 30M バイト (-all オプションを指定した場合は、30M 〜 80M バイト) 程度の空き容量が必要です。いずれも目安であり、資料を採取する環境によって変動します。
本製品を使用しているシステムで問題が発生した場合は、発生した問題の原因を早期に切り分ける必要があります。
ここでは、発生した問題の原因を切り分けるために必要となる調査資料の採取方法について説明します。
■採取資料の特徴
発生した問題の切分けに必要な調査資料だけを採取するため、サイズが小さく、短時間で資料を採取できます。採取した資料は、電子メールなどで送付できます。
初期調査資料の採取コマンド (rcxmgrsnap) を実行します。
資料を採取する運用管理サーバ上で、以下の手順により資料を採取します。
エラーコード(swsagXXXX)の採取
エラーダイアログが表示されている場合は、エラーコード(swsagXXXX)を採取してください。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
rcxmgrsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrsnap [-dir ディレクトリ] <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
クラスタ構成の場合、運用管理サーバのプライマリノードおよびセカンダリノードそれぞれでコマンドを実行し、両ノードの調査資料を採取してください。
Solaris 10 OS 上でコマンドを実行した場合、以下のメッセージが /var/adm/messages に出力されますが、コマンドの動作に影響はなく対処は必要ありません。
WARNING: The <if>:ip*_forwarding ndd variables are obsolete and may be removed in a future release of Solaris. Use ifconfig(1M) to manipulate the forwarding status of an interface. |
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
エクスプローラなどを使用して直接資料を採取してください。
エラーコード(swsagXXXX)の採取
エラーダイアログが表示されている場合は、エラーコード(swsagXXXX)を採取してください。
運用管理サーバのトレースログの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
運用管理サーバ作業用ディレクトリ\Manager\var\opt\FJSVssmgr\
運用管理サーバ作業用ディレクトリ\Manager\var\opt\FJSVrcxmr\
運用管理サーバの設定ファイルの採取
以下のファイルを、取得してください。
運用管理サーバ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\ *.conf
初期調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
Solaris 10 OS 上でコマンドを実行した場合、以下のメッセージが /var/adm/messages に出力されますが、コマンドの動作に影響はなく対処は必要ありません。
WARNING: The <if>:ip*_forwarding ndd variables are obsolete and may be removed in a future release of Solaris. Use ifconfig(1M) to manipulate the forwarding status of an interface. |
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
エクスプローラなどを使用して直接資料を採取してください。
ファイルを採取する場合は、ファイルの作成/更新日付(時間)等の、ファイルのプロパティ情報も採取するようにしてください。
トレースログの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
エージェント作業用ディレクトリ\Agent\var
設定ファイルの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
エージェント環境設定ディレクトリ\Agent\etc
Windowsイベントログの採取
Windowsに標準に付属しているイベントビューアを起動し、「名前をつけて保存」機能を利用して、以下のイベントログをファイル(ファイル名は任意)として取得してください。
システムログ
アプリケーションログ
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
cpコマンドなどを使用して直接資料を採取してください。
システムログの採取
以下のファイルについて、取得してください。
/var/adm/syslog/syslog.log
/var/adm/syslog/OLDsyslog.log(作成されている場合)
トレースログの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
/var/opt/FJSVssage
設定ファイルの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
/etc/opt/FJSVssage
Coreファイルの採取
以下のCoreファイルが作成されていた場合は採取してください。
/core(作成されていた場合)
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
エクスプローラなどを使用して直接資料を採取してください。
クライアントをインストール後、一度も関係管理ウィンドウを単体で起動させたことがない場合は、クライアントインストール先\Client\var は存在しません。"関係管理ウィンドウを単体で起動"とは、以下の方法で関係管理ウィンドウを起動した場合です。
・デスクトップ上に配置されている「Storage Cruiser 関係管理」アイコンをダブルクリック
・「スタート」-「プログラム」-「ETERNUS SF Storage Cuiser」-「Storage Cruiser 関係管理」を選択
クライアントの動作環境に関する資料を採取します。
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)。ディレクトリが存在しない場合は、採取する必要はありません。
クライアントインストール先\Client\workspace
クライアントインストール先\Client\etc
クライアントインストール先\Client\var
現象発生時の画面のハードコピーを採取します。
調査資料を採取するクライアント上で次の操作を行い、画面のハードコピーを採取してください。
<Print Screen> キーを押下して、画像編集ツールにクリップボード経由で画像データを貼り付けたあと、ビットマップファイルなどのファイル形式で保存してください。
システムのバージョン情報を採取します。
[マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ(P)] の [全般] タブ画面を表示させ、手順 2. と同様の操作で OS 種別、バージョンレベル、サービスパックなどの情報を採取してください。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料だけで問題の原因を特定できなかった場合は、さらに詳細な調査資料が必要になります。
ここでは、問題の原因を特定するために必要となる詳細資料の採取方法について説明します。
■採取資料の特徴
発生した問題の原因を特定するために必要となる多数の資料を採取できます。ただし、発生した問題の切分け用として採取する初期調査資料よりもサイズが大きくなります。
調査資料の採取コマンド (fjsnap) を実行します。
資料を採取する運用管理サーバ上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
fjsnapコマンドまたはrcxmgrsnapコマンドを実行します。
通常は fjsnap コマンドを使用して資料を採取してください。
何らかの理由により fjsnap コマンドが使用できない場合はrcxmgrsnapコマンドを使用して資料を採取してください。
fjsnap コマンド
# /opt/FJSVsnap/bin/fjsnap -a output <RETURN> |
output には、fjsnap コマンドで採取した調査資料を格納する出力媒体の特殊ファイル名 (たとえば、/dev/rmt/0)、または出力ファイル名を指定します。
rcxmgrsnapコマンド
# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrsnap [-dir ディレクトリ] -all <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
クラスタ構成の運用管理サーバでrcxmgrsnapコマンドを実行する場合、プライマリノードおよびセカンダリノードそれぞれでrcxmgrsnapコマンドを実行し、両ノードの調査資料を採取してください。
Solaris 10 OS 上でrcxmgrsnapコマンドを実行した場合、以下のメッセージが /var/adm/messages に出力されますが、コマンドの動作に影響はなく対処は必要ありません。
WARNING: The <if>:ip*_forwarding ndd variables are obsolete and may be removed in a future release of Solaris. Use ifconfig(1M) to manipulate the forwarding status of an interface. |
調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] -all <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
Windowsの管理対象サーバノードについては、調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] -all <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
HP-UXの管理対象サーバノードについては、調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
目次
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